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【一護×織姫】

「…くろさっ……ん…」
視界の片隅に時計が見えた。思いを告げたのは確か1時間くらい前。酒のチカラを少し借りてしまったのが情けないけど、でも、長かったお互いの片思いが両思いに変わり、いわゆる恋人同士になれたわけで。

『手出すの早えかな?』
キスだけで興奮仕切ってる下半身とは別に、やけに頭は冷静だった。
『でも、もう我慢きかね』
「井上?」
「は、はい!」
表情はとろんとしたままで、でも声はいつもの声で。初めて見る顔、愛しいという言葉が頭を掠めて少し笑えた。


「あー、その、あのさ」
こんな時どうやってそっちの方向へ持っていくのか、あーとかやーとかそんな言葉しか出なくて詰まっていた。
でもその思考はすぐ止まる。井上からの行動で。
気付けば耳元に井上の声。全身が甘い臭いで包まれていた。
「あの、どうぞよろしくお願いします。す、すきにして下さい。」
何だよそれ、と言いかけてやめて、身体が先に井上を欲してた。先より強く長いキス。
視界の片隅にはまた時計。でも直ぐに消えて、後は思考停止。
何より柔らかい感触に溺れ、ただ食らい付いてしまった。


一目でわかる、その大きさに改めて唾を飲んでしまう。たぶん、聞こえてしまっただろう。恥ずかしそうに顔を手で隠してしまった。「井上…、顔、見せて。」そっと手に触れるとビクッと体が動き、真っ赤になり潤んだ目をした井上がじっとこっちを見ていた。
「え、えっと…恥ずかしい…けど…あの…で、電気!電気消してもいいかな…」本当は明るいまま…全部見たいなんて思ってたけど、最初からじゃきっと俺にも刺激が強すぎるだろうから、軽くキスをして身体から離れた。
「…へへ、ありがとう」


暗闇に目が慣れるまで、またキスをする。中毒になったのか、離れがたくただ、甘い。キスの合間にこぼれる井上の声に反応するように下半身が痛い程大きくなっていた。気付けば井上のふとももに下半身を擦りつけるようにしていた。

「…はっ…ん……んっ」
胸の突起が目に入り、迷わず口に含む。噛んだり、転がしたり、とにかく本能のまま撫でる。
「っ!…はあっ…あ…んぐ…」
急に声が聞こえなくなり、不思議に思い顔を見ると井上が口を塞いでいた。
「…声」
「んっ…ん?」
赤い突起は指で愛撫したまま、顔に近づく。


暗がりでも、その目には涙が滲んでるのがわかった。いじめたくなる、もっと責めたくなるのは井上のMっ気だと思われる性格故か、俺の持ってた性格故か。
「声、出せよ。我慢するな。聞きたい。」
「んでもっ……あっ!いやっ……はあっ」
「いいから。言う通りにしろ。」
「……はい……」
ほらな。
『はい』だなんて、やっぱり。
胸を責めたまま、井上の観念した声を聞きながら素早くズボンを脱ぐ。自分でも見た事ないほど張り詰めていた。
「手、怖いなら俺の触ってくれないか?」
「……はあんっうん」
手を取って、ソレに導く。


恐る恐る触る感触に、背筋がゾクリとなった。


井上の力が抜けてきた下半身にするりと手を差し込むと、くちゅりと甘い水音がした。
「…はあっああっ…あ…」「すご…気持ちいいのか?」
「んっ…うん…でも恥ずかしいよ…ああああっ」
下着の中に手を入れると、先程より高い声。
得た知識をフルに、でも本能のまま、小さな突起に触れると井上も痛いほど俺の物を握ってきた。
「っ…痛かったら我慢しないで言えよ」
「ん…んんっ!」
溢れる、という言葉の通りそこは少し指を動かすだけで、くちゅりっ、じゅっ、と卑猥な音がしていた。


「はああっ…ん…んっ…ああっ」
井上は快感に耐えられないようで、俺から手を離し、肩に腕にしがみついていた。爪が身体に食い込んでいたが、不思議と痛くはなかった。その手すら卑猥に見えてしまう。

「…はあっ…はあっ」
うっすらと自分の指が井上の中に入る様が見えた。出し入れを繰り返し、それに合わせて耳元で井上の初めて聞く声が俺の耳にこだまする。
指を出すと、くちゅっと音響いた。
「…はあぁっ…」
井上の顔を覗くと、うっすらと涙が零れていた。
「痛くなかったか?」
「うん…。気持ちよすぎてなんだかもう…んっ」


遮って口付ける。
「…いいか?」
「…うん…はい……」

熱くなった亀頭を上下に擦り、場所を捜す。井上は目をつむって待っていた。
キスをしながら、せめて恐くないようにと身体を重ねる。
入口はキツく、先がやっと入る程度だった。
「ああんっ!」
「痛いか?」
「…だ、大丈夫。お願い、最後まで…」

頭から足先まで、今まで感じた事のない感覚が走り、衝動で最後まで差し込んでしまった。井上の身体が弓なりに跳ねた。
「…ああっんっ…」
ゆっくりと腰を打ち付ける。その度にぐちゃともくちゅともつかない、耳慣れない音がした。


「はあっはあっはあっ」
「んっんっんっ」

動きに合わせてお互いの声が重なる。手はきつく握り合い、力がこもる。
今までこんなに、表現しがたい感覚があっただろうか。目も口も臭いも音も触覚も全部が井上で塞がれ、心地いい。自身の限界が近いのが手に取る程わかる。
痛い。
「…のうえっ、俺、もうイクっ」
「んっ…んっ…はぁっはいっ」
「…っる!」

急いで抜き、井上のお腹に溜まらず掃き出てしまう。「んあっっ」


たまらず、井上の隣に横になる。身体に力が入らなかった。
顔を左に向けると井上がてこっちを見ていた。


「へへっ」
その顔は、俺がいつも見ていたいつもの井上だった。「…」
「………」
こんな時なんて言ったらいいのか。
「…ありがとう」
井上は満面の笑みで、つないだ手に力を込めて言った。
「……おう。こっちこそ」なんでこんな時に、と思ったが井上らしくて、嬉しくて、俺はたぶん今まで見せた事ない笑顔で笑っていた。
「…こいよ」
それはもうこどものように嬉しそうに笑って、井上が抱き着いてきた。と同時にある事に気付いたが遅かった。

ねちょり。

「うわっ!!」
「マジかっ!」


さっき掃き出したものがねっちょりとお互いの身体に着いてしまった。
ついでに井上のベットにも垂れて。

「悪い!拭くの忘れてた!ごめんな。」
「ううん、いいの大丈夫。洗えば取れるよね?…それより黒崎くんにも着いちゃったね…」

しばらく考えて、時計を見た。朝まではまだまだ遠い。
「風呂、つうかシャワー入れるか?」
「え?あ、うん」
「行くぞ」
井上の手を取る。
「はっ、え?」
「どうせなら一緒に、ダメか?」
「え!えっと…はい。いい…デス…離れたくないし…」


最後のほうは何言ってるかわからなかったが、まあ、気にしない。
軽くキスをして、再び井上の手をひく。
今度は否応なしに明るみで見られる井上の身体に、もはや下半身は興奮しはじめていた。
以上です。
お目汚し失礼しました。

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