ぴゅ!!!
勝負はついた。
ほんの一瞬だった。
乳魔のおっぱいに潰されたペニスは、敗北の証をたっぷりと吐き出してしまったのである。
「溶ける! 溶ける! 溶ける溶ける溶ける!! チンポが溶ける!!!
うわああああああああああああああああああ!!!!!!」
絶叫しながら反り返るコール。
「ふぇー!? ウソでしょぉー!?」
乳魔はあわててコールのズボンとトランクスを引き摺り下ろす。
果たしてそこには、
「……あやや…… ほんとに終わっちゃってるやー……」
泣いているペニスがあった。
無様にしゃくりあげながら、白く濁った涙を流して泣いていた。
「期待したのにぃー!? お兄さんてば全然弱いじゃないですかー!?」
乳魔は痙攣するコールの上で唇を尖らせると、さっさと立ち上がった。
乳房の蹂躙から解放されるコール。
だが、ペニスはまだ泣き止むことができず、あの破壊的な一撃の被害の名残りを噴き出し続けている。
「ほんとに淫魔ハンターなんですか? フカシこいてません?」
コールの顔を、乳魔の不機嫌そうな顔が覗き込む。
小憎らしい笑顔をやっと消すことができたが、コールはそれどころではなかった。
オッパイのダメージが全く抜けない。呪縛された体が熱く疼いている。
「あ…… あ……!!」
声を出そうとしてもままならなかった。
「むぅー……」
ぱちん。
乳魔が指を鳴らした。
「かはっ!!」
コールの反り返っていた体が、やっと脱力する。
はぁ、はぁ、と荒い息をつきながら、コールは絶頂の余韻にぐったりと草に沈んだ。
……呪縛が解かれたのだ。
コールが不可解に思う暇もなく、乳魔はもう一度同じ言葉を投げ下ろしてきた。
「お兄さん、ほんとに淫魔ハンターなんですか?」
「……ほ、ほんと、だ……」
「四流とか万年Eクラスとか、昨日なったばかりのピカピカの新人とか、そんなのですか?」
「……キャリア3年…… Bクラス昇格間近の…… れっきとした淫魔ハンターだっ……」
「それじゃ淫魔ハンター自体がたいしたことないんです? なんか、その辺の村の人とあんま変わらなかったんですけど」
「……………!」
村人よりは強い!
そう叫びそうになって、その言葉のあまりの情けなさに口をつぐんだ。
「………ぢぐじょうっ……」
敗北とは惨めだ。
何も言い返せない。
自分が相手より弱いことを、はっきりと証明されてしまったのだから。
どんなに弱い弱いとバカにされても、もう何も言えない。
「うわ、そんな泣きそーな顔しなくても… いーですよ。もいっかいチャンスを上げますよ」
少女は自ら草の褥に横たわった。
そして、ようやく呼吸が整い始めたコールに向かって、その細長い脚を開いていく。
少女らしく、まだ肉付きの青い太腿の奥に、湖の水と区別がつかない程度に液を滲ませた一本の縦筋があった。
「このまま終わらせちゃったらわたし、はっきし言ってマジつまんないです。もうちょっとがんばってください」
「……」
コールは息を静めると、這い蹲るようにして乳魔の元へ向かった。
仰向けに寝ても、全く形が崩れていない、巨大な乳房。
コールは気力を振り絞って目をそらし、目指す場所を睨みつける。
甘い淫気が立ち上る、幼い秘裂。
負けた。確かにオレは負けたさ。
コールは頭を2、3度振る。
だが… それで全てが終わりじゃない。
所詮は性欲しか持たない下級淫魔。戦いの何たるかが分かってない。
そう、お前の相手は淫魔ハンター。これは食事ではなく、戦い。
オレは獲物じゃなく、敵!
敵を甘く見たことを後悔させてやるッ!!!
「うおおおおおおっ!!」
コールは心身を奮い起こして乳魔に突撃し、その隆々としたペニスで乳魔の縦筋を一気に突きぬいた。
「ひゃぁぁぁぁぁんっ!!??」
悲鳴を上げたのは乳魔だった。
見事にエラの張ったコールのペニス。
鍛え抜かれた心臓が、海綿体に血潮をみなぎらせる。
AP弾の硬度と熱を持って、淫魔ハンターの必殺武器が乳魔の秘所をえぐり回した。
「や、やるじゃないですかお兄さんっ!? ちょっと見直しちゃったりなんかしましたよっ!?」
目を丸くして息を荒げ、ひきつった声を出す乳魔。
かまわずコールは突きまくった。
男のペニスの形に合わせて吸い付くように締まる膣。ぷちぷちの肉粒をこすり付けてくる襞の群れは、まるで何百枚もの子猫の舌で嘗め回されているよう。
その膣は確かにすばらしいものだった。巾着、蛸壺、三段締め。ミミズ千匹にカズノコ天井。今まで戦ってきた淫魔達に比べてもなんら遜色は無かった。
…そう、今まで戦ってきた… 倒して来た淫魔達と。
「淫魔ハンターを舐めたこと… あの世で後悔しなっ!!」
乳魔の体が、がくがくと揺れる。
コールに揺らされる体のリズムが、ぴくりとわずかに乱れる。
その反応からGスポットを探り当てたコールの腰が、さらに加速した。
「ひあぁっ!?」
ずちゅうっ!! と湿った音が立つ。
すでに乳魔の秘裂はぐっしょりと濡れていた。
ただ、男を奥まで誘い込むためだけの潤滑剤の域を超えて、後から後から節操なく湧いてきて、小さなヒップへだらだらとしたたり落ちた。
「あ、あぁんっ! ちょ、ちょっと、これって凄くない!? お兄さんってばステキかもっ!? よーしわたしも本気出しちゃいますよぉっ!」
乳魔の膣がぐぐっと締まった。
鈴口がきゅうっと吸引される。
「む……」
そして、乳魔もコールに合わせ、自ら腰を使い出す。
カリと膣が触れ合う角度がさまざまに変わり、コールに危険な喜びをもたらす。
「………ふ」
しかし、それまでだった。
下級淫魔にすぎない乳魔の膣撃は、かってコールが倒した大淫魔のそれをしのぐものではありえなかった。
「これくらいなら、よっぽど…」
昨日、自分の誇りを食らった、女豹の腰を思い出す。
乳魔の腰は、少女のような見た目のとおり、まだまだ鍛え方の足りない細いだけの腰。
「……オレの、勝ちだ」
コールは高らかに宣言した。
危ない危ない… けど、何とか勝ったぜ。
一度殺されかけたって言ったら、お前はどんな顔でなんて言うんだろうな?
OK,今日は何を言われても素直に聞いてやるよ。
「あっ… あっ… ちょ、ちょっとコレ、マジやば、き、気持ち、いいっ!!!!」
乳魔の啼泣が聞こえる。
トドメとばかりに、コールは乳魔のGスポットへ最速のピストンを叩き込んだ。
…叩き込もうとした。
「………!!」
コールは腰を止めるしかなかった。
そうしなければ果てていただろう。
「ふー、よしよし。これで本気本気♪」
乳魔が笑った。
その小さな手が、コールの背中を抱きしめていた。
むにゅり。
むにゅ、むにゅっ、ぷるるんっ
コールの胸板に、乳魔の胸が押し付けられていた。
「はああああああああ!!!」
コールが再び絶叫した。
もう膣を突き荒らすどころではなかった。
早く、一刻も早く離れないと、胸板がおわんの形に溶けてしまいそうだ。
コールは満身の力を込めて身をよじったが、
しかし、その体は乳魔と重なり合って草の上に倒れただけだった。
コールは乳魔の胸に、自らの体重で沈んでいく。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」
柔らかい乳房に受け止められ、コールは息を吐き出した。
際限なくどこまでも沈んでいきそうだった。
ああ…… ヤバい……
体に力が…… 入らない。
こ…… この…… ままじゃ……
こ…… の…… まま……
「……負けてたまるかっ!!」
カールが渾身の力をこめて、身を起こそうとする。
その瞬間、
「ぐああああああああああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!???」
また絶叫した。
今度は断末魔の悲鳴だった。
体に力を込めた瞬間、乳魔の乳房は牙を剥いた。その柔らかさの中の爆発的な弾力を、快感として解放したのだ。
胸板から背中まで、心臓と肺を甘く引き裂きながら、炸裂した快感がコールを突き抜けた。
それと同時に、
「♪」
乳魔は膣の中のコールを、きゅっと絞っていた。
一瞬の逆転劇。
コールのペニスはもはや必殺の武器ではなく、男体最大の急所に変わっていた。
びゅっ、びゅっ、びゅっ……
どくん、どくん、どくん……
「……本気を出してから10秒ちょっとですか?」
乳魔が、自分の上で震えるコールを見下すように見上げた。
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