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淫魔召喚 第1話後編「凶器なイチモツとビッグウェーブ」

スタンのモノは在学中誰しもに認められるほどの物であった。太すぎず、しかし
平均的な膣の大きさよりも少し太めで最大で自分の臍まで届く長さの竿。さらに
広く開き、出し入れすることで釣り針のように秘部に引っかかる亀頭のかさ。硬
さも鍛え抜かれた筋肉のような弾力を持っていた。しかし一方で実技の成績が悪
く、『見かけ倒しのスタン』や『最高と最弱を兼ね揃える男』という不名誉な異
名をつけられていた。
「はむ…まだ淫魔の匂いが残ってるわよ?今私が綺麗にしてあげるからね。」
言いながら先ほどキスで見せた舌技を今度はモノに披露する。吸い付きのいい舌
の表面が手コキのように竿に絡み付いて擦り、舌先を尖らせては尿道を開いて弄
ぶ。
「ふぅ!はぅぅ!」
完全にスタンはルーティに翻弄され、体をくねらせて喘ぎ声を上げている。
「この程度でよく生きてこれたわね。ああ、でも相手してるのは良くて言葉の話
せる程度の知能しか持たない雑魚ばかりだったら勝てるわよね。」
今にもイッてしまいそうなスタンにさすがに呆れた。足に手を回して片手で竿を
しごきながらもう片方の手で玉袋を愛撫し、口は亀頭を激しく吸い上げる。
ジュルル!ジュルルル!
「はぅ!こ…この!」
ようやく足が自由なことに気付いたスタンは快感をこらえながら足を振り上げ、
振り子の原理でルーティの体ごと持ち上げる。その勢いでルーティの両手と口が
モノから離れるが、即座に足を抱え込んで離れまいとしている。スタンも体が浮
いた瞬間自由になった手をルーティの腰に回し顔も股の間のショーツに埋めてそ
のまま69の体勢で倒れこもうとする。
「ひゃぅ!」
しかし尻から来る予想外の電流のような感覚に思わずスタンは体を硬直させ、腰
にまわしていた手も離して膝立ちでルーティーに顔面騎乗の体勢になる。
バタン!
自由になったルーティの足が床に投げ出される。
「足を自由にしてたのなんてわざとに決まってるでしょ。」
勝ち誇った様子でそう言うと、ルーティはそのままスタンの尻の穴に舌先を突っ
込み、後ろ手に竿をしごかれる。
「くぅぅ!あぁ!」
2点攻めの激しい快感に危険を感じ、逃れようとするも足をしっかり固定され、思
うように身動きできない。それどころか身動きするたびに尻を攻めている舌が穴
の付近で出し入れされ、会館の波が押し寄せる。
「ほら、我慢しないでいいのよ。スタンの精液で私の服を汚して?」
まるで淫魔が使うかのような甘い言葉で誘う。しかし幼馴染でハンター暦も同じ
のルーティに負けるのはプライドが許さない。必死に反撃のため胸に手を伸ばし
たり背を丸めようとするが、その度に来る尻への刺激に背中を反らされてしまう。
(やばい…このままじゃ…)
必死に耐えているもののもう限界が近い。
「ほらほら、お尻がヒクヒクしてるよ?イキそうなんでしょ?イッていいよ。イ
ッて?私にスタンの濃いザーメンぶっかけて?」
限界を見取ったルーティが一気にまくし立て、刺激を一層激しくする。
「くぅぅぅぅ…だめだ…もうイクぅ!…」
一気にやってくる射精の波に体を反らせる。
「ちょうだい!スタンのザーメン!ザーメンかけてぇ!」
さらに言葉でまくし立てる。
「出る…出ちゃうぅぅ!」
ビュル!ビュルル!
出る瞬間竿を下に押さえられ、ルーティの希望通り服に精液をすべて吐き出させ
られる。腰を解放され、射精の怠惰感に四つん這いの体勢に崩れるとそのままモ
ノを咥えられ、残りの1滴まで搾り取られた。
「服1枚脱がす間もなく負けるなんてほんとあんた生きてこれたわね。」
息を切らせているスタンから抜け出すと、精液まみれになったシャツとスカート
を脱ぎながら呆れ顔で言った。そのまま下着も外して全裸になる。
「けどあなたのよがり見てたらちょっと興奮してきたわ。ねぇ2回戦行く?今度は
ここで。」
顔を上気させながらM字に座り、秘部を開いて見せた。ルーティの秘部は一切触ら
れていないにもかかわらずびしょびしょに愛液で溢れている。
「当然だ!男の戦士は最後の1滴が搾り出されるまで戦いなんだ!」
女性戦士の場合、イカされた直後の無防備なところに淫魔化の術をかけられてし
まう。男の場合も性奴隷の家畜として呪縛をかけられる場合があるが、イカせる
チャンスがなくなるわけではない。息を整えたスタンがシャツを脱ぎ捨てながら
飛び掛る。
「で・も、ココで勝負するとは言ったけどこのまま入れさせてあげるとは言って
無いわ…よっと!」
スタンが覆いかぶさる瞬間にかわし、足を払って再びマウントポジションを取っ
た。
「上とられすぎ。ココで勝負って言ったけど素股でイカせちゃおうかしら…」
竿に秘部を擦りつけながらルーティはもうすでに勝った気でいる。
「けど久々にこのチンコを味わいたいし〜入れちゃえ!」
結局入れることにしたルーティは秘部にモノをあてがい、ゆっくりと沈めていく。
「この!」
不意をついてスタンが思い切り腰を突き出す。一気にモノが膣の奥まで突き入れ
られた。しかし奥まで行くと同時に少しきつめのルーティの膣に締め付けられ動
きを制限される。
「ひゃん!…やっぱ最高ねこのちんちん…病み付きになっちゃうわ、はぅん!」
じっくりとモノの感触を味わいながら腰を前後させるが、それに逆らってスタン
も腰を前後に突き出す。
「もぅ!…あん!気持ちよく…してあげるんだからぁん!大人しくしてなさい!」
動こうとするスタンを抑制するため、ギュウと聞こえそうなほどきつくモノを締
め上げる。
「くぁ!」
痛いような快感がスタンを襲い動きが鈍るが、それでも負けじと腰を前に突き出
す。
「ひぃん!やっぱすご…!ふぁぁ!このちんちんは反則な凶器だよぉ!」
先ほどの強気とはうって変わって弱気な姿勢に変わる。最弱やら見かけ倒しやら
言われていたスタンだったが、戦士になってからの経験で、こと挿入プレイに関
してはかなりの自信を持っていた。どんな淫魔もこの反り立ったモノを見れば挿
れたいという衝動を抑えきれなくなり、入れればその予想外の気持ちよさに自滅
していく。テクニックが卒業前とさほど成長していないにかかわらず今までスタ
ンが生きてこられた理由がこれである。
「すご…気持ちよすぎ。はふぅん!こんなのふたなりの淫魔ももって無いよ!」
快感が激しすぎてルーティは攻めるに攻められなくなっていた。ここぞとばかり
にスタンは体勢を起こすと正常位で一気にスパートをかける。
パン!パン!パン!パン!
「ひゃぁぁぁん!だめ激しすぎる!」
小気味のいい肌がぶつかる音と絶叫に近いルーティの喘ぎ声が部屋の中に響く。
「うおぉぉぉぉ!」
テクニックなどは一切無し。ただ激しく出し入れしているだけである。段違いの
威力の武器の前に下手な抵抗は完全に無意味とされていた。
「駄目!イク…イッちゃうのぉ!」
ついに観念したルーティが両手両足でスタンにしがみつく。その瞬間波打つよう
に膣内の筋肉が動き、スタンも一気に高められていく。ルーティの奥の手で極限
状態になると無意識に発動する『ビックウェーブ』だ。
「らめぇ!い………クぅぅぅぅん!」
ろれつが回らなくなったルーティがイク瞬間最大級の締め付けによるビッグウェ
ーブがスタンを襲う。
「うがぁ!!」
ドビュル!ドピュ!ビュルルビュル!
その締め付けに流石に耐え切れなかったスタンも締め付けが収まった瞬間勢いよ
く膣内に発射してしまう。
「はぅぅ!…入ってくる…スタンのせーえきがいっぱい入ってくるの…」
イッた直後のスタンの射精にさらに軽くルーティはイッてしまったようである。
「はぁ…はぁ…」
息を切らせながらルーティからモノを抜き取り、スタンは大の字に仰向けで倒れ
た。勝つには勝ったがもう少し粘られたら負けていただろう。
「はぅん!…」
抜かれる瞬間ルーティは思わず切なそうな声を上げてしまう。
「これで…引き分けだな…」
辛勝でも勝ちは勝ちだ。
「うん…確かにテクは相変わらずだけど…そりゃそれ持ってるだけで下級クラス
には負けないわね。」
戦士暦が同じでも格下に負けた悔しさで少し負け惜しみを言ってしまう。
「うるせぇ…テクだって…そのうちつけてやるさ…」
口の減らないルーティにさらに強がる。
「ふふ…その頃にはさらに私も技術を身につけて今度は徹底的に負かせてあげる
わ…それよりスタン…」
大の字に寝転がるスタンの腕を枕に転がってルーティはぴたっとくっつく。
「もう1回しない?今度は勝負も関係なしで。私、もっとスタンのおちんちんい
っぱい感じたいな。」
ルーティの上目遣いなお願い。決して恋人同士ではないが、ルーティのような美
人にそんなお願いをされて断れるスタンではなかった。
 その後ルーティのもう1回が場所を風呂や寝室に変わって10回続き、ようやく
満足して寝る頃にはすっかり夜が明けていた。
「お…お前のもう1回は信用ならねぇ!」
くたくたになりながらスタンが悪態をつくが、その顔に不満の色は特にない。
「あんただってひぃひぃ言いながらも楽しんでたじゃない!けどあ〜ほんとあんた
って挿入だけね。そんなんじゃいつかほんとに殺されるわよ。そうならないうち
にも今のうちにやめちゃえば?」
合計12回スタンがイッたうち、ルーティがイッたのその半分の6回。全部挿入して
からである。思えば街につく前に相手した中級の淫魔も挿入したとたん喘いでイッ
てしまっていた。
「簡単にやめろって言うけどなぁ、今のご時世戦士やめて生きていけるほど仕事
なんてねえぞ?」
やっている間も散々ルーティは向いてないだの言っていた。
「協会の事務とか…」
「やだよ。俺アウトドア派なんだ。」
ルーティの意見を即答で却下する。
「ぶぅ…別に働かなくたっていいよ。私が養ってあげるから。」
突然のルーティの言葉に一服のために入れてもらったコーヒーを噴出しそうになり、
なんとか押さえ込んだが咳き込んだ。
「げほ!…お前言ってる意味解ってんのか?」
涙目になりながら尋ねる。そんなスタンの態度にルーティは少し臍を曲げた。
「わかってるわよ!3食昼寝付で私専用のペットにしてあげるって言ってんでしょ!」
(鈍感スカタン!)
しかし真意に気付かないスタンはその言葉を鵜呑みにする。
「ペットってお前なぁ…」
「彼氏でもないくせにお前なんてに呼ぶな!ペットなったら毎日いっぱい気持ちよ
くしてあげるって言ってんだから悪くない条件でしょ!」
完全に臍を曲げてそっぽを向く。
「何怒ってんだよ…」
ため息をつきながらコーヒーを飲み干すとサイドボードの電源を落とす。誘ってお
きながら予備の布団も毛布も無く、寝転がれるソファも無いしルーティの布団がダ
ブルサイズでセックスし終わった後寝る準備するのが面倒だから一緒に寝ることし
ていた。
「目が覚めたらいつもどおりのルーティになっててくれよ。俺はいつも笑顔で勝気
なルーティが好きだ…ぞ…くぅ…」
そこまで言って唐突にスタンは寝息を立てた。深い意味がない「好き」だとわかっ
ているがそれだけで少しルーティの機嫌は直っていた。
「勝気は余計よ、このスカタン。」
無防備な笑顔にクスリと微笑むとルーティも眠りについた。
 翌日。目が覚めると時間は既に夕刻。大急ぎで準備したが結局街の半分程度しか
見回ることが出来なかった。
調子に乗って後編も書き上げました。
書いててこの2人は結構気に入ってたりします。
元ネタとは結構性格が違いますけどね

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