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ネタ【藍染ディナーショーネタ】

白い部屋の白い扉が軋んだ音を立てて開かれた。
白い男が部屋の中に足を踏み込み、窓の外を見上げる女に声をかける。

「ディナーショーだ。行くぞ」

女、井上織姫は一瞬何を言われたのか分からず、思わず聞き返した。

「…え?」
「え、じゃない。お前は俺の言った事には全て「はい」で答えろと教えた筈だ」
「ディナー…ショー?」
「何度も言わせるな。はいと言え。藍染様が食事をしないお前の事を気遣って、ディナーショーを催すそうだ」

井上織姫はこれ以上何を聞いても無駄だと諦めたのか、部屋から出るウルキオラの後を緩慢に追う。

数分後、井上織姫は神妙な面持ちでディナーショーのテーブルについていた。
ディナーショーと言えばベテラン歌手が生歌を披露、豪華な食事でエンターテイメント満載、といったものを想像していたのだが。
このディナーショーは生徒会の会議にでも使われそうな長い机にエスパーダご一行が揃い踏み、目の前には紅茶といった
「お茶会」状態だったのだ。
中でもマーロ・ニーロなんちゃらとかいうマロニーちゃんみたいな可愛らしい名前の割りにカロリーメイトに酷似した不気味な穴あき仮面をかぶった
人物は異質に思えた。時折仮面の中からズルッとかゴボッという音が聞こえ、彼女は彼の健康を本気で考えた結果、話しかけた。

「あの…大丈夫ですか?」
「心配ナイヨ」

ひとまず安心し、周囲を見渡す。ザエルアポロと名乗ったピンクの髪の男は名前の通りチョコのようだと思った。
人を舐めるように見つめながらニヤニヤとしていて気味が悪い。


「興味深いなぁ…触ってもいいかい?」

次の瞬間ザエルアポロの眼鏡はグシャリと音を立てて持ち主の顔にめり込んだ。
とりあえず治してやろうと両手を広げたが、先ほど彼に眼鏡破壊執行を行った彼女の世話係が無言で睨み付けた為、回復は不発に終わった。
先日腕を治したグリムジョーは面倒臭そうに紅茶に砂糖を投げ込んでいた。
ボチャ、ボチャと響く音と、マロニーの時折出す不気味な音、そして眼鏡を壊されたザエルアポロのうめき声だけが会場を包んでいた時、それは現れた。

盛大なファンファーレといえば説明がつくだろうか。
眩い光と音と共に煙が舞う。
その奥に人影。

「やぁ諸君、よく来てくれゲボァゴハ!!!」

穏やかな声と、賑やかな登場をしたかと思いきや、声の主は盛大に咳き込んだ。
演出に使ったドライアイスの煙を吸いすぎたらしく咳は何度も響き、最終的にカーッという声とペッという音の後、
鈍くベチャという音が響いてディナーショーの間は静まり返った。

「もー無理せんといて下さいよ藍染隊長」
「市丸!お前煙の調節ワザとやっただろう?打ち合わせの時はもっと…こう…フワッとしてたぞ。あ、あと音楽違った!」
「煙にフワッもモコッもありまへん。自分の責任人に押し付けんといて下さいよ。今回のディナーショーやて全然いつものお茶会と変わらへんじゃないですか」
「いいや、ディナーショーだね。…織姫」

その声は穏やかな優しい声ではあったが、根には厭らしい響きがあった。
不気味さを直感的に感じた織姫は全身を強張らせた。

「突然ですが皆さんにはちょっと犯し合いをしてもらいます」
「ちょwww」

真っ先に反応したのはグリムジョーだった。

「俺達はディナーショーに呼ばれたんじゃなかったのか?一体何ワケのわからねーこと言ってんだ!」
「おや、グリムジョー、見たところ君はそういうのが好きなんじゃないのかい?」

市丸がニヤニヤと見つめている。その視線は井上織姫の胸元に向けられているようだった。
白い服に黒の縁取り。誰がデザインしたのかこの服は、胸元を強調した服だった。
豊かな盛り上がりは丸みを帯び、優しげで、彼女と対面した者は戸惑いがちに、視線を泳がせる。
市丸の視線は違っていた。いかにも好色そうな微笑みに本能的な嫌悪感が沸き、井上織姫は目を逸らす。


「藍染様」

一際冷静な声が響き渡った。ウルキオラの声である。

「…恐れながら、お聞かせ下さい。私はディナーショーと伺いました。犯し合いとは一体…」
「ディナーショーさ。君たちが楽しむ姿を私が見ながら食事をする。大変立派な素晴らしい有意義な暇潰しじゃないか」

数分後、室内には13のティーセットと2人の男だけが残っていた。

「あ〜あ」
「何なんだあいつら!こっちがせっかく気を遣って性欲処理をさせてあげようと考えたのに。何て部下思いの神なんd」
「や、あれ普通の反応ちゃいますか?」

部下の意外な反応に、新世界の神は首を傾げたのだった。








以上強制終了。

アイコラ先に進まないんでディナーショーネタにしたが、正直話にならなかった。
相変わらずエロ無しなんで嫌な人はスルーで頼む。

アイコラネタ(?)の続編も一応考えてるんで、また投下しにくるかも。

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