海底通路は至ってシンプルな一本通路
特に隠れる場所とかがあるわけではない…純粋な実力が勝敗を分ける
「行きますよー」
ラーナが僕にじっくりと迫ってくる
タイプ的に先制してきそうな感じだったけど…思ったより慎重派らしい
僕もそれに合わせてじっくりと行く
やがて彼女が飛びついてきたので、それを横にひらりとかわす
「むっ!?」
「………」
その後も彼女は追撃とばかりに手で僕の体を捕らえようとするが
僕はそれを軽く後方に下がって回避する
カウンターとばかりに彼女の腕を回避した際
スルリと下から潜り込み彼女の胸を愛撫しようと手を伸ばす
だが、彼女もそれは読んでいたのだろう、すぐさま後方に下がって回避する
僕も一回ステップで下がり、彼女と距離を取る
一連の動作に勢いがあったせいか、彼女との距離は一瞬でかなり遠のいている
「なかなかやるじゃないですかー」
「それはお互い様だな」
再びお互い構え直す、次は僕から仕掛ける
互いにダッシュし、居合いの要領で交錯する
一瞬で押し倒そうと彼女の肩を掴もうとするが
彼女は僕の両手をしゃがんで回避しその両手首を掴んでくる
「くっ」
「えーい!」
そのまま彼女は僕に正面から密着するように体当たりをしてくる
僕は彼女の衝撃を後方に少し下がることで分散させる
倒されまいと体を逸らしその場で止まる
彼女も止まろうとするが、いかんせん体当たりのためブレーキが効きにくい
再び少し間合いが開くような感じになる
(体術的にはほぼ互角か……捕まえにくい相手ではあるな)
彼女は口淫魔だ、口の動きには気をつけなければならないだろう
「これならどーです?」
彼女は再び接近してくる、回避しようと横に身を逸らす
だが、彼女はそれを読んでいた、接近途中で止まり体を回転させる
「うっ?」
滑らかな動きに一瞬僕の動きが止まる、それがマズかった
彼女は僕と真正面に向き合う形になるところで体を止め、素早く僕の腰に両腕を巻きつけてきた
「しまっ……!」
「遅いですよー、いっただきまーす♪」
彼女は軽く舌なめずりをし、防護服越しから僕のペニスに吸いついてきた!
ジュルルルッルル!!
「う、ああああぁぁ!」
彼女の小さな口は容赦なく僕のペニスに悲鳴をあげさせる
防護服越しからで、この威力だ、直で喰らったら…!
ムクムクと膨らむ股間、威圧感を感じ体を引こうとするが彼女の両腕がそれを許してくれない
「こんなの、脱がしてあげますよー」
「や、めっ…」
僕の抗議など聞くはずもなく、彼女はいとも簡単に僕の防護服の中からペニスを出してくる
マ、ズイッ…!
だが、彼女は速攻で、僕のペニスを喉元まで加えこんだ
そして激しい吸引が始まる
「は、あ……す、吸われ…!」
「ん、ん……」
まるで精を無理矢理引き出すかのような吸いつき
一度ペニスを口にしたら絶対に離さないと言わんばかりの力
そして舌は口内でペニス全体を激しく舐めまわし愛撫する
「う、あああ…」
腰が砕けたように、その場に座りこんでしまう
しかしそれでも彼女は腕を離さず、トドメをさそうと舌で亀頭を愛撫し、尿道口を軽くノックしてくる
限界は、さほど待たずに訪れた
吐き出した精はすべて彼女の口内に吸収され、残りカスすら引き出そうと舌はペニスに巻きつき、搾り出そうとしてくる
やがて、キュポンという音がし、彼女が満足そうな顔で立ち上がる
僕は、立ち上がる力すら今ので吸われたみたいだ……
「美味しかったですよー、やっぱりこっちの相手で良かったです」
「く、うぅ…」
「悔しいですかー?でもこれがあなたの限界ですよ、さてさて、ここからじっくり食べさせてもらいます♪」
彼女はそう言うと、今度は僕の体をうつ伏せにしてくる
何を、する気だ……
だが、考えはすぐにわかった
「う、はぁっ……!」
下半身に、異様な感覚が広がる…
これは…!?
「ここはそんなに責められたことがないみたいですね…私が開発してあげますー」
「ぐ、あぁっ!?」
レロレロレロ……
アナルを、ゆっくりじっくりと舐められている…
「や、やめろぉ…」
「やめてほしければー、自分で脱出してみてください」
ゆったりと舐めたかと思えば、いきなり舌を尖らせ奥深くに突き刺してくる
「ああぁん!?」
「いい声で鳴きますねー、もっと聞かせてください」
どんどん責められ、気が付けばまたペニスは膨張している…
外部からの刺激なら、まだ抵抗の要素はあるが…
内部からのこらえようのない刺激に、僕は身震いした
更に彼女は僕のペニスを見て、手コキ攻撃も加えてきた
「あ、う……!」
「元気なペニス、このまま2回目もイってねー」
さすがに口ほどの威力は手にはないが…
今はアナルを舌で愛撫されているからあまり関係がない
むしろコンボ攻撃により増長している
僕のペニスはさっきの彼女のディープスロートのおかげで唾液でヌメヌメしている
それがローションの役割を果たし、より手コキを強力にしている
アナルを好きなだけ蹂躙され、僕の体は歓喜した
ドピュピュピュピュッピュピュピュ〜!!
精を放ち、打ち倒される
このまま、眠ろうか……?
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……」
だがまだ僕は生きている……まだ、負けるわけにはいかない
「まーだ抵抗する気ですか?しつこいですねー」
僕の様子を見て、気に入らないとばかりな感じのラーナ
僕は仰向けになり、彼女を見据える
彼女は僕を見下す、立ち上がり……
「そんなにもう1回吸われたいのでしたら、望み通りにしてあげますー」
彼女は再び、僕のペニスを口に含もうと顔を股間に寄せる
だが、彼女は勝利を確信している目だ…
行ける!!
僕は力強く起き上がった、彼女の目が驚愕に見開かれる
「え……?」
「油断、した、な……!!」
僕はそのまま彼女のアソコに指を入れ、クリクリと回す
彼女は全裸だった、それは幸いだった
「きゃ、ああああああああああああああっ!!?何、で……!!」
彼女は一瞬で高められていくのがわかった、だいぶ感じてはいたらしい
「………悪いが、ここで負けるわけにはいかない」
「あああんっ!!」
ひときわ高い喘ぎ声を出し、彼女の姿は光と共に消えていった…
「はぁ、ふーっ……」
なんとか勝てた、疲労感から、僕はすぐに移動することができず、海底通路の壁に背を預けて休憩していた
「………テオナ達は、大丈夫か?」
僕は体力が十分に回復したのを自分の中で確認すると、立ち上がり出口の方へと進んでいった
出口からは登り階段が直線に続いていた、それを一気に駆け上がる
そして、あるのは扉
ゆっくりと、その扉を開ける
開けた先にあるのは、広いホールのような場所だった
「ここは…?」
僕が出たところから左右に通路が続いている
左を見るとそっちは入り口に続いているようだ、外の景色が見える
ということは、ここはイージス島の中にある建物か何かか…?
右の方が奥へと続いているようだ
先に行ってみようとそっちの方へ移動する
だが、何か人影のようなものを僕の視界が捕らえた
「……チロ!?」
見ると、ホールの奥の方で、チロが壁を背に座りこんでいる
彼女の顔はだらんと下がり、まるで生きているように見えない
「どうしたんだ、大丈夫か!?」
僕が慌てて駆け寄ると、チロは顔を上げた
どうやら生きてはいるようだ、だが……
「ああ、スークか…ははっ、ざまあないね、こんなところでやられるなんて」
「誰にやられたんだ、口淫魔達か?」
「違う……」
チロは首を横に振る
「スーク、気をつけて進むんだ、ここにはどうやら人間達も来ているみたいだ」
「人間……じゃあ」
「ああ、レジスタンスだろう、この口淫魔の本拠地への総攻撃に踏み切ったんだ…」
このタイミングで、レジスタンスまで来てしまうとは…
三つ巴、ということか、状況はかなり複雑化しているらしい
「私を倒したのは……あれは、忍の女だろう…かなりのやり手だったよ」
忍、心臓が高鳴るのがわかった
「テオナ様達は奥に進んでいった……悪いけど、私はここでリタイアさせてもらうよ、脱出経路を考えておく」
「ああ、わかった……僕も奥に進んで様子を見てくる」
「くれぐれも、テオナ様を頼んだよ…」
僕は頷き、立ち上がる
奥の扉にゆっくりと進んでいく
くそっ………
(取り返しがつかないのか……これは?)
いや、まだ遅くないはずだ
今止められるのは僕しかいない、行かないと……!
続く
Please don't use this texts&images without permission of 一.