1966

スライムバスター 九戦目 その2


僕は宮殿の真中あたりにたどりついた。この部屋は・・・前にも感じたことがある光景。
目指す場所はもう少し先だが、僕の直感がこの部屋に敵がいることを告げている。
一瞬たりとも隙を見せてはいけない・・・そう思いつつ先を急ぐ。

「おめでとう。一人前のスライムバスターになれたのね。」
あたり一面に響きわたるクールな声。そして聞き覚えのある声の主に、僕は振り返る。
切れ長の目、男を狂わせる美脚、程よい大きさのバスト、自信にあふれた勝気な微笑み・・・
振り向いた先には、リップスでありながら得意技の舌責めもせずに僕を足コキだけで射精寸前に追い詰めたライムの姿があった。

今日は真っ黒でタイトな服を着ていた。上半身はタンクトップで肩から指先までは露出している。
そして相変わらずの美脚を際立たせるミニスカート。
あのしなやかな足先で、いいようにいたぶられたのを今でもはっきりと思い出せる。
今日はあの時と違って、唇が美しく艶やかにぬれているのが印象的だ。

「あ〜あ、やっぱりここまできちゃったか・・・私があの時感じた予感は正しかったみたいね。」
以前のような様子見の、余裕のある笑顔じゃない。
ここまでたどり着く間の敵を倒したということで、僕の実力を認めざるを得ない・・・といったところか。
「あのときの私の予感が脅威となってしまった今、もう手加減はできないわ。今度は本気で相手してあげる。」

以前と同じように優雅に近づいてくる彼女を見て、今ならわかる・・・
ライムの周りには男を欲情させるオーラが渦巻いていることと、僕を足責めしたあの時のライムが全力ではなかったことを。
でも僕だってあの時よりもレベルアップしてるんだ。ライムの強さに近づいたはずだ。
「ライムからのリベンジは、僕も望むところだ。 いくぞ!」
かつて見た予知夢の舞台に僕は立っている。負けられない!

「そんなこといって・・・うふふ、本当は私にまたいじめられたいんでしょう? あなたの体には私が足先責めの快感を刻み込んだのだから・・・」
チラリ、とミニスカートの裾をめくるライム。
思わず彼女の足に目がいってしまう。

確かに彼女の言うように、一度刷り込まれた快感は簡単には消えない。
バトルの前から僕はハンディキャップを背負っている状態だ。
「さっきも言ったけど、私は本気よ。あなたがどんなに鳴いてもわめいても、全部吸い尽くしてあげる。」
邪悪な笑みを浮かべるライム。でもだいじょうぶだ、今度はライムが技を仕掛けてくる前に、こっちが先制攻撃してやる。
「あなたはもう臨戦態勢ね? そのままでいいわよ、一気に犯してあげるから♪」

急に僕が入ってきたドアがバタン、と閉じて大きな音がした。
「あら、あなた挟み撃ちよ。私の仲間がようやく駆けつけてくれたみたい。絶体絶命ね?」
ライムの視線を追って思わず後ろを振り向く僕。
しかし、彼女が言うような事態にはなっていない。

「うふふふっ♪ よそ見しちゃイヤよ?」
視線を戻すと目の前にライムがいた。
しかもすでに彼女は衣服を脱ぎ去り、攻撃態勢を整えていた。
うかつにも彼女の口車に乗ってしまった自分が情けない。
「し、しまっ・・!」
軽い混乱状態の僕は、ライムの素早い動きに対応できない。
「うふふ、反応が遅いわ。 私に犯されたいのよね?ウィル」
彼女の左手が無情にも僕のペニスを包み込み、ドアノブを回すようにクルクルと刺激を重ねてくる!

「たしか、この責めも好きだったわよね? 久々にたっぷり調教してあげるわ・・・ふふふ」
ライムの細い指がネト〜〜〜っと僕の背中をなぞり、お尻を撫で回した後、お尻の穴に伸びてゆく。
「な! や、やまっ・・・そこはぁぁ!!」
彼女の右手が僕の腰を抱え込むようにして、僕を後ろから犯す。
「くすっ、後ろの穴もやわらかくほぐしてあげるわ・・・しっかりヌルヌルにしておきましょうね〜」
ライムの中指と人差し指、全ての指がアナルと玉袋をつまんだり転がしたりする。
クシュッ!クシュ、ヌチュ・・・・ 的確に快感だけを送り込むライムの指。

「ぁぁぁああっ・・・!」
丁寧に左右のタマタマを転がされて、袋の付け根からアナルの間を何回もツツーっと撫でられると、思わず声をあげてしまった。
「うふふっ、相変わらず感じやすいのね・・・ウィル♪ それに前よりも感度が上がったかしら?」
ライムに先制攻撃を許してしまった僕は、すばやく精神を立て直せるだろうか!?
ライム「どうやって犯されたい?」

11-47「みなさんに聞いてみましょうか??」(←他力本願)

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