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エッチバトル戦争第1話「人と淫魔」

時は淫魔時代12年…
世界は淫魔同士が世界を統一しようと争う時代になっていた
“口淫魔”“乳淫魔”“手淫魔”“足淫魔”“膣淫魔”の5大勢力が争うこの時代…
これらの淫魔によって、人類のほとんどは滅亡したと言ってもよい
女は淫魔へと変えられ、そして男は精を枯れ果てるまで吸われ、逝く…
まさに死ぬしかないという地獄、いや天国ともいうべき世界か
しかし、人類は絶望したわけではなかった
人類の中で、淫魔に反撃しようとする“レジスタンス”という部隊…
調べの結果、淫魔はエッチバトルによりイカせることで倒れるということが判明している
そのために、淫魔に対抗すべくエッチバトルの訓練をした精鋭
その中の一人、まだ最も見習いで、最も精鋭の中でも弱気な青年…
この青年を軸に、物語は始まる…




「おい、スーク! お前に初任務だ!」
その報告を受けたのが5分前、今は出頭所にその報告をくれた同僚と共にいる
僕の名前はスーク、この淫魔に対抗する組織“レジスタンス”の一員だ
そして正規の訓練を受けた、エッチバトルファイターでもある
とは言っても、一番下っ端だけど…
ちなみに僕の隣にいるのはラムト先輩、僕の尊敬する人だ
淫魔との戦いも数多くこなしてきたらしい、きっと僕の想像を絶する死地を生き抜いてきたに違いない
出頭所には僕と先輩、そして机を挟んだ迎いに、ここのレジスタンスの長でもあるサーレッド隊長がいる
「よく来たな、二人とも…淫魔の戦争が激化する中、人手も乏しくなっていく…スーク、お前にもついに出撃してもらう時が来た」
「は、はい!」
「この隊にお前が入った時、最初に私が言った言葉、覚えているか?」
「………はい」
忘れてはいけない
「どんな戦いでも諦めず、生きて帰ることを最善の目的としろ」
「……それがわかっていれば良い、お前には最低限の技術は叩き込んだ、後は戦場で生き残れるかどうかだ」
「……はい」
サーレッド隊長は満足そうに頷くと
「では、お前達二人に任務を与える」
「「はっ!!」」




最初の任務は、ここレジスタンス本部から東に10kmほど離れたところにある電波塔の防衛というものだ
レジスタンスは僕のいる本部以外にも、いくつかの支部が世界各地に散らばっている
その支部と連絡を取り合うために、電話回線を繋ぐ電波塔を設けた
だが、最近この電波塔に手淫魔の一派と思われるものがうろついているらしい
今は何の被害も受けていないものの、電波塔を奪取でもされたらレジスタンス部隊は連絡が取れなくなり、孤立してしまう
いや、それどころか淫魔による偽情報を流されるという危険性もある
以上のことから、電波塔の偵察、異常を感じたら、淫魔達との戦闘も避けられないだろう
僕と先輩が先遣隊となり電波塔を偵察、後から増援を送るという手はずになっている








「スーク」
「なんですか、先輩?」
任務の通達が終わり、出頭所から出た直後、僕は先輩に声をかけられた
「さっきも隊長が言っていたが、無理だと感じたら、すぐに逃げるんだぞ」
「はい……でも」
「?」
「逃げてばかりでは、勝てないとも思います」
「それはそうだ」
先輩はニヤリと得意げに笑う
それを見て、僕も思わず微笑む
「だがな、勇気と無謀は違う、命は一つしかない、逃げるのも選択の一つってこと、覚えとけよ」
「……はい、ありがとうございます」
確かに、僕は出撃できるようになったとはいえ、ヒヨッコ中のヒヨッコ
慎重に行くに越したことはない
出発は明日だ、今日は早く眠ることにしよう





電波塔
それは山脈に囲まれる中、高々とそびえ立っている
僕と先輩はその中でも一番高い山の中腹辺りの洞窟に見を潜めていた
「先輩、どう思います?」
僕は先輩にアドバイスを求めてみる
「今のところは異常はないな…だが情報部によれば手淫魔達がうろついてるのは確かなようだ」
「……電波塔の中に入ってみますか?」
「それは危険だな…あくまでも俺たちは偵察部隊に過ぎない、中で罠を張っている可能性も捨てきれないからな」
なるほど、そうなれば僕達2人だけでは全滅は必至だ
「ここで増援を待ち、一気に電波塔に入る方向で行こう、撃退できなくとも制圧さえできれば任務は完了だ」
「…そうですね」
だが、僕は何か嫌な予感を感じた、この寒気は……
念のため、僕は電波塔に向けて立てた作戦用の望遠鏡を覗いて見ることにした
さっき覗いた時は別に異常はなかった……
「…………っ!?」
電波塔の入り口から、人影が……
思わず息を呑む
いや、人じゃない……淫魔だ!
しかも1体じゃない……2、……3体もいる!
「先輩…電波塔から淫魔が出てきました!」
「何!」
先輩に望遠鏡を譲る、先輩も淫魔を確認したらしい、表情を警戒的なものへ一変させる
「手淫魔…!」
「先輩…」
先輩は望遠鏡から目を離すと、僕に向き直る
「スーク、奴ら、こっちに気がついてるようだ…向かってきている」
「ど、どうします!?」
初めての実戦への突入
僕はすっかり慌てていた
「落ち着け、奴らが俺達に気がついたのなら…俺達は戦うしかない」
「………くっ」
深呼吸をし、自分を落ち着ける
よし、大丈夫だ…
「増援が来るまでなんとか俺達で奴らを足止めするぞ」
「………はい」
「俺があの3体の淫魔を引きつける、お前はその隙に反対側の山へ行き、発煙筒を使え…緊急事態用のな」
「わかりました」
「無理はするな、何があっても自分の命を優先するんだ」
「はい!」
「よし…ではいくぞ!」
僕と先輩は、それぞれ反対方向に山を下りていった





「はぁ、はぁ、はぁ…!」
僕は息も絶え絶えに、山の中腹の道を必死に走っていた
反対側まで、後ちょっとだ…!
「!」
気配、動きを止める
後ろから何か…来る!
「フフフ、見つけたわよぉ、坊や…」
「………くっ!」
振り向く、前方には…
淫魔がいた
どうやら先輩が引きつけられたのは二体だけだったらしい
後の一体はこっちに来てしまったってことか…
青く長い髪、普通の成人女性と言った感じの形態だが、手淫魔の特徴…
そう、“ツルツルに光る手”
それはここからでも十分に見える
あんな手で手コキなんてされたら、たまったものじゃない!
「“電波塔奪取作戦”、邪魔はさせないわよぉ」
「お前ら…やっぱり電波塔を自分たちのものにする気なんだな!?」
「人間は脆いくせに頭はいいわよねぇ…こんな便利なものを作るなんて」
「電波塔を使って、どうするつもりなんだ!?」
「もちろん、淫魔、そして人間に対するかく乱として、有効に使わせてもらうわよぉ」
サーレッド隊長の読みが、当たってしまったってことか…!
「そんなこと…させるものか!」
「フフフ、私を倒す気ぃ?でも無理ねぇ…」
それだけ言うと手淫魔は凄まじい速さで僕に近づいてくる!
そして…
バフッ
思いっきり抱き締められる!
「あうっ……!」
「アハハハハ!あなた、淫魔と一度もHしてない体じゃない!すごぉい!」
この臭い…なんて、気持ちいい…!
クラクラとしてくる
そして更に、ジュウウウウウという何かが蒸発するような音…
僕の防護服が…溶けてるのか!?
レジスタンスの装備で、淫魔の攻撃を防御してくれる鎧にもなる服なのに!
「そんな時代遅れの装備で…私に勝てるのぉ?」
上半身の衣服が完全に溶け、僕と手淫魔の上半身がベッタリとくっつく格好に!
「う、ぐああああぁぁ!」
肌と肌を重ね合わせただけで、この快感…!
僕は淫魔という種族を甘く見ていたのかもしれない
これは、人間の感度じゃない…
まさしく、魔性とも呼ぶべき存在…
「うふふふふ、その声、最高だよぉ…君のその綺麗な体、私が汚しちゃう!」
ちゅぶぅううううう!
上半身が露になったことで出てきた僕の乳首に、手淫魔がそのピンクの唇で吸い付いてくる!
「あぁぁぁぁぁ……」
乳首からまるで生きる力が吸収されているような…そんな感じが
僕の方はだんだん力が抜けていく…
そうこうしているうちに下半身の防護服も溶けていく…
「うふふふふ…ついに君の元気なオチンチンとご対面だぁ」
「くっ……やめ、て…」
「へぇ、君ぃまだ抵抗する意思があるんだ、凄いなぁ」
感心したように手淫魔が呟く、僕のほうはもう喋るのがやっとだ
そしてついに完全に下半身の防護服が溶けてしまった
現れたのは、もう硬くなってきた僕のペニス
僕は手淫魔に依然抱きしめられたまま、動くことができない
「さぁ、そろそろ君のエキスを私の手でコキ出しちゃうよぉ?」
「う、ぐぅ……」
なんとか束縛から脱出しようと身をよじる
「抵抗なんてしないの、可愛くなりなさい…」
「ぐ…………んっ!?」
急に手淫魔に顎を手で持ち上げられ、そのまま唇が重なる
「ん、んんっ〜……んー!!」
「♪」
ディープキスではないが、ずっと唇を重ねられているうちに、抵抗する意思がなくなっていく…
そして、たっぷり3分はキスした後、ようやく手淫魔は唇を離す
そして再び抱きしめられるが、キスでメロメロにされた僕に、もう抵抗する気力は残っていない…
「淫魔のファーストキス…いい味がするでしょ?んふふー…もう答える気力もないくらい良かったのかなぁ?」
「………ふぁ」
「まるで赤ちゃんみたい、可愛い♪私も純潔な君を汚して興奮してきちゃったよ…」
そして手淫魔はそのツルツルに光る手で…
キスで更に硬くなったペニスを掴む!
「っっっ!!?」
ビュビュビュビュビュビュビュッ!!!
「え!?あ、ちょっと…」
掴んだだけでイってしまうことはさすがに想定外だったのか、手淫魔が驚きの声をあげる
白濁液は手淫魔の手の中にドクドクと溜まっていく
「まいったなぁ、こんなに早漏だとは思わなかったよぉ…ま、こっちは栄養を頂ければいいんだけどさぁ」
残りカスまでしっかりと手に納め、それは白いグミのような固形に変化していく
それを手淫魔はパクリと食べる
「んっ……!!」
あまりの美味さに痙攣する手淫魔、思わず自分がイってしまうところだ
「やっぱり淫魔と戦ったことのない人間の精液って極上ぉ〜」
手淫魔は恍惚げに顔を赤らめ全裸で自分の手の上で気絶している僕を見下す
「じゃあ、スッカラカンになって骨になるまで私がヌいてあげるね…」
そして萎んだペニスに再び手淫魔の手が伸びる―――



「待て!!」



「?」
手を止め、手淫魔は声のする方を見る
そこにいたのは、防護服を身に纏った男――
「……あなたには、私の仲間たちが向ったはずよ?」
手淫魔は冷静に問う
だが淫魔も理解しているのだろう、男がここにいる意味を
スークもその声に目を覚まし、男を見る
「――ラムト、先輩…?」
そこには、確かにラムト先輩がいる
先輩は、厳しい目で淫魔を見ている
「貴様、よくも俺の仲間を…許しはしないぞ!」
「くっ…」
同じ実力を持つ2体の仲間が倒されたという現実を知ったのか、手淫魔は思わず引く
「下がりなさい…この子がどうなってもいいの!?」
「…………」
手淫魔は僕を人質にするような格好で先輩に迫る
「………るな」
僕は静かに告げる
「?」
手淫魔は聞きとれなかったのか、顔を僕に向けるだけだ
だから僕はもう一度言う
「………なめるな!」
「!」
ゴロリと転がり、僕は手淫魔の手から逃れ、距離を取る
「くっ、君、もう堕ちたはずじゃあ」
「僕だって、下っ端だけど、レジスタンスの一員なんだ」
「スーク、ここは俺が」
「先輩、下がっていてください……この淫魔は、僕が倒す!」
そして僕は、淫魔に向かっていく――




続く
ダンジョンの方が行き詰まり、書く気が薄れてきたというのが現状です
行き当たりばったりで書くのはやっぱ駄目だなぁ…ましてや無意味に複雑にしてるし
シンプルなものを書いてみようかと思いました
ダラダラと書くのもやる気がなくなってくることもありますので、この話をなるべく早めに終わらせるよう努力しつつ、書いていこうと思いました
ちなみにこれは某ロボット大戦ゲームが元ネタになってます…設定は

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