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【イヅル×乱菊】

イヅルが飲み込んだのは喉を潤す茶かと思えば喉を焼く酒。
緊張の余り漂う香りに気付かなかったのだ。そのまま勧められ共に呑み続けたのはいいものの。
「吉ぃ良ぁ」
「ら…乱菊さん!?」
紅潮した頬に据わった蒼の双眸が恐ろしい。
それだけで酔いが覚めてしまいそうな視線に、背筋が粟だった。
「いい…」
「はい!?」
うっとりとイヅルを眼で捉えたままに、押し倒した。
「その落ち込んだ表情…そそるわぁ」
恍惚した乱菊の頭の中では先の事は考えていなかった。
男の弱った顔、そういうものを見ただけで下半身はぞくりと疼いた。もっと苛めてやりたい。
「ちょ…うわっ」
手にした酒を重力のままイヅルに注ぎ込もうとする。間接キスだのはお構いなしに。
「がぷっ…らっ…乱ぎ…」
「雛森が好きなんでしょ?」
「えっ!?ひなも…いやっ…その」
イヅルの口を問答無用とばかり塞いだ。自身の唇で。
そのまま絡め取った舌を弄び、離した時にはほんのりと互いの間に酒の香りが漂った。
「大本番の時にボロが出ないように、あたしがあんたを大人にしてあげる」
「!」
それは今イヅルを抱く言い訳にしか過ぎない。
酔った勢いで…既成事実として心の奥底にでもしまっておこうというしょうもない魂胆である。
「ここ座りな」
健全なる心と葛藤した。確かにイヅルは知識だけはある童貞であったし、
そもそも逆らうと後が恐ろしい。いずれ来る(かもしれない)時の為に一度くらいは。

「はい…」
言われた通りに座ると、するすると手慣れた手付きでイヅルの衣服を全て脱がしていく。
「うわ、大っきい」
「す、すみませ」
最後の砦である褌の先にあった既に起ち始めていたものにそっと手を遣わす。
「逆。謝る所じゃないし大きいのはいいのよ」
躊躇無くそれを口いっぱいに咥え込んだ。たまらない雄の臭いが鼻腔をくすぐる。
「んっ…、ふぅっ」
ぬるりとした感触を舌先に感じとる。吸上げては甘噛みと、乱菊の口腔内では様々に織り成される。
唾液と先走りとで滑りを増したイヅルのものを、乱菊のたわわに実る、
その乳房の柔らかな弾力で挟み込む。
「どう?」
柔らかさを自身いっぱいに感じとれる。それだけならまだ保てたが、
唾液を送りながら舌でちろちろと先端を刺激するとイヅルは呆気なく果ててしまった。
「うあ…!」
息を詰めて吐き出した白濁の精が乱菊の白い胸を、その先にある顔まで汚していく。
唇にはねた精液を舐めとり、艶を秘めた表情の乱菊はにんまりと笑みを湛えた。
口許の黒子がさらに淫靡な雰囲気を増させている。
「この先もやるわよね?」
壁を背にしてイヅルは乱菊と向かい合う。

「僕が…!」
乱菊とは違いおぼつかぬ手付きで乱菊の帯を解いていく。
袴は重力に従い、膝を付いている乱菊の膝元まで下がる。
腿と、茂る割れ目、腹部が白く浮かび上がる。酷く官能的であった。
「失礼します…!」
自分に跨がる乱菊の腿に手を掛け、座る様に促す。
再び面を上げる自身の上に乱菊の濡れそぼる割れ目をあてがい、腕に力を込めた。
「いったーいっ」
「!」
「…なんて。これくらいなら構わず進めるべきね」
イヅルの手を解いて、ゆっくりと体重を掛け、体を沈めていく。
「乱菊…さん…!きっつ…!」
「んんっ…!」
慣らし無しはちょっとキツかったか。
深く、深呼吸を一つすると勝ち誇った笑みでイヅルを見下ろしたのだ。
「見なさいよォ…吉良の、全部入ってる」
深々と乱菊の中に突き刺さる己のものを見、イヅルはぶるりと体を震わせる。
一人の女性を汚しているのをまざまざと感じとった。
「…中に出してしまっても?」
「そんな余裕、あるのなら」

イヅルは乱菊の腰に手を掛ける。乱菊はイヅルの下腹に手を添えた。
慣れないながらも浅く引き抜いて深く差し入れる。揺すりながら、激しく突き上げる。
「んっ!あんっ!ああっ!」
肉壁を擦る度乱菊は嬌声をあげる。いやらしい水音がイヅルのものを更に大きくさせた。
「あっ!吉良ぁっ!」
その大きさに更に感じ入るか、はたまた満足したのか。乱菊は喘ぐ。
「乱菊…さん!もう…!」
最奥を突くと同時、イヅルは果てた。
乱菊は吐き出されたイヅルの精を全て取り込むかの様に締め付ける。
受け止めた熱を恍惚した表情でうっとりと余韻を味わった。
「っはー…」
「ら…乱菊さん…大丈夫ですか…?」
「…吉良のイク直前の顔、結構好きかも」
「は…?」
互いを繋げたまま、乱菊は脱力したイヅルを見下ろし問う。
「…吉良。まだいける?」
その爛々とした表情を察して精一杯の抵抗を試みるイヅル。
「! も…もうむりです!もうなにもでません!」
しかし、それは失敗に終わったのだ。
「それはどう?まだまだ元気そうじゃない」
「う…うわ ぁ ぁ  ぁ

乱れた髪も衣服も全て整えなおして、乱菊は手鏡と睨み合っていた。
「そういえば…精液でお肌ツヤツヤって本当なのかしら」
若いのが良いとか熟したのが良いとか様々らしいけど。
そんな心配とは裏腹に、心なしか体全体生気に溢れていた。
イヅルはというと、乱菊のもたらした快楽に溺れのたうち悶絶していた。
「(誰か来る…?)」
揺らぐ霊圧からして檜佐木だ。それともう一人。別方向からも違う霊圧を感じる。
さて、この現場を見られると非常にまずい。
汗やら体液やらが付いた胸元は酒で拭い、その香りで誤魔化すとして、
とりあえず全裸で横たわるイヅルにフンドシだけ着けてやったが、
死覇装を着付けるにはいかんせん時間がない。
「ま、いっか。」
酔ったら周りが見えなくなるタイプだし?
イヅルにも酒を浴びせ、文字通り酒に溺れた図にしておけばどうにか誤魔化せるだろう。
黒い影が見えた。やはり檜佐木だった。
「しゅーへーい!あんたも呑んでけ!」
「いーっスね!」
呼び掛けられた檜佐木は乱菊の元へ駆け寄る。その窓から見えた光景は異様だった。
「…って乱菊さん!吉良なんでフンドシ一丁なんスか!?」
「さぁ?酔って脱いだんじゃない?」
双方酔って正気を失っているんだろうと判断した檜佐木は土足だのは二の次に、そのまま窓から中へ入る。
「ちょ、乱菊さんなんか飲むもん…!茶!お茶出して下さい!吉良泡吹いて(ry」

-終わる-
イヅルが不憫なだけにギャグのようだorz

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