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エッチバトル戦争第7話「最悪の結末」

「悪…魔…?」
僕はその言葉を聞いた瞬間、何かが脳裏に閃くのを感じた
この少女のは何処かで見たことがある…


―――だから僕がせめて楽に滅ぼしてあげよう――


「お前…僕の夢に出てきた……」
「ほう、君は気づいていたか」
赤い髪の少女―いや、悪魔が感心したようにほくそ笑む
「そう、私は人の夢の中に入ることが出来る、ナイトメアとかサキュバスとか、そんな生半可な力ではない、文字通り、悪魔の力だ」
「お前は……一体……?」
言いながら、僕は感じていた
恐怖
これは明らかに今までの敵と違う
いや、すべてを飲み込もうとしているこの圧倒的な存在感…
淫魔とは本質が違う
「私の作った乳淫魔を倒してしまうとはね、シナリオが狂っちゃったじゃないか」
「作った……お前が……」
「君はもう気づいていると思うけどね……」
唐突に、僕は理解する
「お前が……お前が、すべての淫魔を作った……根源…なのか!?」
「そうだよ、スーク・グレイヴ」
悪魔は両手を広げ、天を仰ぐ
「私こそ、この戦争の支配者…悪魔の“ファントム”だ」
「っ!!」
こいつが、こいつが…
僕たちの仲間を、イートルさんを
殺した、殺した
殺したんだ!!
「うわあああああああああああああああああああああああああっ!!!」
絶叫する
湧き上がってくる怒り
こいつがこの戦争を作ったのか…
この世界を!
許せない
許すものか!!
「スーク、落ち着いて!!」
僕の高ぶる感情を押さえつけるようにアキが僕を抱きしめる
「アキ…こいつが、僕たち、人の敵だ!倒さなきゃ、いけないんだ!!」
「わかってる!わかってるけど、そんな状態じゃ勝てないよ!」
「ふむ、そちらのお嬢さんの方が状況をわかっているじゃないか」
ファントムは僕たちをバカにするかのように見下す視線
「くっ、お前だけはぁっ!!」
アキを押しのけ、僕はかまわず突撃する
「スーク、駄目だよ!」
静止を告げるアキの声、だが僕は止まれない
「怒りで私を倒せるとでも…?君など、これで十分だ」
ファントムは手を掲げると、それを振り下ろす
直後、雷のようなものが天から来る
それはスークとファントムの間に落雷
「くぅっ……!!」
衝撃で飛ばされそうになるのを堪え、なんとか前方を見やる
煙が舞い上がり、視界が悪い
その中から…影
淫魔!
「さっきの出来の悪い子淫魔と同じと思わないでくれ…これはいい作品だ」
ファントムの声が何処からか聞こえてくる
その一言一言が癪に障るんだよ、悪魔!
僕の心は怒りに満たされていた
そして出てきた淫魔は、薄い紫のロングの髪、肢体はもう成熟的だ…
異質なのは、膣からとめどなく流れるあの愛液…
(膣淫魔!)
僕は瞬間的にそう判断する、見るのは初めてだ
やはり、あの悪魔…
「やめろ!これ以上淫魔を増やすな!」
「何故やめる必要がある?私はこの世界が淫魔に支配されるのを見届けなければならない」
「何…」
「私は悪魔だ、悪魔は悪魔らしいことをやらせてもらうよ」
「そっちの都合で、好きにさせるか!」
「ならばまずは君が力を証明してみせてくれ」
「くっ…」
とにかく僕にはこの膣淫魔を倒すしか道はない、覚悟を決める
「ふふっ…いい男、私と一つになりたい?」
さっきの乳淫魔とは違う、ある程度の知能もあるようだ
「させるかっ!」
僕は近づくと膣淫魔の胸を揉む
あの愛液流れる膣は危険と僕の本能が判断している
ならば、じっくりと攻めるのみ
「ふうん…なかなかいいセンスしてるわね、だいぶ、鍛えてる?」
「……」
僕は膣淫魔の言葉を無視し、ひたすら胸を攻め続ける
そのうち感じてきたのか、膣淫魔の息が荒くなっていく
「はぁん…やる、わね…」
(あと少し…か?)
「でも、まだまだよ!」
胸への攻撃を続けていた両手首をがしっと掴まれる
「くっ!」
「甘いわ」
そのまま一気に押し倒される
くそ、ベストポジションを取られた!
なんとか振り切ろうとするが、その前に膣淫魔は次の行動に移っている
「さぁ、いくわ…」
膣淫魔はその愛液溢れる蕾を、僕の顔に落としてきた!」
「んっ!?」
「さあ、どんどん舐めなさい?」
そして僕の両腕を地面に押し付け固定し、そのまま蕾を口に含ませようとする
僕は為す術もなく愛液を飲んでしまう…
「んっ、ん………」
「美味しいでしょう…?」
慈しむような瞳と優しげな口調で告げてくる
だが僕の方はそんな声を聞く余裕もなかった
飲まされる愛液はとても甘く、少し刺激の強い酸味もあって…
まるでお酒に酔ったような感覚
しだいに僕は抵抗する気力がなくなり、目が虚ろになっていく



「スーク……!」
見ていたアキが危険を察知したのか、膣淫魔に近づいていく
だが、それは叶わなかった
「あっ!!」
ものすごく強い力で手首を掴まれる
後ろを振り向くと、そこにいるのはあの悪魔、ファントムだ
「お前には役目がある…私と共に来てもらおう」
「は、離して…」
抵抗しようとするが、口調は弱弱しい
まるで手首から力が吸い取られてるようだ…



「さて…そろそろいいかな?」
膣淫魔は僕を十分に弱らせたことを確認し、元気になったペニスの上にその腰を上げる
「う、く……」
僕はそれを察知し、逃げようと努力するが、まるで力が入らない
「もうだめよ、私の愛液であなたの体はまったく力が入らないの…大人しく快楽を受け入れなさい」
そして、少しずつ腰を落としていく、まるで処刑をするかのように…
その際、したたる愛液が、ペニスの先端にかかる
「う、あ……」
僕はたったそれだけなのに、致命傷になりうるほど感じていた
「坊やには刺激が強すぎたかしら…今天国へイカせてあげるわ」
そしてついに先端が蕾に入る…
「う、あ、あああああああぁぁぁぁあ!!」
「ふふふ、どう?」
電撃的に走る快感、そんな、先端が触れただけなのに…
「じゃ、本格的に行くわよ、狂わないでね?」
「な…ああああああああああああああああああっ!!」
ズズッと入るペニス
淫魔の蕾の中へと完全に閉じ込められる
そして中の蕾が凝縮し、精液を押し出そうとしてくる
「うう、ぁぁ……」
「あら?まだ我慢してるなんて、凄いわね」
完全に挿入した時点でイクと思っていたのか、膣淫魔が誉めるように言う
「でも、残念…膣淫魔は淫魔の中でも最強クラスよ、今のあなたでは勝てない」
「う、ぐ……」
「残念、もっと鍛えてきて出直してね?」
そして腰の上下運動が始まった!
「ああああああああああああ、イク!!」
僕にこれに耐える余力はなかった
ドピュピュピュプピュピュピュピュピュッ!!
白濁液は、すべて中へと吸収されていく
「うっふーん、やっぱり人間の精の味って最高…」
恍惚に顔を染める淫魔
「あ、うう……」
僕にはもうまともに喋る力さえ残ってないのか…?
「でも、ファントム様からあなたを殺すなって言われているの…お楽しみはまた今度ね?」
そう言って一通り吸い出した後、ペニスを蕾から抜く
「な…に…」
殺さない?淫魔が?
「どういう、つもり、だ…」
「君に更なる絶望を与えるために、だ」
「!!」
唐突に上空に現れる悪魔、浮かんでいる…?
いや、それより…!
「アキィ!!」
悪魔の両腕の上で死んだように眠るアキ
その瞬間、僕の意識も覚醒する
「お前、アキに何を!?」
「その回復力…やはり愛の力というものは実現するのかい?」
悪魔は口元を歪め笑う
「ふざけるな、アキを返せ!」
「それは出来ない…君には死んだ方がマシだったと思うくらいな結末を用意してあるんだ」
「何、だと…」
「その序章として…この彼女を貰っていくよ」
そして悪魔はフッと消える
「口淫魔の本拠地、イージス島…そこに来れば、愛しい彼女に会えるよ」
膣淫魔もその言葉を残すと消える
残されたのは、僕、一人……
空には、太陽が真上にあるだけ…
「………………………くっ」
静かに俯く
「アキーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!」
世界に、僕の絶叫が響く







続く
悪魔の一人称を私に変更
どうもそっちの方が個人的にしっくり来るので
一応戦いの方も終結しこの章?は終了
なんか展開が唐突でスマソ

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