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エッチバトル戦争第8話「道を選ぶとき」

「何故ダメなんです、隊長!」
「……これは明らかに罠だ、行ったら間違いなく死ぬ」
レジスタンス本部の出頭所、僕とカーリッジ隊長の二人がいる
だが、僕は珍しく隊長に意見していた
手淫魔への奇襲は成功…結果は極淫魔と部隊長のチロを除くほとんどの手淫魔を殲滅できた
だが、僕とアキはその影であの悪魔…ファントムと戦い、敗北
アキを悪魔に奪われるという最悪の事態になってしまった
僕はあの膣淫魔が言っていたイージス島に行きたいと隊長に意見しているのだが、隊長は首を縦に振らない
罠、それはわかっている
だが、僕はどうしてもアキを助けなければいけない
「お前には次の命令があるまで待機してもらう…いいな」




「………」
僕は一人、自室でベットに寝転がり物思いにふけっていた
戦いには勝った、手淫魔はほぼ壊滅
それは確かに喜ばしいことだ、脅威の一つが減ったことは
だが僕の心の中は、まるで暗雲が立ち込めたかのように穏やかではなかった
アキ……
あの悪魔、何をするつもりだ…
「………やっぱりダメだ」
アキを見捨てることはできなかった
僕は一つの決断をした





僕は一人、レジスタンス本部の入り口に立っていた
荷物を持ち、旅支度をして
アキを救うのに多人数を裂くわけにはいかない
なら、僕一人で行こう…イージス島に
そしてアキを返してもらう…
僕は一歩を踏み出す
「待てよ」
「!」
僕は振り返る
見やると、入り口にはラムト先輩が柱に持たれるように立っている
「先輩…僕を止めるんですか?」
「いや」
先輩はゆっくりとこっちに近づいてくる
よく見ると先輩も荷物を背負っている…?
「俺も一緒に行こう」
「な…!」
僕は思わず絶句する
「ダメですよ、これは完璧に僕の私情なんです、レジスタンスのルールに完全に背いてます」
「わかってるが…お前一人でどうにかなるのか?」
「……どうにかならなくても、僕にはアキを助ける道しか考えられない」
「……まぁ、お前ならそう言うと思ってたよ」
先輩はポリポリと頭をかきながら言う
「だが、俺はお前より実戦経験は豊富だ…いざって時には役に立つだろ?」
「……でも」
「まぁ、俺はレジスタンス内部ではある程度の権限を持ってるしな、お前をかばうこともできる」
「……ありがとうございます、先輩」
僕は素直にお礼を言う、先輩は少し微笑み
「俺もアキを助けなきゃ夢見が悪くてしょうがないからな、ついてってやるよ」
「はい」
「それで、何処に行くんだったか?」





僕と先輩はレジスタンス本部から少し離れた公園の休憩所のような場所に行き、そこでこれからの行動の話をしていた
「あの膣淫魔はイージス島に来ればアキに会えると言っていました」
地図を広げ、僕は言う
「イージス島はここから大陸を越えて西に位置する場所にある、行くならまずはこの中央大陸一番の港町“カウセン”に行かなきゃならないな」
先輩が地図に指をなぞりながら告げる
「前回の作戦はレジスタンス本部の飛行機を使って大陸越えできましたけど、今回はそうはいきませんね」
「ああ、今回はレジスタンスの助力を借りることはできない…」
「なら、やはりカウセンから海を辿るルートで、南西大陸の港町“コートルーク”に移動、そこからイージス島まで徒歩で行かなければいけませんね」
「結構な長旅になるな…」
「はい、だけど…」
「ああ、やるしかないな」
進路を決めた僕と先輩は地図をしまい、一路、カウセンへと行くことになった






本部からカウセンまでは約1日かかるが、そこまでの間は特に淫魔に襲われる心配はなかった
夕刻の頃、山を下るルートでふもとにカウセンの港町が見えてきた
「今日はカウセンで宿を取るしかないな」
先輩の言葉に僕は頷く
「明日の朝一番で船に乗り、コートルークへ行きましょう」
「ああ」
僕と先輩は短い言葉をかわした後、山を下る
だが、異変は起きた
独特の気配が辺りを包む
僕と先輩はすぐさまそれを察知する
「スーク、淫魔だ、気をつけろ」
警告の声、僕は緊張も高まり頷く
そしてその影は現れる
僕達の正面…
まだ小学生くらいの体系をした淫魔だ
姿は全裸体、通常淫魔
長い黒髪のロング、丸っこい瞳をしている
ただ、口から流れる唾液…
そこから感じるのは、快楽の疼きでもある
「これは口淫魔だ、スーク」
先輩の知識がそれを割り出したのか、言う
「先輩、ここは僕に任せてください」
「大丈夫なのか、スーク?」
「ここでやられるようじゃ、アキを助けるなんて無理です…見ててください」
「わかった、だが危なくなったら助けるからな」
「はい」
先輩は僕の言葉に従ってくれ、少し距離を取る
口淫魔と僕の一騎打ちとなった
「お兄ちゃん…私にナメナメさせて?」
「負けてたまるか!」
防護服はしっかりと身につけている、大丈夫だ
僕は口淫魔に近づくと、まだ発達していない胸に手を当てる
だが、そこは感じる部分ではなかったのか、口淫魔はまるで平気な顔をしている
「お兄ちゃんが私をイカせるなんて、無理…」
そして口淫魔はジャンプして僕の体にしがみつく
小さい体系を生かした素早い攻撃だ
「くっ…!」
そのうちバランスを崩され、僕は押し倒される
仰向けになり、僕の体の上に淫魔が立ってる格好だ
「いくよぉー」
淫魔は軽く舌なめずりすると、防護服の上から僕の乳首を舐めてきた
「あ、くぅ……」
「チロチロチローってね、お兄ちゃん、感じてる?」
「く、うぅ、くっそ…」
なんとか立ち上がろうとするが、舐められる度に力が吸い取られてるようだ
しかも舐められた部分から防護服が溶けている…これが口淫魔の力か?
ついに上半身の防護服が溶けてしまった、完全な裸体をさらけだす
「これでもっと感じられるね」
そういうと無防備な乳首に吸い付いてきた
「あぁぁ、や、やめろぉ!」
「気持ちいいでしょ、お兄ちゃん」
舌先でチロチロ愛撫し、もう一方は指先で転がしてくる
くすぐったいような、でも確実な攻撃にペニスは起ってくる
「私の実力を見せてあげるよ」
更に口淫魔は僕の顔を両手で固定し、キスをしてくる
口内をねっとりと舐められ、舌を絡ませるディープキス
口淫魔の本領発揮に、僕はすっかり悩殺させられていた
「チュッ……チュッチュッ……」
「ん……あ、あ……」
弄ばれるようなキスに、僕は震えていた
くっそぉ、こんなところで負けてたまるか…
だがその精神力さえも、キスに飲まれていく…
「そろそろトドメね…」
やがて僕の体力も吸われ始め、スルスルと防護服のズボンが脱がされていく
そして出てきたペニスに容赦のないキス攻撃
チュッチュ…ヂュッヂュル……
たまに激しい吸いつきなどが加えられ、為す術なく我慢汁が吸われていく
「もう限界でしょ…?お兄ちゃん、早く白いの出してぇ」
「う、お、お……」
僕は射精寸前のところでなんとか踏みとどまっていた
こんなところで…まだ
負けられないんだ!!
「はぁっ!」
「きゃぁ!?」
立ち上がり、気合で復活する
「うおおっ!!」
そのまま一気に指の攻撃を口淫魔の幼い膣に与える
「きゃああああああああああああっ!!」
耐性が全くなかったのか、口淫魔はあっさりとイった
「やった、か……」
一息つき、僕は防護服を着替え直す
「スーク、お前もかなり腕を上げたな」
「先輩ほどじゃないですよ…」
やがて見ていた先輩が近づいてきて僕に声をかける
「その力があれば、アキを助けることもできるだろう…」
「……でも、僕に力がなかったから…」
あの時、負けた
「……その力も、まだまだ強くなる、頑張れよ、スーク」
「……はい」
僕と先輩は、再び歩き出した
間もなく、夜になろうとしていた
カウセンまで、後少し…




続く
ストーリーの方ばかりに集中して、戦いの描写が疎かになってもいけないなと思う今日この頃
やる気のあるうちにどんどん書きたいですね

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