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スライムバスター 九戦目 その1

外は晴れ渡っているけど、空気がとっても冷たい。
きょうはクリスマスイブ。
スライムバスターとしていくつかの任務をこなし、忙しい日々を送っていた僕だが
久々に休暇が取れた。

せっかくのイブだから、彼女でもいれば最高なのになぁ・・・
そんなことを考えながらゆっくりとコーヒーを飲んでいたら、頭の中にルルの声が響いた。
(お兄ちゃん、カノジョさんがいなくてもあたしがいるでしょー!)

今夜はルルに夢の中で犯されちゃうかな、と一人で笑っているところにものすごい勢いで村役場の人が飛び込んできた。
「すすす、すいません! ウィルさんがいてくれてよかった!! 至急の文書です。それではっ」
彼は一通の手紙を僕に渡して、次の家に向かっていった。
手紙には一行だけ、こう書かれていた・・・

「淫魔来襲。応援を頼む。    神官長 ミサ」



スライムバスターの昇進試験以来、僕はこの神殿には足を運んでいなかった。
すでに僕以外にも何人も戦士やハンターが集まってきているとは思うが、入り口付近は静まり返っていた。
すでに戦いは終わっているのか? 悪いほうにばかり想像がいってしまう・・・。
神殿の入り口は、片方の扉が外れていた。中に入ると数十名の人間と、それより少ない淫魔の死体がゴロゴロ転がっていた。

慎重に周囲を警戒しながら先に進む。
頭上からの殺気を感じた僕は、すかさず左側に飛びのいた。
すると、僕がいた場所にめがけて、黒い翼を持った女性が舞い降りる。
「残念! はずしちゃったわね。なかなか勘が鋭い子ね。」

背中に付いた小さな黒い羽をパタパタさせながら、彼女はこちらをにらんだ。
紫色のタイツ、黒い下着、長い黒髪と小さな八重歯。典型的な下級淫魔。
レッサーサキュバスとでもいうのかな?
「気持ちよくしてあげる♪ わたしは・・・きゃあああああああああああ!!」
彼女の言葉が終わる前に、僕は彼女の背後に立っていた。

彼女がヘナヘナと崩れ落ちるのと同時に、僕は部屋の出口に向かってダッシュした。
「気持ちよくなるのはキミだけさ。時間がないから、急がせてもらうよ!」

ほんの一瞬。

僕の言葉を彼女が聞き終わるより前に、彼女の性感ポイント全てを僕は愛撫し終わっていた。
クリトリスや乳首に関しては、軽いタッチを数十回繰り返した。
はぐれメタル・メタリカの高速移動を、僕はかなり使いこなせるようになっている。
ただし、疲労度はハンパじゃないので連発できないが・・・今はそれどころではない。

僕に襲い掛かってきた下級淫魔は、きっと何もわからないままイッてしまったのだろうな。
僕は振り向くこともなく神殿の奥へと向かう。
頭の中に、かつての3人の試験官である美女たちが犯されているイメージがわいてくる。

彼女たちを助けなきゃ!
先を急ぎますので・・・・・・(笑)

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