−−今日は石田君、私のこと女だって、思い知らせて。
頭の中で井上さんの甘い声がわんわんと響く。
それは僕の理性を犯して、腕の中に横たわる彼女の身体に溺れさせるのに充分だった。
ぐいぐいと外から揉みこむようにして彼女の胸をもてあそぶ。
指の間に蕩けていくようなその感触に、いつの間にか互いの吐息が吹きかかるほど顔を寄せていた。
「っぁ……っだく……つよい、よ……」
少し肩を悶えるように捩って、井上さんが眉根を寄せる。
呼吸も苦しそうに胸を上下させていて、首元まで上気して真っ赤だ。
制止の声に応えようとするが、どうにも自分の手が言うことを聞かない。
別の生き物のように、愚直に乳肉を絞り乳首を手のひらに擦り付ける。
「……っ」
「ぁ……」
不意に下半身に甘い痺れが走り、僕の口から声が漏れた。
同時に薄く開いた彼女の唇からも、歯から漏れるような細い声が漏れる。
射精と彼女の怯え顔で萎えきっていたものを、井上さんの手のひらが握っていた。
「ちょ……っいのうえさ……」
「これ……元に……」
羞恥で思わず身体をはがすより先に、白い指が輪を作って僕のものを包んでいた。
そのままゆるゆるとさするように上下し始める。
「くぁ……っ」
「ね……これ、今日……私がつけていぃ……?」
濡れそぼった媚びを含んだ声に、押し流されるように何度も頷く。
「こないだね……あの、この間の後……ゴム買ってきたんだ」
「ひ…1人で?」
「……うん。石田くんに任せっぱなしじゃ、悪いかなって……」
また余計な気を回して……こんな甘美な時間のために、僕がどうして手間を惜しむものか。
「よくわからなかったから、とりあえず極薄ポリウレタンでゴムの匂いがなくて絞りが2箇所入ってるってやつをね」
「や、井上さんかなりリサーチしたでしょ」
「そ、そんなことないです! 全然手間なんてかけてないです!」
慌てて弁明するけれど、そういう時の井上さんがどの程度後ろめたい気持ちでいるかがわからないほど僕は鈍くない。
女の子になんて気を使わせてしまったんだろう、この僕が。
「……今日の分は持ってきてあるよ。財布からさっきポケットに移しておいたから……2つ」
「えー、そうなの……じゃあ後1ダースあるから、足りなかったら使ってね」
14回。
この井上さんと。
思わず彼女の首元に突っ伏しそうになった。
このままでは僕は馬鹿になってしまうかもしれない。凶悪なまでの誘惑に、みるみるうちに僕の性器は硬度を取り戻していた。
と、同時に彼女のもう片手が僕の尻をもぞもぞと探り始める。
「何やって……」
「ゴム探してるの」
「いいから、僕がつけるから井上さんは少し休んでて」
「石田くん、約束ー!」
またさっきと同じ流れか。どうどう巡りしつつある会話に、腕を突っ張って彼女の顔を覗き込む。
井上さんも睨んでる、一応。頬まで膨らんで、怖くもなんともないけれど。
「あんまりそういうこと言ってると、僕だって」
「だから、石田くんの好きにしていいよ?」
さっきからそう言ってるでしょう、と胸を張る。というか揺れる。
……犯せということなんだろうか、これは。
まさか、わざわざ挑発しているというわけではないだろうけど。
これでは、僕が受身に回ろうが主導権を握ろうか、どの道井上さんの思うまま、ということか?
「……すみません、今日は自分でつけさせてください」
「うん、いいよ」
意外とあっさりと、井上さんは僕の臀部を撫で回していた手を撤退させた。
そのまま両手で僕のものを握る。
「良ければ手、離して」
「うんー」
またあっさり。
攻略法が読めてきた。
「あ、その前にさっき言ってたやつ……パイずり」
でも流されてくれていたわけではないらしい。思い出したように言うと、さっきから目をそらしがちだった僕の顔を両手で挟んで、多少無理やりに自分の顔を覗き込ませた。
まだ少し潤んでいる瞳が、悪戯そうに細められている。
その下に、上を向いて柔らかく重力に押しつぶされたようになっている胸。
「……するの?」
「して」
にぱ、と破顔してみせる。とうとう最終兵器がでた。
「したら……すぐに出ると思うよ。多分……」
「うん、出しちゃっていいの。今日は泊まりだし、石田くんができなくなるまですればいいよ」
「……あぁもう……!」
微笑んだ顔ごと腕の中に抱きしめると、きゃあと彼女が子どものような声をあげた。
「石田くんって、おっぱい好きだよね」
「そ……そうかな」
「うん、さっきから触ってばっかり」
指摘されるまでもなく、ずっと少なくとも視界の端には彼女の豊満な胸があったし、飽きることなく無骨な手の中でもてあそんでいた。
ベッドの際に腰掛けようとすると、井上さんの上に馬乗りになるよう「お願い」されて、僕はスラックスを脱ぎ捨てていた。
ギシっとスプリングを軋ませ、位置を調節する。
片手をシーツの上につき、彼女の胸元にペニスを突きつけるようにすると、思いのほか興奮して背筋がゾクゾクする。
そんな僕の様子を見て取ってか、ほう……と漏らした彼女の呼気が睾丸に吹きかかった。
僕の腿に手をかけて、臆することもなく男根を上から下まで眺める。
「すんごい眺めだね……」
「ごめん……」
そりゃ他人と比べたことなんかないが、過剰に自信があるわけでもなく……つい謝ってしまう。
少なくとも、井上さんの毛も生え揃っていないような局所ほど愛らしいことはないんだし。
「えーと……じゃあ、くっつけて」
指示に従い、手で根元を持って片手を支えにして覆いかぶさるようにし、彼女の谷間に捻じ込むようにする。
「ひぁ……」
小さくあがった声をあえて聞かなかったことにし、顔を赤くして息を呑む彼女の顔のすぐそば、蕩けるような乳肉のつまったすべすべの素肌に、粘液を擦りつける。
亀頭でぱつぱつに張った乳房をなぞり、なめくじのようにカウパーの跡を残して乳輪に辿り着いた。
薄桃色のそれはぷっくりと腫れて、もう濡れたように艶を放ち、醜い男性器を擦り付けられにゅう、と少し沈んだ。
「た……楽しい……?」
「うん……」
驚くほど素直に口から言葉が出る。
夢中になって乳輪を亀頭でなぞる。にゅるにゅると淫液を擦り付けられたそれはさらに赤くなったようで、最初は虫さされのようだった乳首も屹立していた。
こりこりと今度は鈴口で乳首を押し込むように刺激する。
「は……ぁ……」
淫らな光景に、井上さんが唾液を嚥下するのがわかる。
自らの胸元を覗き込むように首を持ち上げ、とろんと観察している様子が子どものようだ。
乳首がカウパーまみれになるまで弄り、ようやく亀頭を離す。
押し付けられて沈んでいた乳房がゆっくり離れる亀頭につられるように元の形を取り戻す。
透明な糸を引いて離れたそれに我に返ったのか、井上さんが慌てて声をかけてくる。
「い、石田くん……これ、挟んでするんだよ」
知っている。
無言で頷いて、安いベッドを軋ませながら腰を沈め、彼女の顔に腰を寄せるように進める。
井上さんが両手を顎の下に持ってきて、肘と腕で乳房を支えるようにしてくれている谷間へ、にゅうと捻じ込むように竿を沈ませる。
緩めたり押し付けたりして位置を調節すると、溢れるような豊かな乳房にすっぽりと包まれ、僕のものはすっかり見えなくなってしまった。
「石田くん、さっき片っぽしかしてくれなかった……」
「ご、めん……」
呻くようにそれだけ言ったが、多少呼吸を整えないとこれ以上刺激するのも危ない。
ねっとりと性器を包む乳圧に、寄せられた胸の弾力に、白い肌に朱を流したような井上さんの肌と男の赤黒い粘膜のコントラストに。
今にも暴発しそうなそれを、乳房ごと彼女が押さえ込んでくれていた。
「今度からかたっぽだけは禁止ね? 両方順番にして……っあ……」
言い終わるよりも先に、耐え切れず僕の右手が彼女の左胸を鷲掴む。
「い、しだく……は、ぁ……っ」
彼女の手が両側から中心へ寄せるように乳房を押しつぶし、上から僕が夢中で撫で回す。
柔らかく哀れなほど形を変えられた乳房のおかげで、同時に勃起した乳首を撫で回すことさえできる。
「ふ……は……っぁ……」
汗ばんだ乳房のきめ細かい感触に、井上さんのほんの少し苦しそうに染まった顔。
焼き切れそうになる理性に追い立てられるように、僕は腰を前後に揺すりたてる。
「い……ぁあ……いしだ、く……」
彼女の身体ごと揺するように、滑稽なほど貪欲にずりずりと、彼女の鼓動を性器全体に感じながら、僕は歯を食い締めて律動していた。
それに合わせ、むにゅ、ぐにゅっと井上さんは力を加減して揉み上げ、肉棒を扱くように微かに揺すってさえしてくれる。
包皮も剥けて多少の痛みさえ感じるほど激しく擦っても、先端が乳肉からはみ出ることさえない。
互いの手で胸を支えながら、僕はクラスの誰もが羨望の眼差しを送っていた彼女の胸を蹂躙していた。
「……っく……そろそろ……」
「……石田、くぅ……っ……はぁ……」
無意識のうちに腰を進め、半ば上から突き刺すようにしながら気付けば彼女の顔に突きつけるように肉棒を前後させていた。
片腕で支えていた姿勢も動物的になり、ほとんど四つん這いで彼女の素肌にカウパーを撒き散らす。
井上さんの甘い汗の匂いが立ち上り、僕の汗や粘液の匂いとと交じり合って、ベッドの上にはむっとするような性臭が立ち込めていた。
淫らに自らの胸を犯されるために持ち上げている彼女の、細い顎にぴたぴたと亀頭をくっつけるほど腰を押し付けて、糸を引いては離れるそれに絶頂の近さを感じる。
「っ……!? いのうえ、さ……」
哀れに彼女に乞うように押し付けられた、猛った肉棒の先端を彼女の唇が包み込んだ。
積極的に僕の腰を片手で掴み、舌を伸ばすようにして亀頭を半分口腔に押し込んでいる。
「っ…ふぃだく……」
「く……ぁあ……っ」
井上さんの柔らかな下が尿道口を舐った瞬間、僕のものは暴発して白濁を彼女の唇やら顎やら、口の粘膜やら果ては絹のような髪にまでぶちまけていた。
「っごめ……まだ……」
「……ん……っちゅ……ちゅぶ……」
仰向いて飲み込みきれないのか、口の端から滴る精液が可憐な顎の線を伝う。
そのままじゅるる、と尿道の中身まで吸いだされ、腰から力を抜き取られるように僕は呻いた。
「……ぅ……ぁ……それ、だめ、だって……」
「……んー……んん……」
なけなしの理性を振り絞って、濡れて淫らにてらつく彼女の唇からペニスを引き剥がし、赤く腫れあがった亀頭を充血して張った乳房になすりつける。
最後の残滓を搾り出すようにして、白濁を乳首にすりこみやっと僕は果てた。
はぁ、はぁと二人の荒い呼吸が部屋に響いている。
見下ろせば、井上さんは両腕を投げ出して全身を弛緩させ、ぼんやりと僕の性器を見つめていた。
頬から胸元まで精液を撒き散らされ、あちこちいやらしくなすりつけられた跡が乾きはじめている。
まさに犯した、としか言いようがない。
僕は支配欲ともいえるかもしれない達成感に、欲情に濡れているだろう視線で彼女をまだ犯していた。
「……石、田くん……まだ、ちゃんとできるよね……」
ちゃんと。その意味するところに、また欲望の炎がちらりと燃え上がりそうになる。
「じゃあ、ゴム……」
「ごめん、石田くん……なるべく早く……」
切羽詰った声音に、彼女の上から降りようとしていた身体の動きが止まる。
井上さんの呼吸は乱れきっていて、精液濡れになったままの乳房がゆっくりと上下する。と、乾いた唇を湿すように、口元にこぼされた精液を、ちらっと覗いた舌がすくってごくりと嚥下した。
「わ、たし……待てないよぉ……石田くん、責任……」
子どものようになじる口調が、欲情に掠れきっている。
ごくりと僕も唾液を飲み込むと、背後で井上さんが両足をもぞもぞさせて衣擦れの音を立てた。
「今、じんじんして……早くしようよ……」
「じんじん……してるんだ?」
「んん……」
『うん』と『ん』の間の微妙なニュアンスで、井上さんがばつが悪そうに目をそらす。
羞恥に眉根をひそめて、でも衣擦れの音がさっきから止むことはない。
横たわったままの井上さんの身体から降りると、汗でべたつくシャツを脱ぎ捨ててしまった。
「井上さん」
「ぅん……うん」
億劫そうに、甘い声で小さく答える彼女。
「やっぱり、もうちょっと待って」
「んぇ……ひぁ!?」
小さく悲鳴をあげる彼女に構わず、スカートの裾をまくりあげる。
慌てて押さえようとする彼女の手が、震えて力が入っていない。
むっとたちこめる甘い愛液の匂いに、自分の口の端に薄ら笑いが浮かぶのがわかった。
「濡れてるね」
「……ぇ……あ……」
「濡れてるよね、これ」
「う、そ……」
「嘘じゃないよ。ほら……」
透けてべったりと張り付いたショーツに、指先で触れると彼女の腰が跳ね上がる。
「……っきゃ……」
「すごい。先に、僕がさせてもらうよ」
「や……やぁだぁ……石田くん、待っ……」
「だって僕はまだ舐めてないんだから」
勢いのままに彼女の腿を抱え上げる。
ひゃあと愛らしい声をあげて、張りのある太腿が暴れるけれど、その筋肉の動きさえ手に心地よい。
バターのような甘ったるい匂いに誘われ、スカートの中に顔を突っ込み、彼女の脚の間に膝を割り込ませる。
そこで観念したのか、井上さんは派手な抵抗をやめ「んー、んー」と抗議の声をあげてスカートの裾を引き下ろそうとしてきた。それは僕の頭を包み込むだけの結果だったけれど。
「これ、ずっとお預けだったから……好きにしていいなら、食べさせてもらうよ」
「んー、もーっ」
2回目に目の当たりにする彼女の秘所。
淡いグリーン(だったであろう)下着はすっかり透けて、まだ生え揃ってもいない淡いヘアまで見えてしまっている。
お漏らしでもしたかのようにぐっしょりとして、もう役に立ってない布きれをそっと剥がすように僕は脱がせにかかった。
薄い膜を剥ぐようにして、充血してぷっくり盛り上がった恥丘が露になっていく。
それだけで、また射精してしまいそうなほど興奮を煽られた。
身体を脚の間に割り込ませているので、無理に隠そうとする動きが妙に艶かしい。
ずっしりと重くなってしまった下着をゆっくりと引き下げ、彼女の身体から抜き去る。
視界は彼女のスカートの中だけだ。薄闇の中、白い肌がまろく光るのと匂いたつ汗と愛液を頼りに、顔を寄せて彼女の秘所に埋めた。
突然押し付けられた僕の顔に、きゅっと小さな声を立てて井上さんは背筋をそらした。
同時に反射的に脚を閉じようとしたのか、心地よい圧力で内腿が僕の耳を挟んでくる。
わざと乱暴にぐりぐりと口元を恥丘に擦りつけ、ぬるぬると唇でぷにぷにした肉の感触を楽しむ。
「やぁあ……石田くん……っ」
哀願するように名前を読んでくれるのが僕の欲望を満たしていく。
目の前で熟れきった女肉がひくひくと僕を誘っているのが、やたらと美味そうに思えて、唇を押し付けたままにゅう、と口を大きく開け、食いつくように陰唇に吸い付いた。
まだぴったり閉じているそこは息づいて、舌でスリットを何往復かすると零れるほどの愛液を滴らせながら花弁を綻ばせた。
「ひっ…んぃ……っ」
ちゅぶ、くちゅ、とわざと大きな音を立て、唇で柔肉を食みながら舌を這わせて侵入できる箇所を探す。
蛭のような男の舌に這い回られ、綺麗なピンク色の肉襞が赤く充血して熱をもっていく。
眼鏡に付着した愛液が視界の邪魔になり、外してベッドの下に放り出す。
さっきから乱暴に扱っているのでフレームが歪んでいるかもしれない。
しかし構うほどの余裕もなく、僕は先日処女を奪ったばかりの井上さんの性器に夢中だった。
「っあ……やぁあ……そんな、とこ……っ」
ぴちゃ、ぴちゃ、と。
派手な水音を立てながら、零れた愛液をすべて舐めとろうとでも言うように淫肉を味わう。
「すごい……まだ溢れてくるよ、井上さん」
「ひ、きゃぁだ……」
もう呂律が回らなくなってきているのか、もぞもぞと腰を捩らせながら井上さんがいやいやする。
内腿を広げるように押さえていた両手で、陰唇を左右に割り広げた。
ひくっ、と大きく震える体に構わず顔を寄せる。ひくひくといやらしく求めてくる襞の中に、真珠粒のような愛らしい勃起が上部にひとつ。
じゅる、と大きな音をたててそのクリトリスに吸い付いた。
「ひっ……! あ、やぁあっ……!?」
壁の薄いアパートでは隣に聞こえてしまうかもしれないほどの声をあげ、井上さんの腰が跳ねて暴れる。
両腕で抱えるようにして抑え、ちゅぶちゅぶと激しく舐め回した。
舌先でコリコリと押しつぶすように突付き、包んでいた包皮を無理やりに剥きあげる。
唇で挟むようにして固定し、弾くように何度もしつこく刺激すると、不意に彼女が腰を持ち上げ僕の顔に押し付けてきた。
「あ、あぁ…っ…っだく…いしだ、く……!!」
ぶるぶると震えながら擦りつけてくることに気を良くして、にゅるにゅると舌の腹のざらざらで舐め回し、尖らせた舌先でえぐるように責める。
そのうち、内腿を何度か痙攣させて締め付けてきたかと思うと、ガクリと腰を落とした。
ぶる、ぶるっと震えながら、口を離してもちょこん覗くほどクリを勃起させ、井上さんの腰が打ち震える。
イった……のか?
ぷちゅ、と大量の愛液を漏らして、まだ手付かずの膣口がヒクついている。
「井上さん……」
「やぁ……は……ひゃあだ……ぁあ……」
うわごとのように繰り返しながら、まだ収まらないのかゆらゆらと腰が動いている。
「まだ終わってないよ」
「ぁ……ぁあ……」
「僕だって、前回から調べておいたことはいくつかあるから」
眉間に手をやって、さっき眼鏡を放り出したことに気付く。
「ちゃんと中も舐めてから挿れるからね」
「な……か……?」
疑問符に応えず、また尻肉を持ち上げるように腿を抱え、彼女の股間に顔を埋める。
鼻の頭に当たるクリトリスが何だか愛しい。
そのまま、尖らせた舌を膣口に押し当て、まだ狭い肉の賄賂をじゅぷじゅぷと掻きわけていった。
「ひぁあ……う……」
さっきよりはソフトな動きに、吐き出すような呻きが耳に届く。
蕩けきった膣肉の甘酸っぱい味が口腔に広がり、自らも硬くなっていくのがわかった。
「ん……く……」
「やっ、ひあ……んぁんっ…」
性交を模して、くちゅくちゅと敏感な膣口を舌先で往復する。
肉襞を舐めたり、小さな肉を抉じ開けるように舌を捻るたびに、従順に井上さんが嬌声をあげる。
ぴくぴくと内腿は震えているけれど、すっかり下半身は弛緩してしまっていて、僕の舐めたい放題だ。
しばらく単調にそれを繰り返し、とくとくと溢れる愛液が顎を伝ってすっかり膣内まで蕩けた頃、やっと僕は顔をあげた。
蒸れきったスカートの中から上半身を起こし、十数分ぶりに彼女の顔を見やる。
呆けたように肩を震わせ、力なく横を向いた顔は、どこか焦点が合っていなかった。
「い……ふぃだく……」
甘やかなその声に誘われ、覆いかぶさるように目を合わせると、口の端から一筋唾液が垂れているのが見て取れた。
「気持ちよかった?」
「わかんな……ったぁ……」
「そう……じゃあ判断できるようになるまで毎日しようか」
ぴく、と震える彼女の瞳を見つめながら僕は口元を拭った。
べったりと付着した愛液を残さず舐めとる。
それをぼんやりと井上さんは見つめ、「いれて」と小さく囁いた。
そして、僕はやっと彼女の要望に応えるべく、脱ぎ捨てたスラックスの尻ポケットからコンドームを取り出し、彼女の顔の前でペニスに装着して見せる。
次はきっと彼女がしたがるだろうから。
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