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淫魔召喚 プロローグ2

答えるやいなや、彼女は彼のはちきれんばかりに反り立った彼のモノをそ
のふくよかな谷間に挟み込んだ。やわらかい谷間に包まれながらほんの少
し揺さぶられるだけで、彼のモノからだらしなく精液が噴出してしまった。
「あらあら…もう出ちゃいましたね、だらしが無いおちんちん…」
クスクスと妖艶に微笑みながら出したばかりの敏感になった彼のモノを指
で弾いた。出してすぐだというのにモノは衰えることなくそそり立ったま
まである。
「まだまだいっぱいでそうですね?どうされたいですか?」
そう言うと彼の精液ですべりが良くなった谷間に彼のモノを再び挟み込ん
だ。
「くあぅ!」
はさまれてすぐに逝くという事は耐え切ったものの、射精後に敏感になっ
た彼のモノには十分すぎる絶妙な刺激が与えられる。
「ほらほら、どうしたんですか?早く言わないとまたこのまま逝っちゃい
ますよ?」
言いながらマリアはどんどん動きを激しくしていく。
「うぅふぁあ!うあぁぁ!」
ビュル!ビュルル!
思うように話せないまま、情けない声を出して彼のモノから2度目の精液が
噴出した。
「あは、また出ちゃいました。ほんとだらしの無いおちんちん。でもこれ
じゃすぐにおわっちゃいそうですね。」
そう言うとマリアは谷間からモノを解放した。すると解放されるときのマ
リアの胸のぬめりと外気のひんやりとした空気だけで3度目が噴出される。
「もう、ほんと出すぎです。もしかして童貞ですか?」
馬鹿にしたように尋ねる。実際に童貞かどうかなどキスしたときにわかっ
ているのにである。ただの言葉攻めだ。
「けどこうも簡単に出されると本当に面白くないですよ?ちょっと栓しちゃ
いましょう」
そう言うとマリアは彼のカリ首の部分に円を描く。先ほど手首につけたもの
と同じ禁欲の鎖だ。
「うふふ、これで私がいいって言うまでマスターは射精できませんよ。」
そう言うと3度目の精液を舐め取るように彼のモノを咥えこんだ。
ジュル!ズジュルズル!
卑猥な音が室内に響き渡る。周りの研究員たちはその異様な光景を動けぬ体
で凝視することしか出来ない。
「うわぁあ…マリア…もう駄目だ逝かせてくれ!」
マリアのフェラに耐えかねたクラースが求める。しかし、
「だ・め・で・す。ほんとマスター早すぎ。私まださっき出た精液舐めと
っただけですよ?本番はこれからです。い〜っぱい感じてくださいね?」
口を離してそう言うと、先ほどよりも深く咥えこんだ。
ズボゥ!ズジュルブゥ!
決して小さいほうではない彼のモノを根元まで咥え込むディープスロート。
吸引しながら舌で竿を嘗め回し、喉で尿道を刺激する。せき止められてい
るのは精液だけなので我慢汁がその尿道からとめどなくあふれてくる。
「あひぃ!はうぅん!た…頼むぅん!このままじゃ…おかしくなっちゃう!」
叫びながら腰を前に突き出し、既に根元まで咥えこまれていると言うのに
さらに口の奥までモノを突き入れようとする。しかしどれほど自分が射精
をしようと思おうとも禁欲の鎖に阻まれて1滴すら噴出さない。
「んちゅ…うふふ、マスター、女の子みたい。とってもかわいい声ですよ?
も〜っと聞かせてほしいなぁ〜♪」
言いながらマリアは空砲に脈打つモノを掴むと上下にしごき始めた。
「ひぃん!お願い…お願いしますマリア様ぁ!」
背中を仰け反らせながらクラースは射精を求める。しかし、
「ん?何をお願いするんですか?」
くすくすと微笑みながらとぼけ、さらに激しく上下にモノをしごく。
「あふぅ!お…おねがひぃ!逝かせてぇ!」
クラースは無我夢中で叫んだ。
「『お願いします。逝かせてくださいマリア様』って言ったら逝かせてあ
げますよ?」
今や完全に主従関係が逆転していた。本来術者が自在に操れるはずの召喚
物に虜にされ自在に操られている。
「お…お願いします!逝かせてください!マリア様ぁ!!」
話せるように少し力を抜くと一息にクラースは叫んだ。
「馬鹿で早漏でどM…ほんとしょうがないマスターですねぇ…じゃあ私とマ
スターとの因果の糸を切って解放してください。そうすれば今度こそ本当
に逝かせてあげますよ?」
因果の糸とは術者と召喚物に結ばれている繋がりでこれがある限り召喚物
は術者の命令には逆らうことが出来ない。
「な…!よせ!クラース!」
研究員が制止する。クラース自身そのがけっぷちの理性でそれがどういう
ことか理解し、踏みとどまる。
「外野は黙っててくださいね?マスター、私はマスターに持てる力すべて
を使って奉仕したいんですよ。それには因果の糸が邪魔だなぁ〜…それに
ほら。」
諭すような口調で言うとマリアはギンギンに膨れ上がったクラースのモノ
を指で弾く。
「ふぅん!」
「うふ。マスターのおちんちん、こんなにい〜っぱい涙流してますよ?こ
の玉袋の中で作られた、この竿に塞き止められてるい〜っぱいの濃いザー
メン、出したいですよね?」
言いながら玉袋を揉み、竿の裏筋を指でなぞる。そのたびにクラースの口
から喘ぎ声があふれ出てくる。
「それに、マリアもマスターのザーメン、い〜っぱいほしいなぁ。ほら」
自分の指を舐めながらそこまで言うと、クラースに見えるように自分の
秘部を開いてみせる。クチュといやらしい音を立てて開かれたマリアの
秘部は愛液溢れかえっている。
「マスターが感じる顔見てたらマリアのアソコもぐちゅぐちゅになっちゃ
ったよ?マスターのおちんちんで栓してほしいなぁ?」
最後の一言でクラースの理性は完全に崩れ落ちた。思えば天才と呼ばれな
がらも女性にここまで求められたことは1度も無かった。その天性の才能
を求めて言い寄ってくる女性はいたが恋愛経験の予想外な程の低さに呆れ、
手を繋ぐことすらなく去っていく。中にはその才能だけを自分のものにす
るために精子だけをもらっていこうとする者もいたほどだ。それに比べて
彼女の彼に対する扱いはどうだろう。確かに人ではない。しかし彼が今ま
で出会ってきた女性とは比べ物にならないくらいの扱いをしてくれている。
そう思ったとき彼はあっさりと今ある彼女への最後の対抗策である因果の
糸をきってしまっていた。
「ありがと。ちゅ…ほら、思う存分イキなさい。はむ…」
お礼にクラースの頬にキスをすると、そう言いながらマリアは再び彼のモ
ノを咥え込んだ。その途端今まで塞き止められていた彼の精液が崩壊した
ダムのように勢いよく彼女の口の中に放出される。
ドビュル!ズビュルビュル!
ようやく訪れた開放感にクラースの意識が遠のいていく。しかしモノは別
の意思を持っているかのようにとめどなく精液を吐き出し続ける。マリア
はその精液を喉を鳴らしながらどんどんと飲み干していった。
 射精は十数秒の間止まらなかった。クラースは完全に気を失っていたが、
彼のモノはまだ元気に立ち上がっている。
「早漏だけど絶倫ね。そこだけは見直してあげるわ、クラース。」
陵辱とも言えることをされたというのに幸せそうなそうな顔で気絶してい
るクラースにそう言うと、マリアは立ち上がった。因果の糸が切れている
のだから彼はもう彼女のマスターではないのだ。
「けどちょっと飽きちゃったわ。他の男で口直ししようかしら?でもそう
ね、私1人で食べ続けるのもなんだし人数を増やしましょうか。」
そう言いながらマリアはスペルを刻み始める。男たちは耳を疑った。彼女
は人数を増やすといった。彼女はそこで気絶している男に生み出された存
在で世界にただ1人しかいないというのにだ。
「我が力の名の元に出でよ。」
彼女の声と共に2人の女性が生成される。
「召喚術…しかも2体同時にだと!?」
研究員から驚愕の声が漏れる。それも当然である。彼らがどれだけ苦労し
ても魔力不足で鳩ぐらいが限界だというのに2体でしかも空想物の具現化で
ある。驚かないわけが無い。
「あら、彼が言ってたの聞かなかったかしら?私たちは精液からその交わっ
た者の知識を吸収できるのよ。彼女たちは彼の術からちょっとアレンジさせ
てもらったけどね。」
マリアの言葉にさらに驚愕する。ただ知識を得て同じ術を使うのではなく、
アレンジまでするのだ。
「あなたがイブであなたがリリス。あなたたちには私のような姿を変化さ
せる能力は無いけどその代わりになるものを与えているわ。とりあえず彼
から吸えるだけの知識と精液を吸いだしなさい。あ、鎖は解放してるけど
彼童貞だから気をつけないとすぐにだらしなく出すわよ。」
マリアは背の低い少し目のたれ気味なソバージュヘアーの少女のような顔
立ちで、しかしその顔に似合わないくらいの大きな胸を持った少女にイブ
と名付け、長身でややきつめの瞳にショートボブのスレンダーなほうにリ
リスと名づけた。彼女らは指示を受けてうなづくとその場に座り込み、二
人仲良く彼のモノをしゃぶり、数秒で射精させる。
「ほんと〜すっごく早いね。」
「なさけねぇ。男ならもっと耐えろよ。」
1度の射精で2人とも言語の知識を得たようである。性格はイブがおっとり
系でリリスは女王様系のようだ。
「じゃあ後は任せたわ。あなたたちもそれが終わったら好きな男のところ
にいきなさい。」
そう言いながらマリアはどの男を相手するか吟味する。
「かしこまりました、マリア様。」
2人の声が重なる。
「さすがに2体同時は消耗が激しいみたいね。すごくお腹がすいたわ。それ
にしても千差万別よりどりみどりね。誰にしようかしら…」
そう言っているうちに1人の男と目が合う。誰もが怯えて黙る中1人行動に
口を出してきていた男だ。
「ん、さっきからうるさいあなたにするわ。」
指を弾いてクラースのかけた術を無効化する。体が自由になったのだが彼
の足はすっかり恐怖ですくみ、逃げることが出来ない。
「あら?逃げないのね。騒がしくしてたのは相手をしてほしかったのかな?
可愛い人。気に入ったから1ついいことを教えてあげるわ。」
そう言いながらキスをした。マリアの体が男の理想にかたどられていく。
「私たちの弱点。彼がもしものときにつけた欠点だから私以外はなくすこ
とも出来たんだけどそれじゃスリルがないしわざと残したわ。もし私たち
を殺したいのなら、私たちをイカせることよ。」
クラースとてこういうことになる可能性を考えていなかったわけではない。
いざという時の弱点をつけていた。しかしそれは彼女たちにとってもっと
も得意分野であるセックスで勝てということを意味している。
「どう?少しはやる気が出たかしら。さらに大サービスであなたが3回イク
まであなたの好きにさせてあげる。でも逃げちゃ駄目よ。そぶりでも見せ
たら一気にイカせるから。」
そこまで言ってマリアは仰向けに寝転がると膝を立てて股を開いた。召喚
術を軽くこなす相手である。逃げられるわけが無い。彼にはもう彼女をイ
カせる以外生き延びる方法は無いのだ。
「うおぉぉ!」
気合と共に彼は彼女にかぶりついた。
「やん、慌てんぼさんね。」
彼の突進を受け止めながらマリアは微笑んだ。
 数時間後、部屋の中はむせ返るほどの汗と精液に匂いで充満していた。
男たちは全員裸でだらしなくよだれをたらし、絶命していた。マリアに挑
んだ男は無抵抗な彼女の膣内であっさりと3発発射し、そのまますべての
精液を膣内に吸いだされた。クラースもイブとリリスに召喚術の知識を与
えるほどの量まで出して息絶えた。残りも全員似たような末路をとってい
る。遠視の魔術で監視していた協会の人間は慌てふためく。
”協会のみなさん?一部始終ご覧になったかしら?”
研究員たちの精液から監視されているという情報を彼女たちは得ていた。
”仲間を増やすためにはたくさんの魔力が必要なの。それにはたくさんの
精液が必要になるわ。とりあえず今はこの街の男たちの分で増やせるだけ
増やすけども、それだけじゃぜんぜん足りないから3日以内にここに1000
人の男を送ってくださる?断っていただいても結構よ。その場合はこちら
から頂きに行くから。”
恐ろしいことを言う。彼女たちは自らを繁栄させる為に1000人もの生贄を
求めているのだ。しかも断れば襲いに来るという。
「淫魔ごときがふざけおって…!」
報告を受けた協会長はそれを挑発と受け取り、全世界から魔術士を集めた。
 4日後、前日に案の定送られてこなかったのを理由に淫魔たちは協会に向
けて進軍を開始した。3日で彼女らの人数は100にまで増加している。中に
は元人間で彼女らが新たに作った人間の女性を淫魔に変える能力を持つ淫
魔によって淫魔に生まれ変わらされたものもいた。彼女たちは進軍の際通
る町や村をことごとく壊滅させ、人数を増やし、協会にたどり着いたとき
には1000にも及ぶ人数となっていた。
 その後は戦乱だった。魔術士協会は幻惑や強化、弱化の術から感度を強
弱する術を生み出し、彼女たちを圧倒した。しかしそれも長くは続かなか
った。術者が敗れるたびに彼女たちも彼らが開発した術を扱うようになり、
あとは体と体の肉弾戦。そうなれば今度は逆に彼女たちの独壇場である。
結局1週間粘ったものの、教会内のすべての男たちが精気を吸い尽くされ、
すべての女は淫魔に変えられてしまった。
 こうして1人の男の欲望によって世界の平和は再び乱された。生き残っ
た魔術士たちによって淫魔の存在と弱点が全世界に広まった。世界中から
技に自信のある男たちが淫魔に戦いを挑み、例外なく返り討ちにあった。
そして世界各国共同で1つの組織が生み出される。

『対淫魔戦特選戦士協会』

そして、

『対淫魔戦特選戦士育成学校』

 それから数百年。かつての世界の約半数に及ぶ国々が淫魔によって滅ぼ
された。その度に淫魔の数は増え、現存する世界人口の30%に及ぶ数とな
っている。しかしその時の流れがようやく人々に淫魔に対抗しえるだけの
技術を与えた。

今、人類の反撃が始まる。
ようやくプロローグ終了です。
書いてる本人がまだどれだけの規模になるかわかっていませんが、
がんばって書いていこうと思います。

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