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ラブ&ピーク 第四話「イかせあい講習」

15号店支配人との勝負から数日たったある日、僕は浅岸さんと佐々木さんに教育を施されていた。教

えてもらっていることは“女の攻め方”だ。この先一方的に耐えるのではなくこっちからも攻める戦い

があることを考えて僕の方から頼んだのである。浅岸さんと佐々木さんはこの店の2大看板娘で女の子

たちのリーダー格だ。信頼されているだけあって教えかたも上手く、実習も交えて教えてくれた。


「と、まあこれで一通り教えたかな。」

「結構多かったね。」

「そんなことないよ。だってこれは基本。組み合わせによっていろんな効果があるんだから。」

ちなみに教えてもらったことは女の子の基本的な性感帯とそこへの攻め方。

「じゃあ、次はそれを教えてくれるの?」

「いいえ。あなたは才能がありますからこの先は自分で極めてください。」

どうも、あの姉貴のおかげで僕は性に関しては天才と見られているらしい。それが誤解なのかどうかす

らはわからないけど。

「あとは実践あるのみ、だよ!」

人差し指を僕に向けてびしっと指して佐々木さんが言う。

「わかった。ありがとう2人とも。」

「いえいえ。あなたにはいろいろと上手くなって欲しいですから。」

顔をピンクに染めて呟く浅岸さん。いろいろ・・ね。何となく快く教えてくれることを了承したわけが

分かった気がする。

「じゃ、次は実戦だよ。」

「え?」

「え?・・じゃないよ。さっきので終わりとでも思ったの?」

「い、いや。」思ったけど。

「で、実戦ってことはもしかして2人と?」

「そ。1対1でイかせあうの。こういうことはスポーツと同じで、頭で覚えるだけじゃ駄目だもの。」

「そうです。戦ってみればわかると思いますけど、相手の行動をいかにして封じて攻められるか、がイ

かせあいにおいては重要なポイントなんです。」

「はぁ。」

あんまり実感がわかない。話だけ聞いていると本当にスポーツと同じだ。むしろ格闘技と同じだ。

「戦えばわかりますよ。さあ、やりましょう。」


最初の相手は2人のじゃんけんの結果、浅岸さんに決定した。そして今、僕と浅岸さんはベットの上で

向かい合っている。佐々木さんは審判として見ている。

「ルールを説明しますね。まずは当たり前ですけど暴力は無しです。投げたりぶったりしてはいけませ

んから。」

まあ一応セックスだしなぁ。それに女の子を殴るのはさすがに抵抗がある。

「そして勝敗は先にイった方が負けです。私たち女性は潮を吹いてもイったと満たされます。」

「なるほど。」

「あと、降参は無しです。降参と言ってもスルーしますから。」

「わかった。」

「こんなところです。では始めましょう。」

そういうと浅岸さんはこっちに体を正面から向ける。そしておいでおいでをしている。かかってきなさ

いということか。僕はその挑発に乗ることにして浅岸さんに近づいてその大きなオッパイに両手を伸ば

した。だが、その手は空を掴んだ。

「へ?」

「ここがお留守ですよ。」

浅岸さんは素速く僕の伸びた両手の下に滑り込んできたのだ。そしてペニスを掴まれてあっという間に

ペニスは浅岸さんのオッパイに包まれてしまったのであった。

「うっ、あ、あ・・・」

浅岸さんはペニスをオッパイで包むとすぐにパイズリしてきた。油断していただけにそのダメージは大

きかった。

「どうしたんですか?まだ勝負は決していませんよ。」

そうだった。これは今までのと違ってイかせあいなんだ。僕は浅岸さんのオッパイから逃げようと腰を

引こうとした。・・が、浅岸さんは僕の背中に手を回して抱きついてきた。そして体を上下してオッパ

イをペニスに擦りつけてきた。攻撃力は手を使ったパイズリよりも劣りはするが相手を逃がさずに攻め

るにはもってこいの技だった。

「早く逃げないとイっちゃいますよ。」

ふふ・・と笑う。僕は必死で腰を引くが腰をしっかりと抱かれてそれでは逃げられない。むしろ逃げよ

うとするとより強く抱きついてきてオッパイがより強くペニスに密着してくるので自分の首を絞める結

果にもなる。


どうやって逃げればいいだろうか?今僕は浅岸さんの与えてくる快楽に足が震え始めていた。このまま

ではベットに尻餅をついてさらに逃げられない体位になるのは目に見えている。かといってこのままが

んばって立っていてもいずれはイかされてしまうだろう。

「足が震えてますよ?ベットに座りますか?」

笑いを含んだ言葉。浅岸さんとしても僕に座ってもらった方が強く攻められるのだろう。だが座ったら

負けは確実。立っていても負けそう。ならばこっちも攻めてみたらどうだろうか?僕は早速浅岸さんの

今の状態を見てみた。浅岸さんは仁王立ちしている僕に抱ついて僕を見上げたり、時折乳首に舌を這わ

せながらペニスに胸を押しつけ、擦り続けている。このままでは浅岸さんの下半身に触れることはでき

そうにない。ならば攻めるのはオッパイのみしかない。僕は浅岸さんのオッパイに手を伸ばし揉もうと

したが浅岸さんは体を上下しているので掴みにくく、さらにあとちょっとというところで浅岸さんは体

をくねらしたりひねったりして巧みに僕の手をかわしていた。掴んだ、と思っても激しく動かれて逃が

してしまうのであった。


「駄目ですよ。その程度じゃ私を捕まえることは出来ませんね。それにもうイきそうですし。」

浅岸さんは体をくねらせてオッパイをペニスに擦りつける。オッパイを掴もうと手を伸ばす。でも浅岸

さんはその手をかわそうと体をくねらすのでペニスにかかる乳圧が変わって僕に余計な快楽を与える。

この悪循環が続いて僕はどんどん射精へと高められていった。我慢汁が溢れて浅岸さんの胸の谷間はテ

カテカと光って、にちゅにちゃと淫猥な音が鳴り響く。もうどうしようもなかった。

「もう無理ですね。諦めてイってしまいなさい。」

浅岸さんはそういうと体を激しくくねらせながら上下してオッパイをこすりつけてきた。

「うあ”あ”・・!!」

僕は腰を浅岸さんに抱きつかれながら胸の谷間から白い粘液を断続的に飛び出させていた・・・


「残念でしたね。でも、わかりましたか?逃げられずに攻めることの重要さが。」

「よくわかったよ。」

「ええ、それならよかったです。でも、なるべくそうされないようにするのも必要ですよ。」

全くだった。最初にオッパイを両手で揉もうとせずに片手で股間を護りながらもう片方の手で攻撃をし

かければよかったのかもしれない。

「あと・・・次からは本気で行きますから。次に戦うまでにはもっと強くなっていてくださいね。」

「・・・本気じゃなかったの?」

「まさか。本気でしたら少なくともあなたの手を自由にさせませんよ?」

・・・なるほど確かに勝負中に僕の手は自由に動かせた。それなのに負けるなんて・・・

「まあ、始めてなんだししょうがないよ。」

佐々木さんが慰めてくれた。

「さ、次はあたしだよ。次は2回目の戦いなんだから善戦ぐらいはしてよね。」

・・・その言葉はとても無謀としか思えなかった。


「では、始めです。」

もちろん佐々木さんとの勝負の審判は浅岸さんだ。浅岸さんの合図と共に佐々木さんがじりじりと向か

ってきた。隙を見たらヤられる。僕は思わず後ずさりしてしまった。だが、それがいけなかった。後ず

さりしたと言うことはペニスを前に突き出してしまうことになって隙を探っていた佐々木さんに掴まれ

てしまったのだ。

「ふふ・・駄目だよ逃げちゃ。隙が出来るもの。で、こうなっちゃうの。」

佐々木さんはペニスを掴んだその手を動かしてペニスをしごいてきた。親指と人差し指で亀頭をこすり

ながら手コキしてくる。敏感な亀頭をそんなに攻められると・・気持ちよすぎる。

「で、でもまだ負けちゃいない・・!」

僕は反っていた体を戻して佐々木さんと向き合うと両手で両胸を揉んだ。そして乳首を指先でいじった

り大きく胸を揉みしだいたりして佐々木さんを攻めた。

「あっ、きもちいぃ・・・」

佐々木さんにダメージを与えたようだ。だが、ペニスへの攻撃は弱まるどころか強まってきた。さすが

にこの程度でひるむことはないようだ。僕は胸を攻めながら腰を引いて相手を封じながら攻めようと試

みるが、佐々木さんもそういうことは予測していて僕が腰を引いてもその分だけ手を押し出したり、体

を寄せて決してペニスから手を離さなかった。


「甘い甘い。そんなんじゃあたしの手コキからは逃げられないんだから。」

佐々木さんの手コキが激しくなってくる。さらにもう片方の手で玉を優しくもみもみしてくる。僕はそ

の快楽に一瞬目を閉じて胸への愛撫を忘れてしまった。このまま攻め合っていては分が悪い。そこで僕

は2人共ひざ立ちしている今の状態からベットにうつぶせになって佐々木さんへ攻撃をするということ

を考えた。そうすればベットにうつぶせになって隠されたペニスを護りながら佐々木さんを攻撃できる

からだ。

「なら、これでどうだ。」

僕は上半身に重心を残したまま足を背中側にけり出した。するとあとは重力によって僕の身体はベット

にうつぶせになる。佐々木さんはそのいきなりの僕の動きにペニスを掴む暇もなく僕のうつぶせになる

様を見るしかなかった・・・かのように思えたのだが僕の方も佐々木さんのオッパイを放してしまった。

というよりも佐々木さんがうつぶせになった僕の上に乗ってきたのだ。

「甘いよ。だって逃げる方法は限られているからこうやって対処できるんだよ。」

僕の耳元に佐々木さんの声。佐々木さんはふっと耳に息を吹きかけると僕とベットの間に両手を滑り込

ませてペニスを掴んできた。さすがに僕とベットの間にあるペニスをしごくのは大変なようなので佐々

木さんは指でペニスをマッサージするように愛撫してきた。

「うあ・・・やばい・・・!」

我慢汁が佐々木さんの指によってペニスに塗りつけられる。亀頭も竿も我慢汁でぬるぬるになっている。

それを指先でマッサージされると何とも言えない快楽がペニスを襲う。

「ふふ、どう?逃げられないでしょ。ほらぁ、このままだとイっちゃうよ〜?」

「ぬぅおぉ・・・」

僕は体をよじって逃げようとする。両手も使って起きあがろうとするが背中にぴったりと佐々木さんが

くっつき、佐々木さんの足が僕の足に絡みついているので起きあがろうとも起きあがれない。それに佐

々木さんの手がペニスに快楽を送り込んでいて体から力が抜けるようだ・・・

「どうしたの?逃げないの?ほら、ペニスがこんなに硬くなってるよ。それに汁も垂らして・・・」

「くそぉ・・・あうっ。」

佐々木さんの指先が亀頭を集中して攻めだした。我慢汁も塗りつけられた今、その攻撃は厳しすぎる。

「ふふっ、可愛い。」

耳元で佐々木さんの甘い声が囁かれる。この声がまたいやらしくて僕の官能をくすぐるのだ。声をかけ

られるたびにペニスはびくっと反応しているのが自分でもよく分かる。もう限界かも知れない。

「ね、もう我慢しても無駄だよ。イっちゃいなよ。ほら・・・」

佐々木さんは僕の耳たぶを甘噛みし、亀頭をぎゅっと掴んできた!

「ま、まだま・・・・うわっ!」

一気に込み上げてきた射精感を止めることなど出来なかった。僕のペニスからは爆発したように精液が

飛び出していった。

「たくさん出たね。あたしの手、べたべたになっちゃった。」

体を起こして見ると僕の下腹部とベットはぶちまけられた精液でべたべたになっていた。佐々木さんの

手にも僕の出した精液がべったりと付いていた。佐々木さんはというと精液をじーっと見たかと思えば

自らの指を舐めて精液を飲んでいた。美味しいのかな?


「支配人さん。」

しばらくぼーっとしていると浅岸さんが話しかけてきた。
「ん?」

「残念でしたね。最初はいい感じだったんですけど。」

「そうかな?すぐにペニスを掴まれちゃったし。」

「いえ、あれは回避不可能だと思いますよ。」

「・・じゃあ、どうやれば勝てるのさ?」

「それはこちらのテクニックで先に果てさせられればいいんです。支配人さんもあそこで攻め続ければ

勝機があったかも知れませんよ。」

・・それはない。あの時点で射精を意識してしまったのだから。もっと早くに負けてしまっただろう。

でも、佐々木さんを感じさせることはできたのかもしれない。

「ま、しょうがないよ。まだ2回目なんだし。」

・・さっきと同じようなこと言って慰めてくれる。その慰めが通用するのは何回目までだろうか?

「まあ、この先店の女の子と何度かイかせあいすればすぐ力はつくと思うよ。」

「本当?」

「ええもちろんですよ。支配人さんのテクニックはかなりのものなんですから。」

「そ、あたしも胸揉まれてて結構感じてたんだよ。・・必死で隠してたけどね。」

そうだったのか。もしそうならあのまま攻め合いをしていたら勝機はあったのかも知れなかった。

「とにかくこの先みんなで勝負を仕掛けますし勝負を仕掛けてください。勝てば2つめの試練は終わり

ですから。」

「試練なの?」

「ええ。イかせあいは他の支部との勝負でも必要となることがありますから。」

そうだ。その時困らないように女の攻め方を教えてもらったのだ。まあ、試練にしておいたほうが僕の

方もやる気が出ると思ったのだろう。

「では、明日から試練の方もがんばってくださいね。」

「じゃあ、またね。今度は本気でするから。」

「あ、ああ。また・・」

2人は頭を下げると部屋を出ていった。・・しかし、明日からはイかせあいか。まあ、最初の10分耐

えるのだって無謀に思えたけど乗り越えたんだ。イかせあいの試練も乗り越えてみせる。僕は決意を固

めるとたまっていた事務の仕事をするのであった・・・

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