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新入生歓迎式典 第三話


「悔しいですか? 早漏の首席さん? あはははは♪」

俺の顔に次々と精液が降り注ぐ、どんなに顔を背けても奴は巧みにペニスを扱きながら方向を調整し

精液を浴びせ掛けてくる。

目に染みる精液、だが俺は自らの不甲斐無さに涙を流していた―――。




―――――――――――――新入生歓迎式典 第三話――――――――――――――――





『負けたわ―――、あなたになら首席の座を任せられる。』

『私に勝ったからには無様を晒したりしないでよ―――。』

ライバルとして2年間競い合ってきた彼女との進級試験での死闘の後、

照れくさそうに誇らしげに微笑みながら託してくれた彼女。


再び遠のきかけた意識に浮かんだ彼女の声、顔、託された首席と言う地位の重み。

それらが萎えかけた意識に再び闘志を蘇えらせてくれる!

しかし、射精が止まらない? いくらなんでも永過ぎる!?

「くっ! うっ…うっ…うっ…ううっ!?」

負けた事が無い訳じゃない、だが普段のバトルファックなら相手がイけばそこで終了。

なのにこの新入生は俺がイっているにもかかわらず攻めを緩めようとしない。

こんなに執拗に精液を搾り出そうとする対戦相手はいなかった、コレじゃまるで淫魔との実戦じゃないかっ!?

「あは、本当にイッパイ出るんですね。 ん―――でも少し薄くなってきたかな?」

くすくすと笑いながらようやく舌がアナルから引き抜かれていく。

その長さにゾクゾクと震えが走りビクンとペニスが跳ねて最後の精液が俺の頬にピュッと飛んだ。

くそっ! 何と言う無様、しかも未だ新入生に有効な攻撃を加えることが出来ないでいる。

しかも大量の射精による疲労と体力の低下は俺から戦闘力を奪っている。

ゼエゼエと荒い呼吸音が止まらない。

普段なら深呼吸で整えるべき息が、体が言うことを利かない。

新入生の体が離れ、俺の体がベッドの上に投げ出される。

無防備な体勢、このままではいい様に嬲られるのを待つだけの死に体。

それが解っていながら動けない、全身の神経が過剰な快感に長時間さらされたために麻痺している。

(だがこれまでの奴の行動からして俺が動けるようになるのを待つはず―――!?)

「はあっ!? あ…あ…あああっ…あああ……」

「首席さんはお疲れのようですし、私の柔らかぁい胸の谷間で休んでてくださいね♪」

甘かった、希望的な予測は最悪の結果に駆逐される―――解っていた筈なのにまるで活かせていない。

何のために2年間学んできたのか。

対淫魔戦士育成学園の誇り高き3年生首席―――なんてむなしい響き。

自己流で男達を搾り倒してきた2つ年下の新入生に抵抗空しく連敗する首席に何の意味がある。

巨乳に魅了され肉欲に溺れかけ、尻ズリに我慢汁を搾り出され、それを揶揄されてようやく本気で愛撫、

一方的に攻めながら倒しきれず足コキごときに破れ。

必殺を期した反撃はあっさりかわされたあげく体勢を崩され不利な姿勢で完全に押さえ込まれた。

そのままアナルを嬲られ、前立腺をエグられ、亀頭を扱かれ一方的に攻められ言葉攻めまで受ける始末。

そのうえ反抗的だという理由で強制的にイかされ顔中に精液をかけられると言う屈辱的な敗北っ!!


怒りを力に変えて全身に行き渡らせる!

疲労を吹き飛ばし体力の回復を促す意志の力!!




――――――――――――――――――――――――その力が、ペニスを中心に霧散した。




気持ちイイ……、怒りが安らぎにスリ代わり穏やかな快楽が下半身を蕩けさせる。

ただペニスを胸の谷間に挟まれているだけ、それだけで俺はあらゆる力を奪い尽くされていた。

あらがうと、例え敵わなくとも一矢報いると誓ったその意思があやふやな物になっていく。

力を取り戻そうと強張っていた身体が緊張を失いゆっくりと弛緩していく…。

ただペニスだけがピクピクとひくつきだらしなく涎を垂れ流していた。

このままではいけないと思うのにどうしても動くことが出来ない。

パイズリなら何度も受けた、それらは男をイかせるためのモノ、すぐに跳ね除けることが出来た。

なのに今ペニスを挟むこの胸を跳ね除けることが出来ない。

悔しいはずなのに、屈辱的なはずなのに、胸の奥から湧き上がるのは悦びだけだった。










「………ん? ……さん? 主席さん?」

「……ぅ、あ?」 

いつのまにか何もかも忘れて悦びに溺れていた俺に優しく呼びかける声。

「そろそろいいようですね…。 体力も回復したでしょう?」

「…え? …あ! な、なんでっ!?」

…確かに完全ではないが動きに支障がない程度には体力が回復している、だと?

「あんなに力ずくでは逆に消耗するばかりですからね、少しリラックスしてもらいました。」

「あ……う。」

確かに怒りは一時的に力を取り戻させてくれるがそれは無理矢理搾り出したもの、すぐに力尽きる諸刃の剣。

それを見透かされたばかりか体力が回復するまで強制的に脱力させるその力。

…ダメだ、勝てない。 一矢報いるどころではない、まるで大人と子供じゃないか!?

絶望が重く圧し掛かる、どんなに力と知恵を振り絞ってもあっさりと上を行かれる実力差。

「あら、ずいぶん元気がなくなりましたね? ようやく勝ち目が無いと解ったんですか?」

「く…。」

ああ、そうだよ。 井の中の蛙という言葉の意味を思い知っているところさ。

「……選ばせてあげます。」

「え…?」

「このままパイズリで意識を失うまで射精したいですか?」

「うっ…?」

今の俺にはとてつもなく魅力的な提案に聞こえ、ペニスが胸の谷間でヒクついた。

「それとも万に一つの可能性に掛けて私のオマンコに勝負を挑みますか?」

「ど、どういう意味だ…?」

この上まだ俺を嬲り者にするつもりなのかっ!?

「…いままでのバトルファックで私がイったのは5回だけ。 すべてセックスをしている時でした。」

「弱点を教えた上にチャンスをくれるって言うのか!?」

「ハンデですよ。 ああ、それでも足りませんね、そうですね…絞め技と腰技も使いません。」

「なっ!?」

とんでもないハンデだ、だが奴はそれでも足りないかしらなどと呟いている。

これで尻込みするような奴は二度と戦士になるなどと口にすることは出来ないだろう。

それに奴は今までに5回負けた事があるという、ならば膣が、いやおそらく膣の奥が性感帯なのだろう。

クンニに反応しないから弱点から外していたが、セックスの熟練者が感じるボルチオ性感、

すなわち子宮口か、Gスポットが弱点なのかもしれない!


…希望が見えてきた、あの膣の異常な粘り強さとネットリとした愛液の中で腰を振ればそれだけで

尋常でない快感がペニスを襲うだろう。

だが絞められたり腰を使われたりしないのならきっと耐えられるはずだ!

「わかった、挑戦させてもらう!」

「ええ、そう来なくては!」

新入生は俺のペニスを重厚な胸の谷間から開放し立ち上がると美しい顔で嬉しそうに微笑んだ。

…あんな屈辱的な目にあわせてくれた敵(?)だと言うのに胸が高鳴る。

いかん、気をしっかり持て! いきなり魅了されてどうする!

気を取り直して顔に付いた精液をシーツで拭い取っていた俺は気づかなかった。

その笑みが活きのいい獲物を弄ぶ淫魔のごとく隠微なものに変わっていたことに…。




―――――――――――――――――――つづく―――――――――――――――――――――
新乳生に弄ばれる3年生主席くん第三弾っ!

いぢわるな新入生が(偽)乳魔っぽいものにクラスチェンジ!

首席くん、あっさり騙されて底なし沼に…。

もうこれ以上落ちることは無い! 後は這い上がるだけだ!

と思っていたら上げ底で、どんどん深みに落ちていくのです。

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