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スライムバスター 八戦目 その2

元々ウンディーネは水を司る精霊。人間にとっては友好的な存在。
しかし中には淫魔に操られてしまう例外もいる。それが・・・今まさに僕の目の前にいる。
「淫魔化したとはいえ、精霊としてのプライドはもう残ってないのか!?」
正直、僕には荷が重い相手かもしれない。しかし、ここで彼女の餌になるわけには行かない!

彼女は僕の挑発をまったく無視して、ゆっくりと僕に近づいてくる。
淫魔とはおもえない柔らかな笑みを浮かべて、ゆっくりと・・・
「ねぇ、そんなに怒鳴らないで。もっと笑顔でいてくれなきゃイヤよ?」
僕は無意識に後ずさりしてしまう。やはりレベルの差をひしひしと感じる!!
「あなたの精はとっても美味しそうね。見た目によらず経験豊富なのかしら?」

彼女の後ろに目をやると、死体が3体あった。
衣服はそのままで中身が空っぽになっている。
「あ、あれは・・・やはりお前の仕業か。」
戦士たちの亡骸を見て、彼女をキッとにらみつける僕。ウンディーネは微笑みながら僕に語りかける。
「もう吸い尽くしちゃった・・・けっこうがんばってくれたんだけどね? あの子達」
僕の手前3mくらいのところで、彼女は立ち止まるとその右手を天にかざした。
「次はあなたの番よ。何もわからないうちに終わらせてあげる・・・」
次の瞬間、滝から流れる水の一部が僕に襲い掛かってきた!!

僕が立っている場所に大量の水・・・というより津波がたたきつけられる!
ウンディーネは自分の支配下にある水を自由に操れるのだ。
「痛かったらごめんなさいね、まずはあなたの身体を水で覆い尽くしてあげるわ。
そのあと、やさしくマッサージしてあげるわ♪」
水流の勢いが収まり、あたりをキョロキョロ見回すウンディーネ。
そこに僕はいなかった。
僕には彼女の攻撃が事前にわかっていたので、とっさに安全な岩陰に移動していた。

ウンディーネから余裕の表情が消えて、彼女の瞳が憎しみに染まる。
「あなた・・・ただの坊やじゃないわね? なぜ私の攻撃をかわせたの??」
僕は、倒したスライムの能力を継承している・・・自分の未来を少しだけ見ることが出来るんだ。
それが僕の指に光るスライムリングの能力のひとつだ。
「僕はウィル。スライムバスターのウィルだ。仲間の敵はきっちり討たせてもらうよ!」
とりあえず彼女の先制攻撃は空振りに終わった。今度は僕が彼女を責める番だ。

僕は彼女に向かってダッシュした。一気に間合いを詰めて接近戦に持ち込む。
「スライムバスター・・・? あなたみたいな坊やが?? まさかねぇ・・・」
信じられないという表情で僕を見つめる彼女を無視して、僕の指先が彼女のバストとヒップを捉える。
「別に信じてくれなくてもいいさ。でも、僕はキミを水に返してあげる。精霊に戻してあげるよ!」
僕は指先に氷結魔法をかけながら、ウンディーネを愛撫した。
彼女の肌の表面がピキピキと薄く凍って、すぐに溶ける。
「あんっ! 坊やのクセに上手じゃない・・・見直したわ。うぅん♪」
どうやら彼女を感じさせているようだ。僕は慎重に愛撫を続ける。
ふよふよとした感触の彼女の肌が、僕の愛撫を受けて少しずつ弾力が増してくる。

「そ、そこっ!! んんんん・・・あはぁ・・・」
僕は彼女を丸裸にして、右手でさらに優しく乳首をもてあそぶ。
ウンディーネを倒すには、スライムと同じように内側に熱を持たせることが大事だ。
そのためにはじっくりと愛撫を繰り返すしかない。
「こっちのほうは・・・どうかな? イッちゃってもいいんだよ?」
彼女はどうやら乳首よりも腰周りのほうが感じてくれるらしい。
僕は両手の指に神経を集中させて、彼女のヒップを愛撫した。彼女の感触がどんどん人肌に近づいてくる。

息を弾ませながら、ウンディーネが僕の頭を抱え込む。
ほお擦りをしながら僕にささやいた。
「あん♪ あなた、なかなかやるわね。でもこれで・・・つ・か・ま・え・た♪」
彼女が小さな声で呪文を詠唱すると、周囲に飛び散っていた水が僕と彼女を覆い包んだ。
「うふふふ、この水牢獄の中に入ったら、もうあなたに勝ちはないわ。覚悟することね。」
ウンディーネは相手を水浸しにすることで、どんな角度からでも攻撃できるようになる。
周囲の水が僕にまとわり付くように、まるでスライムのような粘度を持ち始める。

この水は全て彼女の分身・・・しなやかな女性の手の形に水を変化させ、ウンディーネは僕のわきの下をくすぐってきた。
「あなたの全身を脱力させてあげる。精をいただくのはそのあとでいいわ。」
彼女の作り出した手が僕のお尻をさすり、指先が感じるポイントを探してうごめく。
さらに彼女は僕の背中と股間を同時に愛撫しようとしたが、僕がぜんぜんあえぎ声を出さないという違和感に気づいた。
「な、なによ・・・その鎧っ! なんでガードできるのよ!!」

「さすがに、元精霊を相手に生身で対抗することは出来ないよ」
僕は倒したスライムの一人、メタリカの能力「はぐれメタルのコーティング」を利用して、ウンディーネからの快感攻撃を無効化させていた。
「淫魔ウンディーネ・・・策におぼれたな!」
彼女が攻撃の手を緩めたところで、僕は反撃に移った。
精神力を高めることで、水牢獄から脱出する!
「キミの感じるところを、徹底的にかき混ぜてあげる。快感で体温が上がった今なら、これでトドメをさせるはずだ!」
僕は彼女の腰に手を回し、足を広げさせた。
そして、ペニスを彼女の中に押し込む。もちろんペニスもメタル化してある。
「そ、そんな・・・攻撃が通じないなんて、ずるい! ああああぁぁっ!!!」
僕は彼女のヒップを揉みまわしつつ、ペニスを高速でガンガンとピストンした。
彼女の肌は滑らかなので、多少強めの刺激でいいようだ。
「ごめんね、でも君を水に返してあげるから・・・今は素直に感じていいよ。」
彼女の水温がどんどん上昇してくる。もう一息だ!
「あぁっ!ダメダメダメ!! 感じすぎちゃう、イッちゃうの〜〜〜!」
彼女が絶頂を迎えるとき、僕は力いっぱい彼女を抱きしめた。

次の瞬間ウンディーネの全身が凍りつき、周囲の水が元に戻る。
激しかった滝の流れも少し穏やかになる。淫魔ウンディーネを倒した!
そして、凍てついたウンディーネの身体に亀裂が入る。中から小さな妖精が現れた。
「ありがとう、私の封印を解いてくださったのはあなたですね?」
どうやら本物の精霊・ウンディーネのようだ。淫気をまったく感じない。
彼女はうれしそうに僕の周りを飛び回ってから、戦士たちの亡骸のほうへ向かっていった。
「彼らには悪いことをしました・・・すぐに元に戻させていただきます!」
精霊は小さな声で呪文を詠唱した。
辺りが柔らかな光に包まれると、亡骸だった戦士たちの体がどんどん再生していく!

「本当にすみませんでした。でもこれで彼らも大丈夫ですわ。」
ペコペコと僕に向かってせわしなく頭を下げる精霊。しかしその魔力はすさまじいのだ。
程なくして彼らが意識を取り戻す。
よかった・・・スライムバスターとしての初任務が終わろうとしていた。
「ありがとう、ウンディーネ。」
僕らは精霊に一礼してから洞窟をあとにした。
初任務は無事に終了です。
次回、あの強敵が再登場(かも?)

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