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戦士の道

俺は焦りを感じていた。
敗北に次ぐ敗北。
俺の下にいたやつがメキメキと力をつけ追い抜いてく、
下から数えたほうが早いほどになっていることに。
しかも、そいつらにさえ追い込まれることが多くなっていく現状に。

(どうする? このままじゃ、戦士になってモテモテ計画が…)
いまの俺に足りないのは自信だ、きっと負け続けているせいで
本当の実力が出せなくなっているに違いない。
そんな努力もせずに安穏としていた自分のことを棚にあげて
勝手な事を考えていると、妹が家に帰ってきたようだ。

「ただいまー、お兄ちゃん、お母さんは?」
「ああ、なんでも寄り合いとかで遅くなるってさ」
そこまで言ってから、妹の身体が妙に色気を出している事に気づいた。
(そう言えばこいつもそろそろセックスを覚えてもおかしくないよな…)

「おまえ、ひょっとして誰かとヤったか?」
「えっ、嘘っ、なんでわかるのっ?」
「おまえな、俺はこれでも戦士候補生だぞ? そのくらいわかるわっ!」
見事に的中、その瞬間、俺の脳裏にグッドアイデアが浮かんだ。

「なあ、戦士のテクニックをちょっと教えてやろうか」
「ええっ、いいの? そんなことして?」
「まあホントはよくないんだが…黙ってりゃばれやしないさ」
んー、と考え込む妹を俺は自信をつけるための踏み台に定めていた。

「でも、やっぱイイや」
「なに?」
「いまでも充分に彼氏を満足させてるし、これ以上あたしが強くなったら
 きっと戦士でもないと満足できなくなっちゃうよ」
それにやっぱ、お兄ちゃんとそういう事するのはチョッとねー。
と言いながら自分の部屋に戻ろうとする。

…今、こいつはなんと言った? 『戦士でもないと満足できなくなる』だと?
なんて思い上がりだ! 
俺も実際、戦士候補生になるまではそれなり、いや、かなりの自信を持っていた。
だがそんなのは井の中の蛙、どころかオタマジャクシだった。
入学の儀式で先輩とのバトルファック。
イかせる気満々で挑んだ俺は、何度も何度も悲鳴を上げて射精させられた。
先輩は涼しい顔で苦笑しながら、鼻っ柱の強い新入生に身の程を教えて
死に物狂いで強くなってもらうためなのだと言った。
今は俺がそれをこの思い上がった妹に教えてやらなければならない、
それを確信した!

「まてよ、お前…自分が何言ったかわかってるか?  
 『戦士でもないと満足できなくなる』ってことは
 戦士候補生である俺より強いっ言ってるのと事ことなんだぞ!」

「あっ、ゴメンね傷ついた? でも、たぶんお兄ちゃんじゃあたしに
 勝てないと思うなー」
「…そこまで言うんなら勝負してやるよ。お前の思い上がりを叩き潰してやる!」

俺は着いて来いと手招き、俺の部屋に向かう。
妹もあちゃーマズったかなーとかうめきながら着いてきた。

(いまさら後悔したってもう遅い、戦士ってモノがどんなものか身体に
 叩き込んでやる!!)











「ああっああああああ――――っっっ!!!」
ドュウプッドクンッドクンッドクッドクッドクッ………!
「あふっ、うふふ、これで四回目だよ、お兄ちゃん」
揺ら揺らと俺の上で腰をうねらせながら妹が囁く。


服を脱ぎ捨てた妹の身体は想像以上に熟し、妖艶な気配を放っていた。
そのときになって初めて気がついた、目の前の女が恐ろしいほどの強敵なのだと。
一気に勃起したイチモツがビクンビクンと跳ねていた…。

戦いは一方的だった、妹は俺の攻めをすべて受けきり、あたしの番だねと
繰り出してきた攻めは上級生との模擬戦でも受けた事のないほど苛烈だった。

手コキは力強くしなやかに、フェラは泣きたくなるほどネットリと、
パイズリの海に溺れ、乳首は甘噛みに痺れ、長い舌に蹂躙された口は麻痺して
許しを乞う事すらできなくなっていた。

それでも前戯で果てる事は許されず、気の遠くなるほどの寸止めの末に
膣に呑み込まれ一瞬で果てた。

永すぎる射精、一発であれほどの時間射精し続けたのは初めてのことだった。
俺は射精している間中、妹に優しく抱きしめられ、凄まじい開放感に
打ちのめされていった。

だが、そこからが本番だった。
全身の力が一発で萎え切ってもはや戦闘力の残っていない俺のイチモツだけが
力を漲らせていた。
気持ちイイ。 これまでに経験したことの無い、物凄い締めつけ。

特に根本とカリ首が、千切れそうなほど締め上げられる。
その締め付けの間を無数の襞が埋め尽くし、ペニス全体を舐め倒してくる。

こんな攻めにあって耐えられるわけが無い。
俺はあっと言う間に、絶頂に向けて駆け上がっていった。

「あはっ、お兄ちゃんの大きくなってる、また射精るの?
 またあたしの膣内にいっぱいいっぱい射精しちゃうんだ? チョッと早すぎない?」

膣が、ますます熱く、濃密な快感と蜜を、俺のイチモツに塗りつけてくる。
駄目だ、もう限界だ。激烈な快感が腰の奥から突き上げてくる。

根本まで呑み込まれた俺のイチモツがグリグリと捻られ、
グググッと締め上げられて止めを刺された。

「ううっ! ううっ! ううああっ!!」
絶頂の瞬間、目の前が真っ白になった。 腰を蹴り飛ばされたかのような衝撃。
続いて腰全体が爆発したかのような開放感。

ビュクンッ!! ビュ――――――ッ! ビュルルッ! ビュブッ! ビュクッ! 
ビュ―ッ! ビュ―ッ! ビュ―ッ! ビュ―ッ!

「あううっ! あううっ! あうっ! ううっ! 
うっ! うっ! うっ! う―――っ!」
意識の朦朧としていた、さっきと違い一度射精したことで自分に襲い掛かる快感が
はっきりと認識できていた、だからこそあまりの快感に声を抑えることが出来ない。
信じられないほど大量の精液が、あとから、あとから噴出していく。

ドクッ! ドクッ! ドクッ! ドクッ! ドクッ!

「ん・・・あ・・・あ・・・あ・・・あふっ・・・」
妹もまた喉をさらし、忘我の表情でぶるぶると震えた。軽くイッてしまったようだ。
だが腰はまだゆっくりとうねり、精液の最後の一滴までも搾り取ろうとしているようだ。

ドクッ! ドクッ! ドクッ! ドクッ! ドクッ!

際限なく搾り取られていく精液、軽い恐怖、そして全身がとろけていく様な快感、
体中の力が精液になって吸い取られていく―――――。

「うっ…うっ…うっ…うっ…うっ…うっ…うぅ…」
「あはぁ…射精てる…お兄ちゃんの精液…私の膣内に、射精てる」
「こんなにたくさん…射精てるわ…ああ…すごい…」

ドクッ! ドクッ! ドクッ! ドクッ! ドクッ!

射精は信じられないほど永く続いた。俺の身体は絶頂の快感に痺れ、痙攣し、果てていた。
妹は、絶頂感に震える俺を見下ろしている。射精そのものは終わったが、
俺のイチモツはいまだに快感に痺れ、ビクンビクンと痙攣している。

「はあっ・・・はあ・・・はあ・・・はあ・・・」
俺の脳みそは、度を超えた快感に思考能力を無くし、身体は指一本動かすのも億劫なほど、
疲れきっていた。

「素敵だったよ…お兄ちゃん」
うっとりと目を細め俺を抱き締めてきた。同時にイチモツがきゅっ、きゅっと締め付けられる。
何十本もの赤ん坊の指でいじられているようだ。

「くうっ…う、あ、馬鹿…やめ…うあっ」
イッたばかりで敏感になっているイチモツを、弄り回されて、俺の全身が反り返る。
萎えていこうとしていたイチモツまでも、硬く反り返っていく。

「ああ、そうだ、言い忘れてたけどあたしの彼も戦士候補生なんだ」
そう言うと自分も知っている二年生筆頭男子の名を挙げた。
今日もそいつとバトルファックを行い、失神にまで追い込んだのだと言う。
愕然とする間もなくイチモツが再び悲鳴を上げる。

「うふふ…もう一度…ね…お兄ちゃん」
妹の腰が律動を開始する。さっきよりも激しい、それでいて男を感じさせるツボを
突いた動き―――。
先刻以上に圧倒的な快感が、イチモツを蹂躙する。

「ひあっ…あっ、あひっ…ああ―――っ!」
妹に見下されながら涙を流してよがった。
もう体裁を取り繕うことなど考えもつかなかった、そして。

薄れ行く意識の中で戦士への道が完全に閉ざされたことを自覚していた。

や、ども。
初投稿になります。
どうしても書きたくなったんですが…。
M属性ですいません。

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