図書館を出て、さっきの角のところまで戻り、更に奥へ進む
ここまでかなりの人と出会った…最深部もそう遠くはないだろう
テオナは無事かな…チロの話では更に奥に進んだみたいだ
そして、アキ………ファントム
何処にいる…?
廊下を直進すると、広いところに出た
これは……
窓に飾られたステンドグラス、片隅に置いてあるピアノ…
椅子が入り口から見て左右にバランス良く、2つ…それが奥まで続き
計8つの長椅子がある
そして真ん中は赤い絨毯で彩られ、その先には天に飾られた十字架と一番大きいステンドグラス…
ステンドグラスには神々しい女性の絵らしきものが見える
ここは……礼拝堂か?
奥に続く道はない
テオナ……アキは何処に……
「よく来たね、スーク・グレイヴ」
「!」
唐突に、影がステンドグラスに反射し一瞬輝き、落ちる
一番奥…祭壇の手前……
悪魔…ファントム
赤い髪の少女は、そこにいた
「アキは何処だ…!?」
「心配することはない、君のすぐそばにいる」
「何…」
と、何かが動く気配
僕の前の椅子…
バタリと、唐突に僕の目の前に横たわる
「アキ!」
そこにいたのはアキだった、彼女はまるで人形のようにピクリとも動かない
すぐにアキの元による
抱き上げる、生きてはいるが、目を覚ます気配が全くない
「お前…アキに何を!?」
「少し彼女の生きる力を頂いた…というところか、私がこの世界で活動するにはまだ力が足りなくてね」
「何だと……!」
「私が憎いかな、スーク」
「……すぐにお前を倒してやる」
僕はアキを抱きかかえたまま、礼拝堂の入り口の横に寝かせる
そして、ファントムに振り返る
「私が何故この世界に突然現れたか、スーク、君は知っているのか?」
「知らない…だがお前が淫魔を生んだという事実はある、お前の存在の理由なんてどうでもいい」
「果たしてそうかな、私が現れた原因がスーク、君にあるとしてもか?」
「……どういう意味だ」
ファントムは背後を向き、床にひざまづく
両手を広げ、目の前のステンドグラスの女性に祈るようなポーズを取る
「そう、私がこの世界に現れた原因、それは君だ」
「…………」
「スーク、君は私の言っていることを嘘と思うかもしれない、だが私にとってはそれが真実なんだ」
「……僕の、何が原因か、はっきり言ったらどうだ?」
ファントムは立ち上がる、肩越しに振り向き
「君が今ここにこうして立っていること、それがもう原因となっている」
「何を……言ってる?」
「君は気づいていないかもしれないが…君の中には人間とは思えない信じがたい力がある」
「力?」
「そう、君の持つ力…淫魔と人間を共に生かそうとするその力だ」
「………」
「君は当たり前のように、その道を進もうとしている…だが、普通の人間では、そんなことはまず出来ない」
「…僕は、せいぜいそのきっかけを与えるぐらいの存在だ」
「それで十分…というか、そのきっかけというものが一番大変なんだけどね」
「………」
「君のその道を歩むこと、それはもう君自身を説得することでは変えられないだろう、だが…」
ファントムは完全に体をこっちに向けた、ゆっくり近づいてくる
「止めることはできる…私が君の最後の障害となろう、勝負だ」
「お前は…人間と共に生きようとは思わないのか!?」
「それはできない、我が主、リリスの命だ」
「リリス……?」
「私は淫魔を作った存在だ、だが全知全能の神ではない…私を作った者も、またいるということ、それが我が主、リリス」
「そのリリスを説得すれば淫魔と共存できるってことだろう?何処にいるんだよ」
「リリスは神族の一派だ、君では出会うことすらままならないだろう」
「………」
ファントムは僕の手前、ゆっくりと止まる
「行くぞ…」
「……戦うしかないか」
観念し、僕は構える
ファントムの格好は最初に会った時と同じ、黒いローブだ
あのローブを無くさなければ、攻撃は皆無だろう
僕はローブに手をかけようと、腕を伸ばす
だが
「っ!」
まるで見えない壁にはばまれたように、僕の腕は弾かれた
思わず後方に下がる
何だ…?
「抗うな、君がいかに私直々に手を下さなければならない程の人間でも、やはり君は人間だ、私の敵ではない」
「…わかってるけど、ここであきらめたら、今まで僕を手伝ってくれた人に申し訳ないんだよ!」
僕は再びファントムに向かって直進する
だが、さっきとは違う異変
「………あっ!?」
指一本動かせない
静止した状態の僕
聞こえるのは、心臓の鼓動と息遣いだけ
「サイコキネシス……」
「!?」
ファントムの声がやけに響いて聞こえる
「私の特殊能力…あの忍の人間が使っていた口寄せの術というのに似ているな」
「な……」
「だが、私の技の方が優れているな…理由は二つ」
ファントムは手をかざす
すると僕の周りに3…4…5
手、足、胸、口、膣、5人の…全種の淫魔か!
どれも大人のお姉さん、といった感じのナイスボディをしている
「一つ目…私の召喚には人数制限はない」
僕の体は動けないまま、5人の淫魔達に埋没させられていく
「ふ、ぐ、あ…!!」
「二つ目…私の特殊能力は、淫魔の召喚ともう一つ…物質を自由に動かす“念”の力だ」
ファントムが淡々と告げてくるが、僕はもうそれどころではなかった
「うふふ、可愛い坊や…」
「すぐに気持ちよくしてあげる」
「私達5人で…」
「我慢なんてさせないからね」
「天国に連れてってあげるわ」
5人の淫魔が一斉に僕を攻撃してきた!
責めやすいように仰向けにされる
くっそ…体が、全く動かない!
と、口淫魔が僕の唇を奪ってきた
「んっ……ジュル………ヂュ」
「あ、ん……」
口内で繰り出される凄まじいディープキス
僕の舌に、淫魔の舌が巻きついて…
脳がぼーっとしてくる
僕のペニスははちきれんばかりに勃起していた
「キスでかわいくなっちゃって…次は私よ!」
胸淫魔が他の4人とは明らかに1レベル大きい胸で、僕のペニスを閉じ込めてきた!
「ん、ん〜〜〜〜!!」
ペニスが胸の中で押し潰されると、それが凄まじい快感を呼ぶ
だが、僕は口淫魔にキスされた状態で、うめくことしかできない
「ほおら、こうすればもっと気持ちよくなれるよ」
更に胸淫魔は、自らの胸の谷間に自分の唾液を落としてきた!
それがローションの代わりとなり、更にパイズリの動きをスムーズにさせる
クチュ、クチュ…と淫らな音がする、それがまた聴覚的な快感を呼ぶ
「う…………あ」
ファントムの“念”の力により、僕の体は完全に動かない
そのため防御することもできず、快感をストレートに受けてしまう
「我慢汁出して、ヒクヒクしちゃってる…可愛い♪」
胸淫魔がニコニコしながら子悪魔に言ってくる
く、くそお…体さえ動けば
「私達も退屈ですから…」
「責めちゃいましょうか」
「賛成〜」
周りで見ていた足、手、膣淫魔も、僕の体に群がる
手淫魔は僕のお腹辺りにまたがり両乳首をクリクリ指先で愛撫してきた!
「ん……ん……ん!」
「悶えちゃってるスークさん、とっても可愛いです」
手淫魔の極上の指先テクは、僕の上半身の力を全て乳首から吸い取っていくような…そんな感じだ
足淫魔と膣淫魔は、二人で僕の足の指先をペロペロ舐めてくる!
ううう、下半身も上半身もそんなに………!
僕の体全体が快楽の支配下に置かれていく…
何処にも我慢する力なんて、残って、ない………
ドピュピュピュピュピュッピュッピュッピュッピュ!!
胸からちょこんと出てた亀頭から、僕の生命力の元が吐き出されていく
淫魔達は嬉しそうにお腹の辺りにかかった精液を舐めとっていく……
「次は私ね」
「え、ちょ……!!」
まだ体力も完璧に回復してないというのに、次は膣淫魔が僕のペニスをその名器でパクリと食べてしまった
「っっっっっ!!」
目の奥がスパークする
「それそれそれそれっ♪」
だが膣淫魔は全く遠慮なしに、激しいピストン運動をしてくる!
ピュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!
「あっ、んんっ……いいわぁ」
流れ込んでくる生命のエキスを実感しながら、膣淫魔はうっとりとした表情を作る
「次私ぃ」
「何言ってるの、私よ」
そして手淫魔に素晴らしいスピードの手コキで秒殺され…
足淫魔には足で散々弄られ…
次は口淫魔に僕のペニスは捕らえられようとしていた
「あ、く、うう………」
僕はもう精魂尽きたと言っても過言ではなかった
なんせ全く抵抗できず一方的に攻撃されっぱなしなのだ
くそう、ここで、死ぬ……のか?
意識が薄れ行く
「そろそろ君も限界みたいだな…私に戦いを挑んだその勇気だけは誉めてあげないでもない」
口淫魔が、僕のペニスを口に含んだ
「実際、君は凄い奴だ、極淫魔を倒すことはできなかったとはいえ、ここの上級淫魔を倒し、更に人間の中でもトップクラスの実力者と言えるであろうライを倒した」
「………………」
「だが、まだ私に勝つには時期が早かったようだな…せめて、楽に死んでくれ」
口淫魔が頬をすぼめ、舌先は精を引き出そうと尿道口をグリグリ押し開く
や、られる……か?
僕は目を閉じ、抵抗をやめた
(………?)
だが、トドメの一撃はいつまで経ってもこなかった
いや…ペニスは解放されている、フェラ攻撃から
それどころか、5体全種の淫魔が全ていなくなっている
「………バカな!」
聞こえて来るのはファントムの驚愕の声
僕は
ゆっくりと
目を
開いた――
「よっ、大丈夫、スーク?」
「………アキ!?」
僕の目の前には
見慣れた、でも一番見たかった
彼女の、笑顔が
広がっていた
「ど、どうやって復活したんだ!?」
「ふっふっふ、驚くでしょう」
アキはビシッとファントムを指差した
「自分の力に溺れたね、ファントムさん!」
「……っ! そういうことか!!」
ファントムは自分の失態に気づいたのか、美しい少女の形相はみるみるうちに歪んだものになった
「私から力を吸い取ってやっと自分の力を取り戻した…それがあなた」
「…………」
「だけど、“念”の力は一つのネックがあるのね」
「……ネック?」
僕が問うと、アキは得意げに頷き
「自分で蓄えたエネルギーならそのままエネルギーが消えるだけなのだけれど、他者から貰ったエネルギーの場合、その貰った者に使った分のエネルギーが返還されると…そういうことよ」
「な、なるほど…」
納得した
「あなたはもう念の力は使えないわ、その証拠にホラ、スークはちゃんと動いてる」
「う、うむ、そういえば動ける…」
僕は自分の腕をぶんぶん振り回した
「召喚した淫魔は全部スークに夢中になってる間に私が倒させてもらったわ」
「い、いつの間に…」
全く気づかなかったが
「……何を、いくらそっちが復活しようが、まだこっちには召喚の力が残っている」
「そうはさせませんよ」
「!」
またまたいつの間に現れたのか、礼拝堂にはテオナがいた
「いくら淫魔を召喚しようと、今のあなたの力では召喚できるのはせいぜい全力で上級淫魔…極淫魔である私がすべてを打ち倒します」
「貴様…生みの親である私に逆らうというのか!?」
「逆らいます、私はスークさんと約束したんです…人間と淫魔の共存を、私達淫魔を生んだだけで放置してきたあなたなど、親でも何でもありません」
「……ちょっとスーク、まさか二股してんじゃ…」
テオナの言葉に反応し、ギロリと僕を睨んでくるアキ
「なななななな何言ってんだよアキ……」
「はーん!スークの浮気者、サイッテー!!」
「いや違うって、これは…」
シリアスなシーンなのに、完璧にぶち壊しである
「貴様ら……全員ふざけているのか!?」
怒号に満ちた表情でファントムが叫ぶ、もはや最初の余裕は片隅にもない
「私は淫魔を作りし者だぞ!?舐めるのも、いいかげんに……!」
「残念だが、もうアンタのことは全部知ってるんだ」
と、更に礼拝堂に人が
ラムト先輩と、ライ……
さっき別れ告げたのに、もう会っちゃったよ……
僕の考えていることはよそに、ラムト先輩は言葉を続ける
「確かにアンタは淫魔を作りし者だろう…だが」
そしてその次の言葉をライが言う
「図書館で全部調べさせてもらった…アンタ自身の戦闘能力は、特殊能力以外には皆無だ」
「なっ!」
驚愕に驚愕を重ね、今にも卒倒するんじゃないかというファントム
悪魔と呼ばれた者とは思えない、その姿
「その証拠が、無制限の召喚という能力だ…自分で戦うことができないから、淫魔にそれを任せていたんだ」
「………………」
ファントムは、ガクンと崩れ落ち、頭を抱える
「観念しろ、ファントム…もう全て終わりだ」
僕が言うと、ファントムはキッと睨み据えてくる
「私が…淫魔の支配者が、負けるなど………っ!!?」
と、ファントムは首を押さえて急にもがき苦しみ出した
「あ、は……がぁ!?」
少女はもがき苦しみ、その場でジタバタと暴れる
「ど、どうしたんだ…?」
僕の言葉に、答えるものはいない
皆、驚愕の表情でそれを見守るしかない
「お、お許しください……リリス、様………!!!」
そして
急に操り人形の糸が切れたかのように
悪魔は、倒れ伏した
そしてその周辺から色濃い闇が渦巻き
悪魔の体を、溺れさせた
闇が完全に悪魔の体を奪い、後には何も残らなかった
「……………………………………………」
皆、そのことに呆気に取られていたが
「お、終わったんだ、な……?」
僕の一言に、勝利の歓声が響いた
ラムト先輩は満足そうに笑い、ライもそれにつられてわずかだが微笑んでいた
僕はアキに笑いかけ、二人でハイタッチをした
「あ、そういえばテオナ、ここの極淫魔は?」
僕が問うと、テオナは申し訳なさそうに
「すみません、あと一歩のところまで追い詰めたんですけど…逃がしてしまいました」
「そっか、まぁ、しょうがないかな」
いずれにしても、口淫魔勢力も分解状態で、もう戦争を続けられる状態ではなくなっただろう
と、みんなの歓声を打ち破るかのように、チロが大慌てで入ってきた
「大変だ…!」
チロは息も絶え絶えと言った感じだ
「どうしたんだ?」
僕が問うと、チロはみんなを見据え
「喜んでる場合じゃないよ…口淫魔の残党と、レジスタンス協会の人間がこっちに来ている!」
その一言に、みんなの顔に緊迫感が戻る
「どうする?一応脱出経路は確保しておいたけど、誰かがオトリにならないと」
チロの言葉に皆一瞬黙り込むが
「私にお任せください」
テオナが立候補する、皆一斉にテオナを見る
「とにかく、スークさんとアキさんの脱出が最優先事項です、ここは多少乱暴でも、突破しないと」
「テオナ様が残るのであれば、もちろん私も」
「いえチロ、あなたはスークとアキさんを最後まで導いてあげなさい、敵はここだけじゃないのですよ」
「ですが……テオナ様お一人では…」
「俺も行こう」
と、ラムト先輩が割って入る
「協会の人間を上手く言い包めて、口淫魔の残党と戦闘させるようにしよう、そうすれば時間稼ぎができる」
「ラムト隊長、それでしたら、私と手分けしてやりましょう」
ライの言葉にラムト先輩はコクリと頷く
「頼む、ライ」
「はい、任せてください」
「じゃあ、俺達は一足先に行ってあいつらをかく乱してくる…」
「気をつけてください、ラムト先輩」
アキが心配そうに声をかける、先輩はやっぱりいつも通り豪快に笑い
「何、大丈夫だ、そっちこそ気をつけろよ」
「はい」
「スーク、お前だけがアキを守ってやれるんだ、しっかりな」
「ありがとうございます…先輩」
先輩は最後に僕に笑いかけ、礼拝堂を出て行った
「……死ぬんじゃないよ、アンタとは絶対に決着をつけるんだから」
「…わかった、覚えておく、ライ」
ライは頑なな態度を崩さなかったが、最後は何処か穏やかな表情だった
ラムトとライが出て行った後、テオナも出る
「また会いましょう、スークさん」
「ああ、必ず」
テオナもゆっくりと微笑み、礼拝堂を後にした
「さて、脱出するよ、お二方」
「ああ、道案内頼むよ、チロ」
「任せときな」
チロ、そしてアキが礼拝堂を出る
最後に僕は祭壇のステンドグラスの女性を見つめ―――
振り返り、礼拝堂を後にした
(さよならだ……ファントム)
あれから、1週間経った
僕とアキは無事チロのおかげでイージス島から脱出することに成功し
今はコートルークの宿屋にいた
チロは僕達をコートルークまで連れて行った後すぐに
「テオナ様が心配だ、私はイージス島に戻る、しばらくここに滞在しててくれ」
「え、でも……僕ら宿泊費持ってないよ」
「何、宿屋の主人に3週間泊まれる程のお金は払っておいた、それまでには連絡をよこすから、ゆっくりしてくれ」
それだけ行って、チロも戻って行ってしまった
まだ、連絡はこない……
だが、必ずテオナもチロも戻ってくるだろう
そして、先輩やライ、レジスタンスのメンバーとも必ず再会できると
僕は信じている
「スーク……」
「ん?」
僕とアキは部屋のベットを椅子代わりにし、互いに肩を寄せ合っていた
やっとアキを助け出すことができた
もう絶対、アキを離すまい
僕は誓った
「私を助けてくれて、その…ありがとう」
「何だよ、当然のことをしたまでだろう?」
「うん…でも、スーク、私を助けるためにたくさんの人や物を失ったでしょう…ごめん、ごめんね…」
アキは泣きそうな顔をして、こっちを見つめていた
僕は笑った
「何言ってんだよ、僕がそうしたかったから、そうしただけだよ」
「でも……」
「確かに、ここに来るまでに、たくさんの物を無くした、だけど手に入れた物だってある、それはかけがえのない、大事なものだ、それに…」
僕はアキの肩に手をかける
「それに、アキがいる、僕にはアキがいる、それで十分だ」
「………うん、ありがとう」
レジスタンスから追放され、僕達は新しい未来を行く
今もまだ戦争が続いているが、必ず、戦争は終わり、人間と淫魔が互いに生きていける世界を作っていく
それは、大変かもしれない、僕達だけじゃ、無理かもしれない
それでも―――
やってみるさ
僕はすぐ隣にある窓の外を眺めた
人々で賑わい、でも穏やかな町並み、海には船が渡り、カモメが飛び交い
空は、蒼穹に輝いていた
END
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