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ネタ【三番隊執務室過去話】

市丸副隊長が僕にくれた大量のエロ本の中には、マンガの類も数多くあった。
僕の性癖を理解してくれているのか『つるぺた』系も数多く取り揃えてある。
余談だが僕は『お兄ちゃん』属性はないので、誤解しないで頂きたい。
そちらのご趣味がある方は朽木さんの兄だと先日、阿散井君から聞いた。
この本は六番隊へ届けるべきだろうか。小一時間悩んだが、桜が散りそうな予感がしたのでやめておいた。

こういった本を読んでいて気が付いたことがある。
僕はつるぺたが好きだが、ロリコンでは無いと思っていた。僕自身まだ17歳であるし、ロリと言ってもそんなに年齢差は感じない。
けれど、幼い女の子に誘惑され、足で踏まれながら言葉で苛められるという性癖を持つ男の話を読んでから、僕は自分がマゾなんじゃないかと
思い始めたのである。
そこで僕は信頼がおける二人の仲間を呼び出したのだ。

「今日は来てくれてありがとう」
「おう、まぁ相談なら乗るぜ」
「後輩が苦しむ姿を見ることほど辛いことはない。何でも話せ」

来てくれたのはアイコラ教祖こと阿散井君と、おっぱい大好きな檜佐木先輩である。
僕らは時々こうして集まって、勇気や青春、汗、涙、汁他の時事ネタを元に、真剣10代しゃべり場を設けている。

「吉良、今日はどうした」
「実は僕の性癖についてなんだ」
「性癖?」
「檜佐木先輩はおっぱいが大好きで、特盛り汁だくが大好きでしょう?」
「あぁ、俺は大きいおっぱい専門だからな。おっぱいのことなら何でも聞いてくれ」

檜佐木先輩は先輩らしく、胸をドンと叩いてみせた。
その時、僕は先輩を何て頼れる人なんだろうと思ったが、今ではそんなに尊敬していない。


「でもよー、吉良、お前大きいおっぱい好きじゃねーだろ?」
「あぁ。僕は大きいのはあまり好きじゃない」
「お前はつるぺた専門だからな」
「そう、それで悩みがあるんだ。とあるエロ本を読んでから、僕はおかしな趣味を持ってしまったようなんだ」
「おかしな趣味?アイコラやってる次点でもうおかしいだろ」
「それよりこれを見てくれ。どう思う?」

僕は問題のロリ攻め本を二人の前に広げてみせた。

「…すごく…ロリ攻めです…」
「吉良、始まりすぎて終わったなwww」

そう、問題の本はややヘタレな男が、近所の美少女に着衣のまま足で扱かれるうちに倒錯した快楽に目覚めて絶頂を迎えてしまうという内容だった。

「恥ずかしいんだが僕はこの本を読んで不覚にも…その、下品なんですが…勃起、しちゃいましてね…」
「え、吉良お前雛森に足でされたいワケ?」

僕は決して雛森君に足でされたいなんて思わない。僕と雛森君はそんな汚らわしい世界の住民ではない。
先輩のように大きな胸に挟んでもらって云々とか、ムチムチの美女二人から口で奉仕されたい云々とかいうことも考えない。
僕らは美しい花畑で手を繋ぎ、将来を約束しあう。そして、幸せな家庭を築く。
ただ何故か、肉体がそういった奇妙な刺激を望んでいるらしいのだった。
自分より年下の少女から蔑まれ、弄ばれる快感。これを理解する者は少ないだろう。

「いや、違うんだ。雛森君にされたいとは少しも思わないんだ。不思議なんだけど…」
「あ、でも俺も分かる気がする」

そう言ったのは阿散井君だった。

「俺もルキアが好きだし、ルキアとは普通に恋愛してぇって思うけどさ、たまに俺が朽木白哉だったらどうするかって考えるんだ…」

阿散井君はお兄ちゃん属性の人だったらしい。市丸副隊長がくれた本の中には『週間わたしのお兄ちゃん』という人形付きの本もあった筈だ。
これは彼に進呈するとしよう。

「なるほど。自分が思っている性癖と、また一味違う性癖のギャップに悩んでいるということか」

先輩は尤もらしいように顎に指を充てて唸った。

「俺達はまだまだ今が成長期だ。色んな知識に触れて、どんな状況にあっても慌てることのないように、しっかり学ばなくてはな」


僕は何故かその言葉に納得した。繰り返すが、当時は彼を尊敬していたからだ。

「吉良、お前もいつ幼女に足コキされてもいいように、常に準備しておけ。いつ、何がおこるか分からない」
「そうですね、先輩!」

僕は当時の自分を殴り殺してやりたい。一体全体いつ、どういった状況で幼女に足コキされるのか。
そしてそれに対してどんな準備をすればいいのか。

「でも先輩…イく時はどうしたら…どうしたらいいんですか」
「テキストを開いてみろ」

テキスト、それは僕らの間ではエロ本のことだ。

「服の中に直接出しているようです」
「成る程…この主人公はなかなか頭がきれるようだ」

先輩は唇の端を皮肉っぽく吊り上げ意味深に笑ってみせた。
僕と阿散井君は先輩とテキストを交互に見遣る。

「中に出すことで証拠の隠滅をはかっているんだ。もしこのまま幼女にぶっかけてしまったらどうする」
「そ、それは一大事です…」
「お前の所有欲は満たされるかもしれない。だが、髪の毛についた精液は取り難い」
「成る程」
「更に、だ。次のページを見るとこの幼女はジッパーを下ろして男の陰茎を舐めてくれている」
「こんな展開になるんですね」
「そうだ。よって吉良、幼女に足コキをされた後はフェラチオをされるという怒涛の展開が待ち受けている。全て計算されていたんだ…」

檜佐木先輩は時折、僕や阿散井君の疑問に答えてくれた。
しかし先輩とはいえ所詮童貞同士。同じ穴のムジナである先輩は、脳内知識をおかしな方向に総動員させていた為、彼が教えてくれたことは
一度として役にたったことがない。
ただ一度、コンドームの付け方を習った時に、彼が興奮のあまり手を滑らせ、陰毛を絡めてしまったという惨劇を見て、ああしたら死ぬほど痛い
ということが僕が彼から教わった唯一の事だ。
残念なことに、僕らは3人共未だにコンドームを実戦で使ってはいない。

話が逸れたが僕たちは若いうちに色んな性癖を学ぼうという結論に至り、様々なジャンルの本を読み漁った。
ロリ攻め以外のジャンルにも手を出し、アイコラ職人としての腕も磨いた。
ただ、僕は一般人、常識人として何か大切な物を失った気がしてならないのだ。
執務室からインスパイアwww638だけど、過去話みたいの考えたんで投下。

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