今年もこの戦士養成学校の入学式が終わり、新入生の歓迎式がはじまる。
新入生にとって初めてのバトルファック。
無論、中には腕に覚えありとセックスに励んできた者もいるだろう。
だが、セックスとバトルファックは似て非なるもの。
例えていうなら竹刀で行なう剣道と真剣で切り結ぶ死合いの違い。
それを新入生に叩き込み、戦士としての飛躍を促すのがこの歓迎式だ。
それでも何事にも例外はある、極々稀にだが高い素質と自己鍛錬によって
上級生を返り討ちにする新入生が現れる。
この物語はそんな天才に当たってしまった戦士候補生3年主席男子生徒の物語である。
歓迎式典会場となった体育館には薄いついたてで仕切られた無数の個室が立ち並び、
上級生と新入生がペアを組んで入っていく。
そして瞬く間に沸き起こる嬌声と悲鳴、ついで精液と愛液の匂いが濃密に立ち込めていく。
数分もすると其処彼処からすすり泣き懇願する声が聞こえてくる。
もうイきたくない、もう射精ない、許してください、助けてくれ。
新入生達が受ける初めての洗礼、淫魔と戦うための性技。
そして思い知るのだ、戦士候補生の強さとその先にある本物の戦士というモノを。
自分達の弱さを知り、先輩達に畏敬の念を抱き、彼らを目指し努力する。
そのための儀式だ。
だが、その一角に違った様子があった。
美しい新入生を前にまるで淫魔と対峙したかのごとく緊張した面持ちの上級生。
先月行なわれた進級試験において激闘、苦闘の末、ライバルであった女子生徒を辛くも下し
新たな3年生主席生徒の座に着いた文字通り学園最強の男子生徒である。
それが攻めあぐねている、彼の鍛え抜かれた眼力が目の前の美少女が只者ではないと訴えかけているのだ。
彼女はこの薄い仕切りに囲まれた即席の闘技場に入ると何の躊躇いもなく服を脱いだ。
ゆっくりと自分の価値を魅せつけるかのごとく服を脱ぎ捨てていく。
ブラウスを持ち上げていた巨乳がその白さを露わにし弾む。
ブラに押さえつけられていてなお、みっしりと張り詰めた弾力を感じ取れる。
『!! あの肌の白さ! あれはかなり男の精を吸っているな!!』
一瞬にその事実を看破する。
同級生…いや、おそらく卒業していった最上級生なみに精液を搾取していると。
愕然と見つめる男の視線を受け止めながらスカートのホックを外す。
ふわりと落ちるはずのスカートが豊かに張り出した尻肉に引っかかる。
豊満な身体を新体操選手の様にくねらせると彼女の尻に未練がましく縋り付いていたスカートが
緩々と落ちていく。
それまでスカートに隠れていた太腿の美しさ、ムッチリとしていながら下品なところのない芸術品。
驚くほど長い脚線美はそのまま引き締まったふくらはぎを経てしっかりとした足首へ。
『足腰の強さも折り紙つきだな…。』
そこまで見て取った彼が視線を上へ戻すと目を細めて淫らに笑う美女と視線が合った。
彼の中からはすでに相手が自分より二つ年下の新入生であるなどという考えは消えていた。
いや、それ以上に視線が合った瞬間に自分が誇りある戦士候補生であるということすら頭から消えた。
ただ男として猛った、そしてこの女を屈服させんとして襲い掛かろうとした。
その寸前、自分でも信じられないほどに膨れ上がり勃起したペニスがズボンの布地に押さえつけられ
痛みを訴えた、はっと我に帰る。
服を脱ぐ前であったことが幸いした、もし脱いだあとであれば見境なく敏感を極めたペニスを
無防備にオマンコに叩き込み、瞬く間に精液を搾り出されることになっただろう。
淫欲に眩みかけていた精神を一瞬に立て直す、それを見た新入生が更に淫笑みを深くする。
《新入生サイド》
簡単に堕ちる獲物などに興味はない、そんなのはもうたくさんだ。
この胸が膨らみ始めて以来、数え切れないほどの男達が私の身体に溺れ果てていった。
町中の男達が私を求め私はそれに答えた、一晩に数十人を相手にしたこともある。
それでも満足したことは無かった。
『何かが足りない』それが何なのか解らないまま私は性技を磨き続けた。
戦士に成るつもりではなかったのだけれど、それが変わったのは一昨年、淫魔に襲われた時のことだった。
たいして気持ち良くもならないうちに驚愕の表情を浮かべて果てる淫魔。
果てた淫魔が悲しげにうめきながら消滅していくのを見た時、私はイった。
コレが私の求めていたモノ。 淫魔を倒すこと、それだけが私を絶頂に導くのだと悟った。
だからこの男が如何に強くとも私には勝てない、だって彼はイっても消えたりしないのだから。
だけど、せいぜいもがいて貰おう…のた打ち回る男を見るのもそれなりに楽しいものだから。
《3年生主席男子生徒サイド》
危ないところだったと表情には出さずに反省する。
おそらくは今までで最強の敵。
警戒するあまり、奴のいやらしい姿態を凝視してしまい魅了されかけた。
そこで視線が合ったのだ、見てるだけでイっちゃうんじゃないのとでも言いたげな嘲笑う目と。
信じられなかった、今までに戦った相手は皆、俺との戦いに敬意と誇りを持って挑んできた。
怒りに我を忘れ、戦士としてではなく男として女に挑もうとした。
それではダメだ、男では女には勝てない。
戦士として自分の総てを律するからこそ、女に淫魔に勝利できるのだから!
深く深呼吸を繰り返しながらこちらもゆっくりと服を脱いでいく。
鍛え抜かれ鋼のごとく引き締められた肉体が全容を現す。
わぁ…、と女が歓声を上げる。
当然だ、学園に入る前から鍛え続けていた身体、剣士や格闘士とだって渡り合う自信があった。
そして密かに、溢れていた先走りを屈辱と共にトランクスで拭き取りながら脱ぎ捨てる。
ビンとそそり立つ鉄【クロガネ】の逸物。
トランクスの中で射精寸前のヒクツキを見せていた事などカケラも無い。
「あら、上手く拭き取るんですね、ひょっとして慣れてらっしゃるんですか?」
嘲笑う目のままで見透かしたことを言われ動揺するがもちろん表には出さない。
だが女の視線が床に落ちたトランクスを指す。
ハッとして見ると僅かながらネットリとした粘液に濡れた面が見えていた。
しまった! 気をつけて脱ぎ捨てたつもりだったが充分ではなかったらしい。
チッと舌打ちする俺にクスクスと笑う女の声が聞こえる。
なんて恥辱。
ギリッと歯を食いしばり、改めてこの生意気な新入生に対峙する。
「あらあら、怖い顔、でも拭き取ったりしなくても良かったんじゃありませんか?」
「何?」
「だって、またすぐにビショビショになっちゃうんですもの。」
そう言ってまたあの目をする、完全に格下の者を見る嘲りの目。
俺は怒りを冷たい闘志に変えていく、その言葉はおまえ自身が体現するがいい。
「御託はいい、いくぞ!」
素早く間合いを詰め新入生の前で急速に方向転換、後ろに回り込む。
新入生には俺が消えたように見えたことだろう。
そして後ろから一瞬でブラを弾き飛ばすと無防備な巨乳を鷲掴みに揉みあげた。
く、なんて乳だ…! 予想を上回る柔らかさに指が乳肉に沈み、包み込まれる、
それ程の柔らかさだと言うのに包まれた指が乳の弾力によって揉み返される。
揉めば揉むほど気持ちイイ…しかも、新入生は快楽の喘ぎを上げながらも、余裕を持って受け止めている。
ダメだ、こいつにとって乳は弱点ではないようだ、見切りをつけて他を攻めるべきか。
そう思いながらも手指に受ける心地よさに動きが遅れた。
「あふ…ん♪ 私からもお返ししますね♪」
「む…くぅ…!?」
ペニスに柔らかい衝撃が襲いかかった。
新入生の尻だ、巨乳に劣らぬ柔らかさと弾力に腰が引ける、だが逃げられない、引けば引いただけ追いかけてくる。
身体がくの字になった所でグイッと押し込まれた、鍛えぬいた足腰もこんな体勢では役に立たない。
後ろにあったベッドに尻餅を突いてしまう、そして無防備をさらした俺のペニスを巨尻が襲う!
むっちぃっ!
俺の腹筋に逃げ場を無くしたペニスが柔らかい尻に包み込まれ、次の瞬間とんでもない弾力によって
揉みまくられるっ!!
「ぐあああっ! くううううっ!!」
「ふふふ、凄い声。 そんなに気持ちいいですか私のお尻♪
あっ…やっちゃいましたね、もうビショビショになっちゃった♪」
新入生の言うとおり俺のペニスは我慢汁によってビショビショになっていた。
「それにしても、あんっ♪ 頑張りますね、そんなになってもオッパイから手を放さないなんて。」
ふたたびクスクスと笑う声。
そう俺は未だに巨乳を揉む手を止められないでいた。
巨尻に押されバランスを崩した俺はしっかりと巨乳にしがみついたまま押し倒され、
尻ズリの快感に耐えるために手にしていたモノを握り締めた結果、手指とペニスに同種の快感を
受けてしまい増幅された快感に大量の我慢汁を噴き上げてしまっていたのだった。
「うっ! ううっ…くそおぉっ!!」
渾身の気合で巨乳の魅了を弾き飛ばす!!
「あん! 凄い気合…でもダメ―♪」
たおやかな手が乳から離れようとしていた俺の手を押さえつける、そして俺の手を使って自分の胸を
揉みしだき始めた。
「くおおおっ!? よ、よせっ、や、やめ…おおおおっ!?」
「あら? 嫌なら放せばイイじゃないですか? 私は別にそんなに力を込めている訳じゃありませんし。」
確かにそうなのだが手がペニスが気持ちよすぎて力が入らない…くそっ、解ってて言っていやがる。
「ところで気がついてますか? 私が抑えているのは手の甲だけ…指を動かして私の胸を揉んでいるのは
あなたの意思なんですよ?」
「な・・・に?」
…その通り、だった。 元より俺の指は柔らかすぎる乳肉に埋もれ彼女の指が届くような状況ではなかったのだ。
だが、手を抑えられているという免罪符が俺自身を騙し快楽への欲望に走らせたのだ。
何が『戦士として自分の総てを律する』だ。
バトルファックにおいて最も基本的な、快楽への欲望を絶つことすら出来てはいなかったのだ。
例えそれが基本にして究極の命題であるにしろ、戦いにおいては絶対の一だ。
それが出来ていたからこそ俺は主席の座を得たのだから。
…認めよう、俺はまだ心のどこかでこの女を新入生と呼び、侮っていたらしい。
それまで未練がましく巨乳を揉みしだき快楽を貪っていた俺の指の動きがピタリと止まる。
そのまま流れるように乳首を捻り上げ女の体がビクンと仰け反った所で体を入れ替える。
「きゃんっ! あはっ、やっと本気で相手してくれる気になったんですね♪」
「ああ、全力で相手をさせてもらうよ、3年生主席の名においてっ!」
パンティに手を掛け引き下ろす、そのままの流れでクンニ。
コレまでに培ってきた技術の総てを叩き込む!
「あああっ! ああっ、凄っ…流石は主席っ!」
女は全身をビクンビクンと痙攣させて感じまくる! …いける、このままっ!
だが、どれほど責めてもイく気配がない…その内に俺の舌の動きがどんどん鈍っていく。
女のマンコは異様に粘り強く、愛液もネットリと絡みつくようで普段の何倍も消耗させられる感じだった。
「あんっ! ああんっ…あ、あはははははっ♪」
「!?」
それまで悶絶していたはずの女がいきなり笑い出した。
「あーあ、やっぱりダメだわ。 あなたじゃイけない。」
愕然として俺の動きが止まってしまう。
何故だ! 今の攻めは俺のバトルファック史上でも最高のクンニだったはず!
それが何のダメージも与えていないと言うのかっ!
「今度は私から行くわよ?」
「むぐぅっ!?」
女の宣言と共に俺の舌が膣に引きずり込まれる!
反射的に引き抜こうとするがビクともしない、瞬く間に限界まで舌が引き出され痛みすら覚える。
その痛みもネットリとした粘膜に嬲られて快楽に昇華され、俺の背筋にゾクリと震えが走る。
舌だけではない、引き寄せられるままに唇もまた陰唇に接触し快楽にまみれていた。
異常に発達した大陰唇と活発に動く小陰唇にヌメヌメと唇をおおわれ、キュッと挟まれ、ついばまれ、
唇同士のキス以上の巧みさでもって愛撫されていた。
「ふっ…ん…んん…ふぅー…」
上手く息が出来ない、舌が蕩ける、唇が気持ちイイ、頭がボウッとして・・・。
「どうかしら? 私のキス、美味しいでしょう?」
悔しいが美味い、力が抜けてムチムチの太腿に支えられているような状態だ。
「もう堕ちちゃったの? それじゃ1回イって貰おうかな、そしたら次はもうちょっと頑張れるよね。」
女の足が俺のペニスに伸び、膨れ上がって先走りを漏らしていた亀頭をギュッと足指で握り潰した。
「むぐうううーーーーっっ!! ぬぐうっ!」
足指とは思えないほど柔らかな握り、5本の指がまるで5枚の舌のように亀頭を滑る!
必死にペニスを逃そうと腰を捻る、ヌルヌルで滑りやすい亀頭だと言うのに足指は一瞬も離れず
フェラチオと手コキを合わせたような快感を擦り付けてくる。
「うっ、うっ…う、ううう―――っ!! ぐうっ! ぐっ! ぐっ! う―――っ………」
ビュッ…ビュウウウウ――――ッッ!! ビュウウウッ! ビュウウ――ッ! ビュウーーーッ!
イくものかっ! という意識と意地。 巨大なダムのごとき防波堤が決壊したのは僅か30秒後。
女は史上最大の台風よろしく快楽の雨を降り注ぎ、俺は精液の大洪水を余儀無くされたのだった。
―――――――――――――――――つづく――――――――――――――――――――――――
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