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スライムバスター 九戦目 その4

ライムとの激戦で消耗した体力を取り戻した僕は、
自分の上で気絶しているライムを押しのけて立ち上がった。
「よいしょ・・・お休みのところ悪いね・・・」
ころん、と転がるライムに部屋の窓のカーテンをもぎとってかぶせてやった。
敵とはいえ女性を裸のまま転がすのは気が引けた。
でも、まいったなぁ・・・スライムリングが無くなっちゃった。
もう二度とルル達とコンタクトできないと思うと残念だ。

「ん〜〜〜・・・やっぱり、やさしいのね。この身体をそのまま放置しておいてもいいのに・・・」
突然、ライムがしゃべりだした!
彼女は人間とスライムのハーフだから、イカせても消えないんだっけ。
でも今の僕では復活したライムを迎え撃てないぞ・・どうする!?

「ありがとう、おにいちゃ〜ん!」
彼女は勢いよく立ち上がると、僕に抱きついてきた。人懐っこい笑顔で僕に頬を寄せてくる。
「えっ・・・この感じはもしかして・・・??」
「そうだよ、ルルだよ。他の二人も中にいるよ〜 私たちでこの人の身体を操ってるの。」
お、驚いた。そんなこともできるのか。ルルは続けて僕に話す。
「そのかわり、操っている間はこの身体でから抜けられないから。それに、ライムさん自身はお兄ちゃんにやられて悔しがってるみたい。」

スライムリングは消えたけど、気絶したライムの精神をリングの中の3人が乗っ取ったわけだ。
「ここからは私たちがお兄ちゃんをサポートしてあげるよ! けっこう力になれると思うよ。この身体、すごく強いみたいだし?」
ライム(の身体)を味方につけ、思いがけず2人のパーティーになった。
よし、急いで宮殿の奥を目指そう!! 僕らはこの部屋をあとにした。


以前僕がスライムバスター昇進試験を受けた場所よりも奥に、神官長ミサの部屋がある。
僕らは周囲の様子を見ながら中に入ってみた。
すると、すでに2人の女性が倒されていた。
彼女たちはおそらくショートとミディアム・・・僕の試験官だった神官たちだ。
近寄って状態を確認する。ぐったりしているが、息はある。
「あ、あなたは! お願い、助けてください・・・神官長さまが・・うぅっ」
僕に気づいたショートが、涙を浮かべて助けを求めている。

ミディアムのほうは依然として気絶したままだ。
泣きながらショートが話を続ける。
「この奥の隠し扉から神殿の地下にいけます。今回のこの騒ぎは、淫魔たちがひそかに地下礼拝堂に侵入して、悪魔を寄り付かせない結界を破ったことが原因です。それに気づいた神官長さまが地下に入られた直後、淫魔の少女がやってきて・・・私たち二人で応戦したのですが、まるで歯が立ちませんでした。」
二人を倒した淫間は少女の姿をしている。
しかし、この二人の神官もかなり高レベルだ。
それを簡単に倒してしまうほどの実力・・・急がないと神官長があぶない!
僕らは隠し扉を通じて神殿の地下へ向かった。



ここは地下の礼拝堂。神官長ミサはここにいた。
魔力によって十字架に貼り付けられた長い髪の美女が、眉間にしわを寄せて『何か』と戦っている。
その周りを黒い髪の少女が腕組みをしながらコツコツと歩き回っている。
見たところ、13歳〜15歳といったところか・・・しかし少女の瞳からは強大な魔力を感じる。
「大神官ミサ、なかなかしぶとい方ですわね・・・私の『淫夢の呪文』にも耐え切ろうとしている。」
少女がポツリとつぶやく。
ミサの頭の中には、人間の常識を超えた淫魔の責めがグルグルと渦巻いている。
彼女が並みの精神力であるならば、とっくに昇天してしまっているだろう。

「さっさとイってしまえばいいのに、あなたが無駄な抵抗をするおかげで結界の封印が完全に解けないのですわ。まあいいですわ、今から素直に快感を受け入れさせてあげます。」
少女の人差し指がミサの股間を指差すと、ゆっくりとミサの脚が開かれた。
「な、なにをする・・・やめなさい! ・・・・・・あぁぁぁぁっ!!!」
きゅいぃぃぃっ・・。
ミサは少女をにらみつけるが、少女は何のためらいもなくミサのクリトリスをつまみあげた。
「こんなに濡らして恥ずかしくないの? ふふふっ、大神官ミサ・・・」
とろり、と指先に付いたミサの愛液を少女は淫らに舐めまわす。

「たっぷり辱めてあげますわ。今から直接私が触ってあげる。たっぷりと魔力を乗せた人差し指で、あなたの感じるところを貫いてあげるわ。」
ポゥ・・・っと少女の指がぼんやりと光を放ち、ミサの秘所に近づいていく。
くちゅっ、ツププッ
少女の細い指先が少しだけ入ったところで、ミサの身体がビクンっと跳ねる。
「や、やめて・・・おねがい・・・誰か、誰か助けて〜〜!!!」
ツプゥッ・・・ずぷぷぷ・・・ 少女の顔に冷たい笑みがこぼれる。
少女がミサの願いを無視して指を全て埋め込もうとしたその時、礼拝堂の扉が勢いよく開いた。
振り向いた少女の瞳に、自分の腹心の部下・ライムと見慣れない男が立っていた。
話を先に進めましょうw

ところで、少女の名前を募集します
みなさんが萌えそうな名前を教えてください

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