俺は淫魔ハンターのリンと言う。まだまだ駆け出しだ。
今は協会からの指令で最近になって出没したと言う淫魔の退治に向かっている。
この淫魔、奇妙な事に自分から積極的に人を襲おうとはせず、道行く男を甘い香りでおびき寄せてから精を吸うと言う噂だ。
ちょっと気になる事があるが、とりあえず行ってみるだけ行ってみよう。
「ここか……」
俺が問題の村に到着したのはその日の夕方、早速村長の所に挨拶に伺う。
「ごめんください、淫魔ハンター協会からの指令で着ました。」
その言葉を聞くや否や、扉が開き、人のよさそうな老人が出迎えた。
「ようこそ、淫魔ハンターの方や。旅で御疲れでしょうから、ゆっくり休んでから退治をお願いいたします。」
「はい、それではお言葉に甘えて、お願いします。」
今晩はこの家で休み、淫魔を退治するのは明日にする事にした。
翌日……
俺は朝早くに目を覚まし、村長に朝食をごちそうになって食休みをしてから退治に出かけた。
体調は万全の状態、これならば淫魔を一人倒すのは難しくないだろう。
そんな甘い幻想を打ち砕かれたのは、このしばらく後だった……
しばらく淫魔が出没すると言われている辺りの森を探索する。
聞いた話によると、この辺りで甘い香りがして、その香りに惹かれた者は皆干からびて……完全に精を吸い尽くされた状態で近くに放置されているらしい。
しばらく捜索すると、かすかに甘い臭いがしてきた。
奥に進めば進むほど、この臭いが強くなってくる。
間違いない、この近くに淫魔が居る!!
俺は確信を得て、周りに注意しつつ淫魔を探す。
目的の淫魔はすぐに見つかった。全裸の状態で臭いの最も強烈な所でのんきにも寝ていたのだ。
ここまで余裕を見せる淫魔も珍しい、自分一人で村の娘を淫魔化させるわけでもない。なのにこの余裕は何かあるのか?
俺は注意をしながら彼女の乳房を揉み始める。
ムニュ
「あんっ!!」
もみもみ……
「あっ!!ひんっ!!」
……
流石にこれは拍子抜けだ、軽く揉んだだけなのにここまで感じるなんて。
これなら駆け出しの俺でも何とかなるだろ。そう思い込み、いきり立ったモノを彼女の中にバックで挿入した。
ズンッ!!
「ひあっ!!」
一気に奥まで挿入してから腰を激しく突き入れたり引き抜いたりして振り回す。
「やっ!!あぁん!!
もっと!!もっと激しく突いてぇっ!!」
一突きする度に感じる淫魔。これならいけるんじゃないか!!
だが、予想を裏切り、何度突いても一向にイク気配が無い。
それどころか、さっきから何度も突いて疲れている自分の腰の動きが一向に止まる事無く、むしろさっきよりも激しく振っている。
頭の中では警報を鳴らし始めているが時既に遅かった。
どうやら彼女を中心に出ているこの甘い香りは彼女の淫気が霧散している物のようで、これを吸えば吸うほど彼女を犯したい衝動に駆られるらしい。
これを間近で吸ってしまうと、いかな淫魔ハンターといえ抑えるのは難しい。
俺はまさにその状態で、彼女を犯したくてしょうがない衝動で今腰を振っている。
「くそっ……早く抜かないと……」
「そろそろイっちゃうのかな〜?」
そのとき、初めて彼女の喘ぎ声以外の声を聞いた。
「なっ!!」
「ふふっ、驚いているようね。
でももう手遅れよ♪もっと私を突いて精を貢いで♪」
キュウッ!!
「ううっ!!??」
淫魔はいきなり腔を締め付けてくる。
「うあぁぁぁっ!!」
その攻撃で限界近かったペニスから精が吐き出された。
しかし、それでも腰の動きが止まらない。
「なっ!!何で止まらない!?」
「ふふふ♪私の腔に入れて腰を振り続けた者の運命ね、貴方の命が尽きるまで私の中に精を貢いで頂戴♪」
ガクガクガクガクガクガクガク……
腰の動きが止まらない……精の放出も止まらない!!??
ああああああぁぁぁぁぁぁっ!!頭の中では抜きたいと思うのに、体は只管腰を動かし続ける!!
どんなに疲れた状態でも、腰の動きだけが止まらない!!!!
それからどれくらいたっただろう……
あれから俺は真っ暗な森の中で、淫魔の腔目掛けて腰を振り続けている。
「まだ精は出るでしょ?もっと頑張って腰を振って♪」
「ぁ……ぁ……た…す……け…」
「もう限界なの?しょうがないわね、冥土の土産に良いこと教えてあげる。
私達M淫魔は自分から手を出さない限り快感にすさまじい耐性を持つの。
だからいつもこんな風に誘い出しては男から手を出すように、ああやって全裸で寝そべってるのよね。
さて……そろそろ終わるかな?」
「ぁ……」
腰を振りながら完全に干からびた俺の意識は闇に沈み、二度とさめる事は無かった……
……End
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