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スライムバスター 番外編 4

ニチュッ、ニチュッ、チュクチュク・・・
僕のペニスはライムの膝に囚われたままだ。
ローションの滑りを利用して何度か脱出を試みたけれど、ことごとく彼女にブロックされて失敗に終わっている。
「そんな逃げ方じゃ私の責めは外せないわよ。それとも、逃げる気力もなくなっちゃったのかしら?」

ライムは僕に頬擦りをすると、ニュル・・・っと耳の中に舌を挿入してきた!
まさか、この技は!!・・・僕の嫌な予感が的中していなければいいのだが・・・

しばらくして、ちゅるんっと彼女が舌を元に戻してからこういった。
「ふ〜ん、そうなんだぁ! ルルちゃんの能力ってすごいわ・・・ウィルの隠れた願望までわかっちゃうなんて!!」
・・・やはりそうだったか。
ライムはルルの能力を借りて、僕の性的嗜好を読み取ってしまったらしい。
最近僕が気になっていることと言えば・・・だめだ!想像したら負けだ。

「ねえ、ウィル? ずばり、こうして欲しかったんでしょ!! うふふっ♪」
ライムは僕の上体をいったん起こして、正面から僕を抱きしめる。
ぎゅうううっと抱きしめられると、それだけでもボーっとしてしまう・・・しかも相手は僕の恋人・・・ライムだから効果は絶大だ。
そして、座ったままの状態で「二人羽織」の逆バージョン・・・対面座位の姿勢で、僕の顔を胸で押しつぶし、ペニスを足の指でコチョコチョと責めてくる。
「こんなことを考えているなんて、さすがスライムバスター様だわ!!」
これが僕の隠れた願望だったのか。
回避できないほど甘く痺れるような快感に身もだえする僕。

「今からあなたをコントロールしてあげるわ♪」
僕の股間を見てもいないのにクニュクニュと器用にうごめく彼女の足指。
僕は彼女に抱きしめられながら、胸に顔をうずめているから思いっきり淫らな想像をしてしまうのだ。
「あっ、あっ・・・ライム! やばいよ・・・うますぎ!!」
腰をガクガクさせたくても、完璧に押さえ込まれているから身動きが取れない。
そして、拘束されている分だけ快感が上乗せされる。
僕の願望どおりの・・・いや、それ以上に甘美な攻撃に僕の思考能力はどんどん薄くなっていった。


このままでは反撃する気力さえも快感で押しつぶされてしまう。
しかし僕を絶頂に誘うように、彼女の言葉責めが続く。

「ほらほらっ、私の脚で今夜もすりおろされちゃうよ? いいの??」

「私の膣に入れるまでもなく、ドピュドピュしちゃいそうね!」


「あなたのペニスがぴくぴくしながら喜んでるわよ? 本当にマゾだわ、あなた・・・」

耳元でささやかれるたびに、彼女の言葉どおりに身体が調教されていくようで怖い・・・
苦し紛れに僕は彼女の顔をちらりと見た。
すると、ライムはとても幸せそうな表情で僕を見つめている気がした。
しかしそれは僕が見たことのない表情だった。
うまくいえないけど・・・いつもと違って、温かみのあるような笑顔だった。

僕の頭に生まれた違和感・・・彼女の表情が、快感の泥沼に身を沈める寸前の僕に思考力を与えた。
彼女の顔をもう一度ジーっと見つめる。 「な、なによ。 見つめないでよ・・・」
僕の目に理性の光が戻ったことを敏感に察知したライムが、少し驚いたように問いかける。

「ライム、ごめんな。 さっきまで一人にさせちゃったよね? 僕が薬を買いに行っている間、さみしかった?」
彼女の性格からして、今夜不機嫌だった理由はそれだ。 間違いない!
そうでなければ、ルルを眠らせてまで僕に八つ当たりバトルを挑む理由はない。
心の奥を突かれて驚く彼女を、空いていた左手で僕はぎゅううっと抱きしめる。

「何でいつも言わないんだ? 一緒にいて欲しい・・・って。」
彼女の頭にコツンと軽く自分のおでこをぶつける。ちょびっといいムードになってきたかな?
ライムは黙ったまま下を向いている。
ここぞとばかりに僕もライムに向かって語りかける。
「他の3人が自分の中に入ってきて、自分の居場所がなくなっちゃうと思ったの?」
彼女は気丈に振る舞っているけど、実は甘えん坊の寂しがり屋なのかも知れない。
「・・・うん。だって、四日に一度しかあなたに会えない・・・のよ?」
「バカだな・・・ライム。」 少し強めに彼女を抱きしめる僕。

「バカっていわないでよ!! あなたは他の3人のことは誉めるけど、私のことは誉めてくれないじゃない・・・」
か、かわいい! こんなライムを僕は見たことがなかった。
「・・・いっぱい感じさせてあげる。君の事だけ考えて、君が望むことをしてあげるから・・・一緒にイこう!」
僕の言葉を聞いてライムが顔を上げた。
少し瞳をうるうるさせながら、彼女はちょこっとだけ脚を広げた。


それからのことはあんまり覚えてないけれど、僕は彼女の中で何回もイった。彼女も口には出さなかったけど、僕と同じくらいの回数はイってるはずだ。もはや二人には勝ち負けは関係なかった。
最後の最後で彼女は失神した。僕は彼女を絶頂に導いて、心の底から溶かしてあげることが出来たと思う。

「ハァ、ハァ・・・つ、つよいじゃない」
息を弾ませながら、彼女が僕に微笑む。
そして、ベッドの下から小さな箱を取り出して僕に押し付けた。
「私をイカせたご褒美よ・・・はい、これ! ウィルにあげるわ。」
箱の中には、小さな青い指輪が入っていた。

そういえば、かつての僕とのバトルでスライムリングが消えちゃったことを、ライムは密かに気にしていた。
何度も何度も僕に「私を恨んでない?」と聞かれた夜もあった。
僕は隣で恥ずかしそうにしている彼女の頭にポン、と手を乗せて優しく微笑んだ。
「これ、ありがとう。ライムみたいにきれいな色だね・・・大事にするよ。
素直じゃないけど本当はとっても優しいライムが、誰よりも好きだよ!」

「ば、ばかっ! 急に何を言い出すのよっ! 黙って指にはめてくれれば・・・いいの・・・♪」
ライムは少し照れたように微笑むと、僕に強く抱きついて優しくキスをした。
番外編もハッピーエンドです
明日から仕事なのでしばらくサヨナラです
たくさんのコメントして下さった皆さんに感謝しています

ルルの技を織り交ぜてみました

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