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【藍染+市丸×雛森】

『今日の八つ時には仕事を終えるよ』
 まだ赤い日の差す時刻に、雛森はそう囁かれた。それから一度部屋に戻り、シャワーで体を丁寧に洗った。
真っ白い下着を身に着けると、上から洗い立ての死覇装を着込み、きゅっと帯を締める。
既に夕刻はとおに過ぎ、辺りは藍色の闇に支配されていた。
 今日あった出来事を引きずりながらだったので、雛森の笑顔は微妙なものだった。だが嬉しいことに
変わりは無い。何故なら藍染のその言葉の中には、今日来て欲しいという暗号が隠されていたのだから。
 闇色の廊下を出来るだけ静かに歩きながら、薄っすら明かりの灯る部屋の前まで辿りついた。
「藍染隊長」
 小さく呼ぶと、気づいたらしい影が動く。ぼやっとした影は段々大きくなり、やがて消えた。
障子が開かれたのだ。
「雛森くん。よく来たね」
 低音の、だが優しい声と微笑みが雛森に向けられた。
「寒いだろう。入るといい」
「ありがとうございます」
 頭を下げて部屋に入った。外より随分温かい。何か字を書いていたらしく、まだ乾いていない墨と筆が
置いてあったが、見ようとは思わなかった。
 進められるままに座った先は、いつも定位置である布団の上だった。そう、雛森は藍染と何度も
繋がっていた。最初は恐かった。だが何時からだったかわからないが、雛森は自分が愛されていると実感できる
その行為が好きになっていた。
 視線を合わせあっていた。沈黙が二人の近さを意識させ、気分が高まってくる。
「藍染隊長……」
 頬を染めた雛森が、我慢できんとばかりに呟いた。藍染は微笑みながら雛森の服をずらし、肩を露出させた。
きめ細やかな肌に藍染の大きな手が触れ、一際大きく雛森の心臓が跳ねた。
慣れた手つきで上半身を露出させると、小ぶりな胸を優しく包んだ。口を近づけ、舌を這わせる。突起に
触れるたび、雛森の口から甘い声が漏れた。座ったままなので、両腕を支える腕が少し震えた。
「ひゃうん!」
 突起を甘噛みした時、雛森の体が後ろに崩れた。がくんと肘をつき、少し荒立った息をした。頬を真っ赤に
染めた彼女は可愛らしく、藍染の眼鏡の奥の瞳が細められた。
(もうこんなに感じるようになるなんて…)
 元々素質でもあったのだろうか、そう思いながら仰向けに近い雛森の、ピンと立った突起を更に責めた。
優しく舐め、たまに軽く歯を立てる。何か動きを起こすたび、雛森の体がいじらしく動く。


「あ…はぁ……う…ん……ふぅん!……」
 静かな部屋に淫らな声が響いた。藍染と交じり合ってからというもの、雛森の体は回を重ねるごとに
快感を覚えていくようになっていた。
 藍染がちらりと時計を見やった。時は十を回る頃だ。
(ちょっと遊びすぎたか…)
 少しぐったりとして、軽く痙攣している雛森の体を離し、帯を解いた。ひくつく秘部を見て、普段の穏やかな
表情からは想像できない、意地悪い笑みを浮かべた。雛森には見えていない。
「ひゃあ!」
 驚きに声を上げた。菊門に藍染の舌が這ったのだ。
「あ…いぜん、隊長…そんなとこ……」
 恥ずかしげに膝を擦り合わせるが、それでは菊門は隠れない。唾液で少しほぐれたそこに、中指をぐっと
突き刺した。どんどんお腹の中に入り込む大きく硬い指に不思議な感覚を覚えながら、雛森は羞恥を耐えた。
中指が人差し指に変わり、また二本に増える。徐々に卑猥な音を上げていった。
「は……ひゃ……ん、はぁ…」
 秘部から愛液が滴った。限界が近いのはとおに知っていたが、藍染は菊門だけを責め続けた。
「今日はここに挿れるよ」
 つぷ、と指が抜かれた。え?、そう思ったがもう我慢の限界だった。
「は、はい…!藍染隊長の…挿れて、下さい…」
 荒い息の中、雛森は頼んだ。この言いようのない感覚が取れるのなら、もう何処でも良かった。
 藍染は雛森を起こし、後ろに回る。既に硬くなったそれを取り出すと、抱きかかえるようにして雛森の菊門に
あてがった。
「力を抜いて」
 もうすっかりほぐれ、力を抜かずとも藍染のそれを飲み込むであろう雛森だったが、藍染は優しさを装った。
「ん…は、いっ」
 肩が落ち、雛森の体が重くなるのを確認して、藍染は雛森を抱く腕を緩めた。重力が助け、少女を一気に貫いた。
「んあぁぁあああ!」
 高い声が響く。初めての場所を荒々しくされたにも関わらず、雛森は痛みより先に快楽を掴んでいた。
打ち付けられる腰に合わせて腰を捻り、自分にとっての良い場所を的確に当てていく。
「隊長…良い、です……これ…」
「君も…声も、顔も、中も……可愛いよ、雛森くん。君は僕の出会った中で、最高の女性だ」
 絶頂に達する――雛森の顔が快楽に包まれた時、藍染の動きが止まった。雛森の高まりが迸る前に沈んでしまった。
「え…?」


 冷たい闇に閉ざされた廊下を歩くのは、それらを手下に従えた狐目の男、三番隊隊長・市丸ギンだった。
夜の静けさも冷たさも纏った男は、軽い足取りで五番隊の隊舎へ向かっていた。
(さしずめ今日は、雛森ちゃん抱け言いはるんやろうなァ)
 恐らく藍染の策略のうちの一つを深めるためなのであろうが、それはただの気まぐれと紙一重だった。
そんなことせずとも、雛森はこの策略にいとも簡単に引っかかるのだから。そしてきっと向けるのだろう。
彼女の斬魄刀の切っ先を、自分に。
(しっかし、こんな気ぃのらへんえっち初めてや)
 はあ、と溜息に似た吐息を吐いた。嫌がる少女を無理やりするのは嫌いじゃない。むしろ好きだ。だが、どうせ
常時藍染がメインで、自分は単なる物であり玩具に過ぎないのだろう。
 そんなことを思いながら、彼は部屋の前までたどり着いた。
(早速やってはりますやん)
 うな垂れていると、障子の中からくぐもった声がした。入れと言っているのだろう。仕方なく、ギンは障子に手をかけた。
瞬間的に笑顔を作る。
「こんばんは。藍染隊長、雛森ちゃん」
 雛森の中にあった快楽が、一気に冷めた。同時に血の気も失せた気がする。だが滴る液は更に増えたようだった。
まさか体は、これをも刺激として感じるようになってしまったのだろうか。
「やあ、来たか」
 藍染の言葉が理解できなかった。この状況を、最も見られたくない男に目撃されたというのにこの穏やかさということは、
まさか藍染が呼んだのだろうか。でも何故、何のために?そんな考えを巡らせていると、一歩一歩とギンが近づいてきた。
「あ…や…」
 両足を藍染に押さえられ、霰もないそこが男から丸見えになってしまった。舐めるような視線が雛森の体を這い回り、
言いようの無い不快感に襲われた。
「もう限界って顔やなァ。エエ顔しとるで」
 顎を撫でられ、全身の毛が逆立つような気がした。蛇の舌なめずり。そんな感じがした。
 ギンは帯を解き、まだほとんど硬くなっていない自身を取り出した。
「口、お借りしますよ」
 言葉に雛森はぐっと口をつぐんだ。藍染以外のものの味など、知りたくもなかった。それもこんな男の。
だがそれもギンにとっては欲情をかきたてる刺激剤であり、子猫の立てた爪程度でしかない。
力任せに口をあけられると、すぐにそこにギンの自身が入り込んできた。


「ふぉご!…ふ……はぁ、ん…」
 歯を立てようかと思ったが、それも出来なかった。藍染に双璧を優しく撫でられ、体は再び快楽に支配された。
こうなっては、雛森自身に抑制は出来ない。
「なかなか上手やなあ」
 快楽に溺れた雛森は、自分に向けられる性欲全てを飲み干すごとく求めた。ギンのそれを喉につくかというくらい
奥まで入れ、舌全体で転がすように舐める。裏筋を丁寧になぞり、カリを少し強くしごく。片手で二つの袋を
転がしながら、舌は止まらずギン自身に当たっていた。
「もう、ええで」
 ほんのりと眉間に皺を寄せ、ギンは雛森から無理やり自身を引き抜いた。雛森が切なそうな表情を浮かべる。
(危なあ。イってまうとこやった)
 白い肌に白濁をかけたい気持ちも無くは無かったが、ギンはそれよりも悲痛な表情を見るのが好きだった。
思ったとおり、悲しげな表情でギン自身を見つめる雛森を見て、にやにやと口角を上げた。
「んあはぁあ!」
 だが、その顔をも甘い声と共に掻き消された。藍染が双璧の突起をつまみ、後ろを強く突いたのだ。
楽しみを奪われ、ギンは少しだけ不満そうな雰囲気を纏った。
「あまりじらさないでやってくれ。雛森くんが可哀想だ」
 半身を捻り、藍染の胸に顔をうずめる雛森の頭を撫でながら藍染が言った。もう既に何回も達した形跡のあるそこは、
ひくつきを通り越して痙攣しているようにも見えた。
「しゃあないですなァ」
 言うものの、ギンが少女に向けたのは骨ばった手だった。筋を上下に撫でてやり、突起を挟む。びくびくと動く
雛森の体を楽しみながら、人差し指から薬指の三本指を、少女の体内に一気に突き立てた。
「ふああ!」
 足がピンと伸び、勢いよく潮を噴き出した。表情は涙で飾られていながら、形は快楽そのものだった。

(おか、しくなっちゃう…!)
 雛森は壊れるのを耐えて耐えて、ギンの愛撫を受け続けた。もう十分になるのではないだろうか。
「もう限界って顔しとうなあ」
 不意にギンが雛森の顔を覗き込んだ。貼りついた笑みは楽しげに笑いかけていた。
「どうして欲しいん?ボクにも、藍染隊長にもゆうて…」


「…挿れて!市丸隊、長の大きいの…挿れて下さい…!! 藍染隊長も、突いて下さい…私の、締まりの、ない…の!」
 ギンが言い終わらぬうちに、息絶え絶えに叫んだ。理性など忘れ去った無くなった雛森には、羞恥心の欠片も無い。
「ようゆえましたv」
 ギンの自身が、一気に奥まで届いてきた。
「んはあ!」
 速い動きを繰り返しながら、ギンは的確に突いてくる。藍染のそれもお腹の中で動き回る。二つとも異なる動きをしながら、
一つのぐちゃぐちゃとした卑猥な音を立てる。
「もう、出すよ…雛森くん」
「ほんなら、ボクも」
「はい!来て下さい、二人とも…!わたし、も…!!」
 同時に果て、雛森の中は白濁で満たされた。しばらく余韻を味わった後一気に引き抜かれ横にされると、
小さな体に入りきらないそれがどろりと吐き出された。

「ひゃあ!」
 達したばかりの敏感なそこに、細い指が触れた。驚きと達した後のすっきり感で、理性が少し戻っていた。
「まだボク行けるで?」
 上から重なるようにして顔を覗かれる。唇がつきそうな距離に嫌悪感を覚え、ちらりと藍染に目をやった。
だが信じられないことに藍染は上着を着て、乾ききった筆に手をやっていた。
「借りてええですよね、藍染隊長」
「ああ、いいよ」
 玩具の貸し借りのような問いかけに、雛森が目を見開いた。いや、扱いよりも何よりも、藍染が頷いたことが
胸に突き刺さった。
「嫌です!藍染隊長!」
 叫ぶが、背中は振り返らなかった。そのまま視界は男に奪われ、何度も何度も愛された。いや、愛されたとは言えないだろうか。
その男に愛など無いのだから。
体が痛むのを覚えながら、意識を闇に手放していく。いっそ何も感じなければいいと思った。

 朝、起きると少女は一人だった。衣服は適当に着せられたのが容易く解るほどはだけていて、肌には生々しい
赤い痕が何箇所も残っていた。
(嫌…夢だもん。昨日のは夢なんだもん…)
 雛森は自分の体をぎゅっと抱きしめ、小刻みに震えた。涙は出なかった。
 一先ず会議が優先だと、死覇装を着直した。普段の微笑みを心がけるように頬に触れ、無理やり笑ってみる。
そして駆け出した。遅れては、藍染の顔をつぶしかねない。
(近道しちゃえ)
 ついたてを越え、少女は駆けた。
「え?」
 白く綺麗な塔に赤黒い液体がべったりと付着していた。恐る恐る顔を上げる。

 意識が、消えるかと思った。夢だ。これは夢なのだと言い聞かせる。だがこれが夢ならば、あれは現実になってしまう。
足ががくがくと震え、涙がとどめなく溢れ出した。心臓が叫ぶ。これは現実だと。


 空気を裂く悲痛な叫びが響き渡った。
夕方から失礼します。藍染+市丸×雛森です。

[mente]

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