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『僕は王様 外伝』 「お姫様は痴女」

ここではない何処かにあると言う聖地ドリームランド。そこでは人間、天使、
淫魔など差別はあれど大きな障害もなく全ての種族が平和に暮らしている。
これはその聖地ドリームランドの中のツンデレと言う国で起きた小さなお話…

「ほら!まだ20回目だよ!?もっとオチンチン固くしてよぉ!」
「姫さ・・・ま・・・もう無理・・・」
ツンデレ国の姫にして、次の国政を担うエルフィナは今日も男を組み敷いて
いた。
この世界、ドリームランドでは金、力、権力などのどの力より性力・・・即ち
SEXの上手さを重要とする文化・・・風習がある。それ故に、結婚前のお姫
様が毎日のように若い男に跨っていても不思議ではないのだ。
「ちょっと!?勝手に気絶しないでよ!このフニャチン!!もう、最近はろく
な男がいないわね・・・」
気絶した町で引っ掛けてきた男に暴言を吐きつつエルフィナは立ち上がる。
また別の男を探しに行こうというのだろう。エルフィナには心に秘めた思い人
がいるが、それとこれとは話は別だ。それに、その男は奥手で昔から
エルフィナと一緒にいるのにキスの一つもしてこないのだ。
(この世界では女性と二人きりでエロいことをしないのは逆に失礼に当たる)
さらに、今回の話ではその男は出てこないのでどうでもよい。

「姫様・・・よろしいですか?」
「ファミィ?どうしたの?」
扉越しに声をかけてきたのは昔からエルフィナの世話をしてくれる侍女の
ファミィだ。彼女は人間だがその性力も相当なもので、今まで多くの男を食っ
てきている・・・が、それも今回は関係ない。
「隣国のダメポの王子、ロク・デナシー様がお見えになっています。謁見の間
においでください」
「あぁ、そういや嫁探ししてるんだっけ。わかった。すぐ行くわ」
扉の向こうの気配が消える。エルフィナは溜息をついた。
「今日はあんなのとやらなきゃいけないのか・・・ていうか、負けたら私も嫁
候補なのよね。まぁ、あんなのに負けるなんて事は万が一にも無いけど・・・
面倒だな・・・よし、犯っちゃうか!」
ロク・デナシー王子は現在、同盟関係にある国を回って、后を探しているので
ある。ダメポでは王子が、嫁候補を性技勝負で破った場合その相手を妻に迎え
る事が出来るのだ。(嫌だったら別の娘にしても良い)ツンデレにも似た風習
があることもあり、(結婚の儀と呼ばれる国が用意した性闘士を全員倒した者
が、王もしくは女王になれる)現女王であるシルビアが、同盟の証として自分
の娘も候補としてあげていたのだ。
 エルフィナが面倒と言うのは、ダメポの性技勝負は儀式的なものを重んじる
為、いろいろと制約があるのだ。自由奔放に育ったエルフィナには堅苦しく感
じられるのだろう。

「では、エルフィナよ。王子に粗相の無いようにな。この国にいる間はお前が
面倒を見て差し上げるのじゃぞ」
「母さん、分かってるって。さ、王子行きましょ。ふふふ・・・」
エルフィナに引きずられるように連れて行かれる王子を見て、シルビアは側に
控えている
ファミィに告げた。
「ファミィよ、明日の夜の会食の用意だが・・・必要無さそうじゃ」
「は?何故でしょう?」
「我が子の考える事はお見通しじゃ。確かにあんな王子と結婚は嫌じゃろうか
らのう…王子は明日中にお帰りになるじゃろう」
「はぁ・・・」
「お主には分からなかったか?」
「いえ、確かに今の姫様の顔は何か企んでいる時の顔でしたが・・・」
「その通りじゃ。何にしろ、ろくな事をしないに違いない。事を穏便に運ぶ用
意だけはしておいてくれ・・・」

「王子、ちょこっと待っててね〜ん?」
エルフィナは王子を自室に通すと大急ぎで、ツンデレお抱えの魔術師のブルー
の下へ向かう。
「あら?姫様、どうしたのかしら?」
「あのね、意識は残ったまま身体だけ動かなくなるような痺れ薬頂戴!今すぐ!」
「ふふ、全く何に使うのかしらね・・・ちょっとお待ちなさい・・・
はい、これ」
ブルーは怪しい液体が入った小瓶をエルフィナに差し出す。
「何か飲み物混ぜて使ってねん。あ、それと姫様が言っていた効果の他に、
物凄〜く強力な催淫作用のあるのにしといたからね」
「あん!全部お見通し?ありがと!」
ブルーは笑顔でエルフィナを見送る。
「さてと、もう一本同じ薬を用意しないと・・・使うのも近い未来だろうし。
ふふ、まだ名前も知らないけど・・・待ってるわよ。坊や・・・」
ブルーはこの文章を読んでいる誰かに妖しく微笑むのだった。

「さ、飲んで飲んで〜乾杯!さあイッキイッキ!一揆!(違う)ほら飲みなさ
いよ!」
王子はエルフィナに進められるまま強制的に怪しい薬が入ったワインを飲み干
していく。
そして数分後・・・

「イッツ ショウタ〜イム!」
動けなくなり、服を脱がされ催淫効果で完全に勃起し、あまつさえ我慢汁を垂
れ流している王子の上にエルフィナは馬乗りになった。
「さぁて、今からたっぷり犯して・・・今回の事をトラウマにして二度とこの
国に来れない様にしてやるわ!」
何か反論しようとした王子の唇を、貪るようなキスで無理矢理塞ぐ。更に、
エルフィナは王子の舌に自らの舌を絡めて口の自由を奪う。催淫効果で意識が
ぼやけてしまっている王子はそれだけで喋る事が出来なくなってしまった。
「言いたい事は沢山あるでしょうけど・・・ごめんなさいね?あたしあなたと
は結婚したくないの」
エルフィナの手が王子のいきり勃ったモノに触れる。そして亀頭を円を描くよ
うに撫でながら我慢汁を塗りつけていく。
「あら?王子のオチンチンもうイキそうなの?ビクビク震えてみっともない
・・・すぐにでもチンポミルク漏らしちゃいそうね?ふふ、漏らしちゃえ!」
エルフィナは王子の鈴口に爪先を走らせると、痛みを感じるギリギリ手前の
快感を与え、容易に精液を搾り出した!
「はぁ〜い、一発目!こんなもんじゃすまさないわよ。次はオッパイでイカせ
てあげる」
エルフィナは射精の余韻が残るペニスを胸元に導くと両脇を締め、胸の圧力だ
けでペニスを責める!

「手とか舌とか使ったら早漏の王子じゃすぐイッちゃうだろうからね。オッパ
イだけで犯してあ・げ・る」
エルフィナは虚ろな目で見返してくる王子にウインクをする。すると、王子の
ペニスはビクビクと震え、再び精液を吐き出してしまった!
「えぇ?何これ、嘘でしょ?あははっ、早漏って言ってもこれは無いんじゃな
い?オッパイに挟まれて言葉責めされただけでイッちゃったの?情けな〜い!」
王子は恥ずかしいのか屈辱なのか分からないが、顔をしかめ必死に首を振って
いる。薬のせいでSEXどころではないのだ。何はともあれ、確実にもうエル
フィナと結婚したいとは考えないだろう。
「今から膣に挿れてあげるけど・・・あたしの膣ってなかなかに強力だからさ、
気をつけてね?味覚えると、女の子の膣に挿れただけでイッちゃうようになっ
ちゃうかもよ。そしたらもうお嫁さん貰えないね?ま、容赦はしてあげないけ
どね!!!」
エルフィナは王子のペニスを飲み込むと獣のように激しく腰を振る!王子のペ
ニスは入れた瞬間に射精をはじめ、なおも止まる様子が無い。
「ほらほらほら!もっとチンポミルク飲ませなさい!私の膣に一滴残らず吐き
出しなさい!」
王子は、エルフィナに必死に止めるよう身体で訴え続けるが、すっかり出来上
がったエルフィナに通じるはずもなく、無言のまま意識を失っていった・・・

数時間後・・・
「どう?最高だったでしょ。でも私と婚約したら毎日これの倍はするわよ。
ふふ、王子様じゃ無理よね?」
王子は呆れ顔で頷くしかない。そして、やっと出るようになった微かな声で何
事かエルフィナに耳打ちした。
「何?『君の旦那になる男は人間じゃない』ですって?余計なお世話よ!
勝手なこと言って・・・」
『人間じゃない』と言うフレーズを聞いてエルフィナの態度が一変する。どう
やら、逆鱗に触れてしまったらしい。
「人間じゃないって言うのはねぇ・・・こう言うことを言うのよ!!」
エルフィナが再び王子に跨る。エルフィナの部屋にか細い悲鳴が木霊した・・・

数日後・・・
結局、エルフィナに搾られまくった王子が旅立ったのは数日たっての事だった。
(生死の境をさまよったらしい)王子は出国の際に『この国とだけは争いたく
ない』と言って出て行ったという。
「結婚か・・・」
ボソリと呟いたエルフィに、ファミィが笑顔で尋ねる。
「姫様には誰か思い人がおありですか?」
「い、いないわよ!そんな奴!!」
「そうですか?私には微妙に心当たりあるんですけど・・・ふふ」
「な、何よその意味深な笑いは・・・もう、やめてよね!
(あいつ・・・せめてあの王子よりは強い男でいて欲しいなぁ・・・)」
エルフィナは頭に浮かんだ顔を無理矢理かき消すと顔を赤らめて逃げ出していく。
エルフィナ王女の結婚の儀が行われたのはこれより数ヶ月先の事であった・・・

                            本編に続く・・・
と言うわけで今12-765氏と共につくってるRPGの宣伝的SSを
書いてみました。よろしければどうぞ〜・・・(本編前に外伝を出す暴挙)

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