宿を借りているお礼をしたいから、と呼ばれてやってきたのは、学校の体育倉庫だった。
「…弓親さん、俺、お礼もらえるんですよね?」
「うん、そうだけど?」
眉とまつげに飾りをつけている奇妙な”居候”が、後ろでにっこりと笑った。
黙ってればこの人ヘンだけど綺麗なのになー…と思いつつ、ケイゴは愛想笑いを浮かべた。
「…お礼参りじゃないですよねー…?」
「ほら御託はいいからいってきなよ」
どんっ。
背中を思いっきり突き飛ばされ、体育倉庫のマットに顔から着地する。
ぼふん、と硬いような柔らかいような感触。そして、扉の閉まる音。
(あぁあ俺やっぱお礼参り食らうんじゃ…!)
神様仏様この際悪魔でもいい、と必死に祈り始めたケイゴに、ハスキーな声がかけられた。
「ちょっとぉ、顔上げてよ…それとも踏まれるのが趣味、とか?」
顔を上げればソコには。
松本乱菊という名の、歩く乳神様が居たわけで。
(あぁっ、神様ー!!!俺めっちゃ今アナタに感謝してますー!!)
「…で、まぁ話聞いてるとは思うけど、アイツらアタシの心友みたいなもんだし、お礼しないとねぇって思ってさ…」
クスっと蟲惑的な笑みを浮かべ、毀れんばかりの胸の谷間を制服から見せつけながら
乱菊はケイゴの目の前にしゃがみ込み、顔を覗き込んだ。
「は、はひっ…えーとその、じゃあ、お礼っていうのは…」
「野暮なこと聞かないでよ。それとも、アタシの体じゃ不満?」
「いぃえ全然!そのけしからん乳ならおつりが来ます!!」
思わず正座して正直にそう言ったケイゴを楽しげに見詰め、乱菊は制服のボタンを外した。
おっきなマシュマロのような、柔らかくてすべすべした胸の膨らみが、露になる。
ごくり、と喉を鳴らしたケイゴを挑発するように見詰めながら、乱菊は、言った。
「ほら…好きに触っていいわよ?」
うら若き男子高校生、しかも超の付くほど健全なケイゴには、その言葉すら凶器だった。
下乳から持ち上げるようにぐにっと掴みこみ、手に余るそのボリュームを揉みしだいた。
乱菊の胸がふにっと柔らかく形を変え、吸い付くような感触をケイゴの手に伝える。
吐息が荒くなる。下半身にどくどくと血が集まるような感覚。
一度触れてしまえば、後は夢中になって胸を愛撫していた。
ぐにっと強めに揉み上げ、たぷたぷと指の腹で持ち上げ、乳首を指で押し潰して。
欲望に任せた手が触れる度、乱菊の頬はじんわりと赤みを帯びていった。
「んッ…あ、やだ…ほら、アタシ乳首立ってきちゃった…」
大き目の乳輪ごとぷっくりと硬度を増してきた胸の先端を見せ付けるように、
乱菊は自分の腕で胸を寄せるようにして、ケイゴに見せつけた。
最初は柔らかかったソコは今はじわじわと硬くなり、つん、っと存在を示していた。
むしゃぶりたい。そう思うのと、ケイゴが乱菊の胸先に食らうように唇を寄せたのは
ほぼ同時だった。欲望が先走り、じゅるっと強く吸い付く音が響く。
「あ、ァん…っふふ、もォ、アンタ子供みたいねぇ…」
それこそ母親の乳に貪りつく子供のように、ケイゴは唇を動かし、
ちゅるちゅると吸い上げては、時折歯で軽く噛んで、刺激を絶え間なく与える。
もう片方の乳首は指先で摘み上げ、こりこりと硬く尖らせて、
そして交互に乳首にむしゃぶりついては、舐めて、吸い上げて。
乱菊の体はふるっと震え、艶やかな唇からは嬌声がこぼれ始めていた。
「ねぇ…ソレだけで満足?」
「え…?」
不意に乱菊の唇から降ってきた言葉に、ケイゴは唇を離し、荒い息のまま見上げた。
ねっとりとした熱い視線を孕んだ乱菊がゆっくりと体重をかけ、マットの上にケイゴを押し倒した。
「ココも、アタシの胸が欲しいみたいだけど…?」
先程から既に硬く、今にも弾けんばかりにテントを張っているケイゴの股間を、
ズボンの布越しに、乱菊の指が怪しく這い、もどかしい刺激を与える。
「……ね、胸で挟んでも…いいのよ?」
「お願いしますっ!!」
今のケイゴの欲望に勝てるものがあろうか。恥も外聞もなく、正直に申し入れていた。
ぷっ、と乱菊は小さく噴出し、ケイゴの体に覆いかぶさったまま笑い始めた。
「あっはっはっは…!!やぁねぇ、アンタ正直すぎ!気に入ったわ」
「は、はぁ、どうもありがとうございま…」
「ココもビンビンだしねぇ…あは、もう出ちゃいそうじゃない」
乱菊の手がズボンのベルトを外し、ごそごそとまさぐるとケイゴ自身を取り出した。
既に痛いほど張り詰めているソコを優しく手で持つと。
「アタシ…そういうの、好きよ?」
むにぅっと。
そのたわわな二つの膨らみで…コンが言うところの神々の谷間で、挟み込んだ。
「うわっ…!」
柔らかい圧倒的な存在の胸の感触に、思わず声が出た。
挟み込まれただけなのに、それだけでケイゴ自身はがちがちに痛いくらい反り返っている。
「元気ねぇ…でも、ちょっとは楽しませてよ?」
乱菊は赤く染まった頬で楽しげに、そして嬉しそうに、艶やかな笑みを浮かべた。
胸を寄せると、二つの膨らみの内側で包み込み、ゆっくりと体を上下させる。
柔らかな胸に埋まったケイゴ自身が、すべすべの肌の上を滑っては先走りで濡らす。
たぷん、とはちきれん程の乳を、乱菊は時折左右互い違いに、そして一緒に、
上下に動かして擦って、たっぷりと挟み込んで、刺激を与え続けて。
「うぉッ…!すげぇ柔らけぇっ…!」
「んん?何よ、ソレだけ…?」
「いや、もうマジで良すぎますっ…!乳に溺れそうっ…!」
初めて与えられる胸の刺激で頭がパンクしそうなケイゴの様子を、
乱菊はにんまりと楽しげに見て…不意に、両胸をむにっと押し開くと、深く挟み込んだ。
首にかけているネックレスからヘソに繋がるチェーンが、ケイゴの裏筋をこりっと刺激する。
「おぉうっ!?やべっ、ソレやばいっす…!」
左右の膨らみでたっぷり包み込んで上下させ、その度に触れるか触れないかの絶妙の位置で
チェーンと裏筋をしゅっと擦り合わせ、柔らかさとは対極にあるような刺激を与える。
「裏筋イイの?アタシの胸でイっちゃう…?」
「はい、はひっ、寧ろ出させて下さっ…!」
「いいわよぉ、ホラ、出しちゃいなさいっ」
むにゅう、と胸の谷間で強く挟み込み、先走りでぬるぬるに濡れた乳を
乱菊は一層動かして、ケイゴを射精へと導こうとする。
急に激しくなった動きに理性が持つはずもなく、ケイゴは直ぐに快楽に溺れた。
「あ、出すっ、うわマジもう出る、顔かけちまうからっ!!」
「イイわよ、その代わり、たぁっぷり出して、よッ!」
びゅぶ、びゅるうぅうッ!
痛いほどの張り詰めから解き放たれた精液が、乱菊の胸に、顔に、髪に向かって
真っ白く放物線を描き、べしゃりと粘っこいソレを飛び散らせていく。
「あはッ…青臭くて、濃いわねぇ…」
残りを絞りつくすようにゆるゆると胸を上下させながら、乱菊は唇についた精液を
赤い舌でぺろりと舐めた。苦味が舌にじわりと拡がり、雌の本能がぞくぞくと粟立つ。
やがて荒い息を吐いて必死に呼吸しようとするケイゴから体を離し、
髪や額に飛んだ精液を指先で絡め取ると、乱菊の指にねちゃあ、とした感触がついた。
指先にべったりとついた精液を口元に寄せ、舐めとっていく。
ちゅるっ、ちゅ、ぺろぉ…。
「んンッ、おいしぃ…ふふ、いい味よ…」
扇情的な赤い舌と赤い唇が、精液を啜り、うっとりと美味しそうに舐め尽くしていく。
自分の上に跨った巨乳の美女のその仕草は、ケイゴの欲望を再び刺激するに充分だった。
たっぷりと精液を出したばかりのモノがむくむくと頭をもたげ、再び硬く反り立っていく。
「あらぁ…その様子なら大丈夫そうね。イケるでしょ?」
仰向きに寝転んだままのケイゴの股間を見て、乱菊は舌なめずりをした。
スカートのホックを外し下着まで一気に取り去ると、熟れた女のニオイがした。
ケイゴの股間の上に跨るように膝立ちになり、乱菊は己の割れ目を指で押し開く。
既にぬるぬると潤ったソコからとろぉと愛液がこぼれ、ケイゴ自身に落ちた。
「ホラ、アタシってば胸でしてあげただけでこぉんなに濡れちゃったのよ…」
「よ、よく見えます…!」
くぱぁと入り口を更に開けば、紅く充血してひくついた乱菊の花弁が、
今にも物欲しそうに淫らに震え、熱い怒張を待っているのが目に見えて解った。
「だから…もう我慢できないのよ…ね、いいわよね…?」
「え!?で、でもその、ゴムとか…」
「そういう野暮な心配はイイのよ、アタシがこのままヤりたいんだから」
「だだ大丈夫なんですか!?その、俺初めてでよく解んないんですけどっ…!」
「え、アンタもしかして童貞?……ふぅん…それはいいわねぇ…」
慌てたケイゴの言葉に、乱菊は驚いたように少し目を見開いて。
すぐに、エモノを捕食するような肉食獣の目になり、益々楽しげに笑った。
「すぐにそんな口利けなくしてあげるんだから…ほぉら、つべこべ言わず溺れちゃいなさい」
ぐぷぅっ。
乱菊がゆっくり腰を沈め、反り立ったケイゴ自身の先端を、己の中に埋めた。
ゆっくりと雁首を味わうように先端だけで数度腰を上下させ、嬲って。
「っ…!!」
「ほら、どぉ?先っぽだけだけど、入ってるわよぉ…?」
「な、生殺しですよっ…!」
にゅぽ、ちゅぽ、と先端が出入りするたび、濡れた音が響き、愛液が糸を引く。
柔らかな乱菊の花弁に翻弄され、ケイゴが我慢できるはずもなかった。
「だったら、入れちゃっていいわよね…?何も、気にしないわよねぇ…?」
「あ…!入れさせて、挿入させて下さいぃっ!!」
「ふふ…いいわよ、ほぉらッ」
ケイゴの懇願を楽しそうに聞いて、乱菊は一気に腰を下ろした。
ずぶぅっ、と濡れた肉の擦れる音。じんとするような熱い快楽が、胎内を突き抜けて頭に伝わる。
「あンッ、っふふ、硬くて…も、ホント美味しいわよ…っ」
根元まで埋めると、互いの熱に痺れるような快感が伝わりあい、体が震えた。
やがて乱菊が動き始めると、濡れた肌の擦れる音が大きく響き始める。
ずちゅ、ぢゅにゅっ、ぐちゅ、じゅぶぅっ。
「あはッ…すっごい反っちゃってて、いいわよ、中、イイとこ擦るのぉッ…」
乱菊が腰を激しく上下する度、痛いほど反り返ったケイゴ自身の先端が、
丁度クリトリスの裏側をずりずりと刺激し、乱菊の快楽を煽っていた。
柔らかく絡みつき、ぬるぬるとひだを擦り上げる感触。
初めて味わう女の膣内は、ケイゴには天国以外の何でもなかった。
「中っ、凄い…何か生き物が絡みつくみたいですよ…!」
自分の上で乱菊が腰を動かす度、彼女の胸がたぷんたぷんと揺れる。
それを見上げればケイゴは己自身を益々硬くし、夢中に乱菊の中を貪っていた。
快楽に堪えきれず、欲望のまま、がっと乱菊の腰を掴むと、拙くも荒々しく
ケイゴも必死に腰を動かし、突き上げ始めた。
「は、っ、マジいい、中マジで良すぎますからっ!!」
「んふぁッ…あは、イイじゃない、ほらぁッ…」
欲望の赴くままに突き上げると、濡れた中を擦り上げる音と同時に
肌同士のぶつかりあうパン、パンッ、とした音が鳴り始める。
乱菊は時折締め付け、時折緩めてじらし、体に汗を浮かべながら交わりを楽しんでいた。
「アンタ、ホントいいわねッ…あぁっ、イイから、アタシ、イっちゃうわよッ…」
「俺も、俺もまた出ます、すっげぇ出しちゃいますっ!」
愛液と先走りが交じり合った乱菊の中が、きぅっと収縮を始めた。
きつい締め付けにも関わらず、ケイゴは腰を突き動かし、膣壁を擦り上げていく。
「出すのッ?!いいわよ、出して、アタシの中、中出ししちゃいなさいッ!!」
「出します、もう、うわっ、ヤバっ…!」
ずぶぅッ!
一際深く根元まで突き込み、ケイゴ自身全体を乱菊の中が柔らかな肉で締め付ける。
びくびくっと膣内の震えがダイレクトに伝わると、ケイゴ自身も大きく打ち震え、
二度目とは思えぬ濃い精液を吐き出して、乱菊の中をどろどろと汚していった。
白濁を受け止める中が、嬉しそうにふるっと震え、後にはケモノじみた二人の荒い息が残った。
ケイゴが童貞を喪失して幸せと残った快楽に耽っていると、乱菊が恥らいながら声をかけた。
「ねぇ……こんなコトしちゃって何だけど…この後、一緒に帰んない?手、繋いでさ」
頬を染め、恋する少女のようにもじもじと伺いながらそんなコトを言われれば、
ケイゴの選択肢は決まりきっていた。『はい/YES』だ。
「も、もちろんっ、えぇとそれってもしかしてその…」
「じゃあ、服着てくれる…?アタシ、待つから…」
「はい喜んでっ!!」
(イヤッホウ俺にもついに春が来たぜー!体から始まるフォーリンラブ、神様ありがとー!)
完全に浮かれモードに入ったケイゴはそそくさと全身を繕い、服を正して。
「お待たせしましたお姉様それで」
「うん、すっごい楽しかったわ。アリガト♪」
ぼひゅっ。
凄まじい音と煙。ケイゴはそれが何なのか思う間もなく、ばったりと倒れこんだ。
乱菊が手に持った記憶置換装置からは、バネつきの人形がびよんびよんと左右に揺れていた。
「…乱菊さん、終わったー?」
「終わった終わったー。イイわよ入って」
がらっと体育倉庫の扉を開いて弓親が入ってくると、乱菊はツヤツヤっとした顔で出迎えた。
「あーもーホンット良かったわぁ、アリガトねー弓親」
「どういたしまして。ま、記憶消しちゃったけど、幸せな感覚は暫く残るだろうしね」
「それにしてもアタシが欲求不満って言ったからって、アンタもイイの連れてくるわねー♪」
「ソレを相談された時は僕にどうしろとって思ったけどね。僕は女相手にする趣味ないし」
「やーねぇ、アンタなら何か方法探してくれるって信じてたわよー」
「…ま、今回は利害一致ってことで」
乱菊の欲求不満の解消と、浅野家に間借りしていることの礼。
利害一致というか一石二鳥というか、とにかく乱菊と弓親双方にとって良い結果になったのは確かだ。
とソコに、木刀を携えたスキンヘッドが姿を見せた。
あ、と振り返る死神二人とうつぶせに伸びてる家主を見比べて、一言。
「………テメェら何やってんだ。あんま派手なことしたらまた怒られるぞ?」
「……やぁねぇ、ヒトがアンタが居候してること身を張って良くしてあげたのに」
「ホント、僕がこうやって根回し考えてる間も、一角はなーんにもそんなこと考えてないんだもん」
「酷い相棒ねぇー。弓親、健気ぇ〜」
「テメェら二人とも共通の敵が居るときだけ結託すンじゃねぇッ!殴んぞ!」
疲労と装置の効果でどっぷりと深い昏睡に入ったケイゴの横で、三人は言い合いを続けた。
――いや、淫らな夢に浸ったまま眠っている方が、今のケイゴには幸せだろう。めいびー、きっと。
<終わり>
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