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淫魔召喚 第5話前編「ゲームスタート」

ドス!
腹への鈍い痛みにスタンは目を覚ました。金縛りにあったかのように手足も体も動かない。
かろうじて首の自由だけが利くので辺りを見渡した。見知らぬ場所ベッドに大の字で横た
わっている。両手足も体も拘束されている様子はない。ミラルドが赤いピンヒールのつま
先でスタンの腹を抉るように踏みつけている。目覚めの痛みの原因はこれのようだ。気絶
する前は裸であったミラルドだが、今は光沢のある黒皮のレオタードのようなものを身に
つけている。しかしそこは淫魔の着る衣装。隠さないといけないはずの大きな胸の部分や
下半身の茂みは一切隠されていない。
「お目覚めかしら?まったく戦士のくせにその宿敵の拠点でよくそんなに寝れるわね。」
足を腹から下ろしながらミラルドは嘲笑した。気絶する前に見せた肉食獣の瞳はまだ保た
れている。
「それにしてもたいした武器ね。あなたのおちんちんは…」
そう言いながらヒールを脱ぐと、気絶の間に完全に萎えたモノを素足で軽く踏みつける。
「気絶している間に実験で生まれてそう間もない子に入れさせてみたけど…虜にされて勝
手に自滅しちゃったわ。これじゃ私たちクラスの子でも油断すると危険なんじゃないかし
ら…」
言いながらまだ縮んだままのモノの竿を足の指の間に挟んで上下させる。足だというのに
手コキ並の快感にスタンのモノは徐々に硬さを増していく。
「あら、足でされるのも好きなの?割とマゾなのね。」
徐々に頭を上げていくモノをミラルドはさらに嘲笑した。
「あんたこそ。結構なサドだな。」
身動きが取れないのに強気でスタンも言い返す。その言葉に少しミラルドは顔をむっとさ
せた。
「どうやら自分のおかれている状況をよくわかってない様だから教えてあげるわ。」
「そりゃありがたいね。…ぐぅ!」
ミラルドの言葉に強気な態度を崩さないスタンだったが、少し力を入れてモノを踏まれ、
押し黙る。
「…もう気付いていると思うけど今のあなたは両手足と腰を禁欲の鎖で縛られているわ。
この鎖は私を含めた5人の淫魔が別々につけているの。あなたのおちんちんは中々優秀みた
いだからどれだけ優秀かテストしてあげるわ。」
強く踏んだ後に再び足コキを再開され、スタンのモノはすっかりと立ち上がってしまった。
「ルールは簡単よ。両手足と腰を封じられているあなたと私たちの実戦対決。勝負は1:1で
あなたが1人淫魔を倒せばその淫魔が封じていた鎖が解放される。すべての淫魔を倒せばあ
なたの勝ちでゲーム終了。精力が尽きればあなたの負け。制限時間は1日。それまでに5人
全滅させられなかったらあなたの負け。でも1日私たちの攻めに耐え切ったご褒美に私たち
の頂点に立たれるあの方への捧げものにしてあげる。」
明らかにスタンに不利なルールのゲームである。
「それだとハンデが大きすぎるから私たちはこの禁欲の鎖以外の術や能力は一切使用しな
いわ。」
能力をなしにするのならば確かに残るのは男と女の肉体のみの対決である。しかしそれで
体の不自由はチャラにはならない。
「この不利な状況であなたの勝ち目なんて万が一もないけどまぁがんばることね。」
そう言いながら再び嘲笑する。足コキも依然続けられており、快感に先走りが出始めてい
る。
「あらあら、開始前からもうこんなにビショビショになっちゃって…仕方ないからゲーム
スタートにしてあげるわ。はじめの相手は私よ。」
先程から嘲笑しっぱなしのミラルドは開始の合図とともに足コキのスピードを加速させた。
「くぅ!」
前振りでかなり高められている。中でのこの加速はかなりつらい。
「そういえば…あなたすずに面白いことしてたわね?」
もう少しでイク寸前でミラルドの足が急停止する。そしてミラルドはスタンの両足首を掴
むと、ベッドの上に立ち上がり、Vの字に股を開かせてモノの上に足を添える。
「確か…こう!だったかしら?」
そして足を振動させる。しかし慣れない事なのか先程の足コキほどの気持ちよさがない。
しかしミラルドはそのスタンの表情を微妙な変化を読み取り、着実に力加減やポイントを
ずらしていく。
ビクッ!
思わず体(といっても動きを封じられているため首から上)がびくついてしまった。ミラ
ルドの足がスタンのウィークポイントにクリーンヒットしたのだ。
「そう、ココが好きなの。」
そのスタンの反応をミラルドが見逃すはずはなく、スタンが反応した部分、竿の真ん中ら
へんを足の親指の下にある硬くなった部分を押し付け少し長い足の指で竿を挟む。そして
微振動から徐々に振動の強さを上げていく。
「うあぁ…うあぁあぁあぁ!」
徐々に適度な振動に上げられ、スタンの口から思わず喘ぎ声が上がってしまう。
「ほらほら、もっと強くなるわよ?」
ミラルドの足の振動がさらに激しくなる。激しい快感の波にスタンは首を反り返らせるが、
体は当然言うことを聞かない。
「そんなに気持ちいいの?ほら、タマタマが縮んできちゃったわ?」
見てわかるほどにスタンの玉袋は収縮していた。我慢汁も溢れるように噴出し、ミラルド
の足先がにぶく光っている。
「イキそうなの?いってごらん?」
ある程度激しくした時点でミラルドは振動の強さを固定した。
「だ……誰…がぁ!」
必死に振動の快感に耐えるがそう長く持ちそうもない。
「まだ強がるの。けどいつまで続くかしら。」
そんなスタンを嘲りながら再び振動の強さを上げる。
「あぁあぁあぁあぁあぁ!!」
スタンも必死に耐えるがそろそろ限界を超えそうになっていた。しかし、
「あら、黙ってはイカせてあげないわよ?」
あと寸前のところでミラルドは振動を急停止させた。
「あ…」
すでにこの振動に耐える事を諦めていたスタンの口から思わず切なげな声が漏れてしまう。
「あはは、可愛い声ね。どうしたの?どうされたいの?」
ようやく見えたスタンの弱気な部分を楽しそうに尋ねる。しかしスタンは顔を背けて答え
ようとしない。
「答えなさい!」
そんなスタンにミラルドは再び先程の最大振動を再開する。しかし再びイキそうになる瞬
間にまた足を急停止させた。
「うぅ…」
思わず声を漏らしてしまう。精液はもう竿の寸前まであがってきている感覚がある。これ
を止められるのはかなり苦しいものがある。
「苦しそうね。あなたが意地を張るからいけないのよ?」
優しい口調で話してみるがスタンは再び顔を背ける。するとやはりミラルドは振動を再開
させ、イク手前で再び停止させる。
「ほら、楽になりたいわよね?いっぱい溜まった精液出したいわよね?」
再び優しい口調で話しかける。それに再び顔をそむけようかと思うが流石にこれ以上生殺
しを続けられると気が動転しそうだった。
「イカせてくれ…」
俯いてぼそりとつぶやいた。
「え?聞こえないわ」
聞こえる程度の大きさだったにもかかわらずミラルドは再び振動を再開させた。
「イカせてくださいミラルド様ぁ!」
次に振動が停止した瞬間スタンは叫んでいた。
(落ちた!)
「あはは!いい声ね。いいわ、特別に私の口でイカせてあげる!」
スタンが落ちたことを確信し、足での振動をやめてスタンの亀頭を思い切り吸い上げる。
「うぁあ!うあぁぁぁぁぁ!」
ビュル!ビュルル!
ミラルドのバキュームフェラに首を反らすと、スタンはミラルドの口内に大量の精液を吐
き出した。何度も衝動を押さえ込まれた後の射精は10数秒勢いを衰えることなく続き、射
精が続くモノを咥えたままミラルドは喉を鳴らした。
「はぁ…はぁ…」
最後の一滴まで吸い出されるとスタンは無言で荒い息を整えようとした。
「うふふ、なかなかしぶとかったわね。次はどうやってイカされたいのかしら?」
落ちた確信があるミラルドの表情にはかなり余裕がある。しかし、
「抵抗不可能な戦士をイカせた程度で勝った気になってんじゃねえよ。」
スタンの口から出た言葉は先程の服従のような言葉とはまったく正反対のものだった。
「ふん、あれだけ情けなくイカされた割にずいぶんな口ね。」
落ちきっていなかったスタンにミラルドの表情がこわばる。
「言うだけならいくらでも言えるからな。あんたみたいなタイプはああいえばすんなりイ
カせてくれる奴が多いってわかってるんだよ。で、次はどこでイカせるつもりだ?その馬
鹿でかい乳で挟み込むか?素股か?本番勝負は自信がないんだろ?」
動けないというのにイカされる前とは逆にスタンがミラルドを嘲笑する。その明かな挑発
にミラルドの頭に血が上る。
「無様にイカされた分際でいい気になるんじゃないわよ!あんたの命は私の手のひらの上
にあることを忘れないことね!」
しかしスタンの表情はいたって冷静だ。
「怖いのか?腰振ることも出来ない男に本番でイカされるのが怖いんだろ?いいぜこのま
ま本番以外で攻めれば。そうすりゃあんたたちの勝ちは確実だ。」
確かに相手は抵抗できない。このまま攻め続ければこっちはダメージなくゲームに勝てる。
しかしスタンの言葉は性技を武器にする淫魔にはプライドを刺激するものであった。
「いいわ。お望み通り本番で根こそぎ搾り取ってあげる。」
そう言うとミラルドはスタンにまたがった。スタンの口にうっすら笑みが浮かぶ。しかし
ミラルドの表情にも余裕がある。
ニュチュ…
瑞々しい音を立てながらスタンのモノがミラルドの膣内に飲み込まれた。
(ふぅ!何このチンコ…硬さ・長さ・太さ全部絶妙だわ…)
スタンのモノの威力にミラルドは戦慄した。
(なんだこの膣…全体を包み込むようなざらつきと締め付け…今まで相手した淫魔のトッ
プクラスだ…)
スタン自身もミラルドの膣内に戦慄していた。ミラルドの最大の武器もこのミミズ千匹の
膣だったのだ。勝負は五分。攻めることの出来ないスタンに弱冠不利な状態だ。
「私を挑発したこと後悔するのね!」
そう言うとミラルドは激しく腰を動かし始めた。
わりにこのミラルドは気にいってるんですが、
次回でやられる予定です。

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